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公開番号2025114520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025010621
出願日2025-01-24
発明の名称プラント運転支援システム及びプログラム格納媒体
出願人株式会社ABEJA,三菱瓦斯化学株式会社
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類G05B 23/02 20060101AFI20250729BHJP(制御;調整)
要約【課題】プラントの運転員に分かりやすく的確な運転支援を提供する。
【解決手段】プラント運転支援システム(POSS)11は、自然言語システム(NLS)13と予測行動システム(PAS)15を備える。NLS13は、自然言語を用いて運転員3と対話型コミュニケーションを行う。PAS15は、プラント1の状況の将来予測53とプラント1に対する推奨操作57を生成する。NLS13が、運転員3との対話型コミュニケーションに応じて、将来予測53又は推奨操作57に基づいた自然言語で表現した説明的メッセージを運転員3に提供する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
プラントの運転員を支援するためのプラント運転支援システムにおいて、
前記運転員とコミュニケーションを行うインターフェースシステムと、
前記プラントの状況を示すプラントデータを入力し、入力された前記プラントデータを用いて前記プラントの将来の状況を示す将来予測を生成し、生成された前記将来予測を用いて前記プラントに対する推奨操作を生成する予測行動システムと、
を備え、
前記インターフェースシステムが、前記予測行動システムから前記将来予測又は前記推奨操作を入力し、前記運転員との前記コミュニケーションを解釈又は分析し、前記コミュニケーションを解釈又は分析した結果に応じて、入力された前記将来予測又は前記推奨操作に基づいたメッセージを生成し、生成された前記メッセージを前記運転員に提供する、
プラント運転支援システム。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
請求項1記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記プラントの運転に関わるデータを管理するデータマネジメントシステムにアクセスすることができ、
前記インターフェースシステムが、入力された前記推奨操作に関連する第1の関連データを、前記データマネジメントシステムから取得し、入力された前記推奨操作と取得された前記第1の関連データを用いて、推奨操作メッセージを作成し、作成された前記推奨操作メッセージを前記運転員に提供する、
プラント運転支援システム。
【請求項3】
請求項1又は2のいずれか一項記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記プラントの運転に関わるデータを管理するデータマネジメントシステムにアクセスすることができ、
前記インターフェースシステムが、入力された前記将来予測に関連する第2の関連データを、前記データマネジメントシステムから取得し、入力された前記推奨操作と取得された前記第2の関連データを用いて、将来予測メッセージを作成し、作成された前記将来予測メッセージを前記運転員に提供する、
プラント運転支援システム。
【請求項4】
請求項1又は2のいずれか一項記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記運転員により作成された問い合わせメッセージを入力し、入力された前記問い合わせメッセージを解釈又は分析し、前記問い合わせメッセージを解釈又は分析した結果に応じて、前記プラントデータを部分的に変更してなる仮のプラントデータを前記予測行動システムに入力し、
前記予測行動システムが、入力された前記仮のプラントデータを用いて、仮の将来予測を生成し、生成された前記仮の将来予測を用いて仮の推奨操作を生成し、
前記インターフェースシステムが、前記予測行動システムから前記仮の将来予測又は前記仮の推奨操作を入力し、入力された前記仮の将来予測又は前記仮の推奨操作に基づいた回答メッセージを生成し、生成された前記回答メッセージを前記運転員に提供する、
プラント運転支援システム。
【請求項5】
請求項4記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記運転員との前記コミュニケーションを解釈又は分析し、前記コミュニケーションを解釈又は分析した結果に応じて、前記仮の将来予測又は前記仮の推奨操作に基づいた前記回答メッセージを生成する、
プラント運転支援システム。
【請求項6】
請求項4記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記プラントの運転に関わるデータを管理するデータマネジメントシステムにアクセスすることができ、
前記インターフェースシステムが、入力された前記仮の将来予想に関連する第3の関連データを、前記データマネジメントシステムから取得し、入力された前記仮の将来予測と取得された前記第3の関連データを用いて、前記回答メッセージを作成する、
プラント運転支援システム。
【請求項7】
請求項4記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記プラントの運転に関わるデータを管理するデータマネジメントシステムにアクセスすることができ、
前記インターフェースシステムが、入力された前記仮の推奨操作に関連する第4の関連データを、前記データマネジメントシステムから取得し、入力された前記仮の推奨操作と取得された前記第4の関連データを用いて、前記回答メッセージを作成する、
プラント運転支援システム。
【請求項8】
請求項1又は2のいずれか一項記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記プラントの運転に関わるデータを管理するデータマネジメントシステムにアクセスすることができ、
前記インターフェースシステムが、前記運転員により作成された運転ログ要求を入力し、前記運転員との前記コミュニケーションを解釈又は分析し、前記コミュニケーションを解釈又は分析した結果に応じて、入力された前記運転ログ要求に関連する第5の関連データを前記データマネジメントシステムから取得し、取得された前記第5の関連データを用いて運転ログメッセージを作成し、作成された前記運転ログメッセージを前記運転員に提供する、
プラント運転支援システム。
【請求項9】
請求項1又は2のいずれか一項記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記予測行動システムが、前記将来予測又は前記推奨操作を生成する方法を事前学習した深層ニューラルネットワークを有し、
前記インターフェースシステムが、前記プラントの運転に関わるデータを管理するデータマネジメントシステムにアクセスすることができ、
前記インターフェースシステムが、前記運転員により作成された運転レビューを入力し、入力された前記運転レビューに関連する第6の関連データを前記データマネジメントシステムから取得し、入力された前記運転レビューと取得された前記第6の関連データを用いて前記予測行動システムのための学習データを作成し、
前記予測行動システムが、作成された前記学習データを用いて、前記深層ニューラルネットワークの再学習を行う、
プラント運転支援システム。
【請求項10】
請求項1又は2のいずれか一項記載のプラント運転支援システムにおいて、
前記インターフェースシステムが、前記運転員が作成した運転ノウハウに関するノウハウメッセージを入力し、入力された前記ノウハウメッセージを解釈又は分析し、前記ノウハウメッセージを解釈又は分析した結果に応じて運転ノウハウを生成し、生成された前記運転ノウハウを前記データマネジメントシステムに登録する、
プラント運転支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化学プラントのようなプラントの運転員を支援するシステムに関し、例えば、人工知能を利用して運転支援を提供するシステムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
プラントの運転を人工知能が自動的に支援する場面が増えることにより、運転員の負担が軽減する。
【0003】
関連する従来技術として、特許文献1に記載のプラント運転支援システムがある。
【0004】
このシステムは、プラントシステムで発生するプラントデータを入力して推論を行なうリアルタイム推論システムと、プラントデータを用いて作成された教師データを入力してリアルタイム推論システムを育成するAI育成システムとを備える。AI育成システムは、推論結果に関する信頼性を評価し、信頼性の評価結果に応じて選択的に、運転員に教師データ作成への関与を要求するノウハウ評価部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-111624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
運転操作の大失敗が許されないプラントにおいて、プラント運転支援システムに望まれることは、可能な限り適切な運転操作の推奨を運転員に提供することである。また、プラント運転支援システムと運転員との間のコミュニケーションは、人と人との間の会話のごとく、運転員にとりできるだけ理解しやすいことが望まれる。
【0007】
本発明の一つの目的は、プラントの運転員に対してより的確な支援を提供するプラント運転支援システムを提供することにある。
【0008】
本発明の別の目的は、運転支援システムと運転員との間のコミュニケーションを運転員にとりより理解しやすくすることにある。
【0009】
本発明の他の目的は、以下の説明の中で明らかにされるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一つの実施形態にかかる、プラントの運転員を支援するためのプラント運転支援システムは、自然言語を用いて前記運転員と対話型コミュニケーションを行う自然言語システムと、前記プラントの状況を示すプラントデータを入力し、入力された前記プラントデータを用いて前記プラントの将来の状況を示す将来予測を生成し、生成された前記将来予測を用いて前記プラントに対する推奨操作を生成する予測行動システムとを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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