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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025115076
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009416
出願日
2024-01-25
発明の名称
密封容器入りサバ類食品、及び密封容器入りサバ類食品の製造方法
出願人
東洋製罐グループホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
17/00 20160101AFI20250730BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 粗脂質の摂取を控えながらタンパク質を摂取しつつ、DHAやEPAなどの機能性成分を効率良く摂取することが可能な密封容器入りサバ類食品を提供する。
【解決手段】 密封容器にサバ類が封入された食品であって、サバ類が小サバであり、密封容器に液体が注入されずにサバ類が加熱殺菌された密封容器入りサバ類食品。この食品は小サバ由来の水分で煮られた煮物である。サバ類の1尾あたりの重量が、300g未満であり、加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを合わせた脂肪酸成分の含有量が1g以上であり、DHAとEPAを含む脂質成分の含有量が5g以下である。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
密封容器にサバ類が封入された食品であって、前記サバ類が小サバであり、前記密封容器に液体が注入されずに前記サバ類が加熱殺菌されたことを特徴とする密封容器入りサバ類食品。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
加熱殺菌により小サバ由来の水分で煮られた煮物であることを特徴とする請求項1記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項3】
前記サバ類の1尾あたりの重量が、300g未満であることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項4】
前記サバ類が、マサバであることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項5】
加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを合わせた脂肪酸成分の含有量が、1g以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項6】
加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを含む脂質成分の含有量が、5g以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項7】
加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを含む脂質成分の含有量に対するDHAとEPAを合わせた脂肪酸成分の含有量の割合が、23%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項8】
加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのタンパク質成分の含有量が、20g以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項9】
前記密封容器が、缶又はプラスチック袋であることを特徴とする請求項1又は2記載の密封容器入りサバ類食品。
【請求項10】
密封容器にサバ類が封入された密封容器入りサバ類食品の製造方法であって、
前記サバ類が小サバであり、
前記サバ類を切断して食塩水に所定時間浸漬し、
前記サバ類を洗浄し、
前記密封容器に液体を注入することなく前記サバ類を前記密封容器に封入し、前記サバ類を加熱殺菌する
ことを特徴とする密封容器入りサバ類食品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サバ類の密封容器入り食品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
サバ缶などの密封容器入りサバ類食品は、タンパク質を豊富に含むだけでなく、機能性成分であるDHAやEPAなどの脂質も含む。
しかし、密封容器入りサバ類食品におけるタンパク質を摂取しながら、DHAやEPAも全量摂取しようとすると、これらの成分以外の粗脂質を含む容器内の液体を全て摂取する必要がある。
そのため、密封容器入りサバ類食品を利用した日常の食事を通じて、脂質を控えながらもDHAやEPAを効率よく摂取したい消費者にとっては、これは大きな負担となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-198587号公報
特開2021-69299号公報
特開平6-78720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明者らは鋭意研究して、粗脂質の摂取を控えながらDHAやEPAを効率よく摂取することが可能な密封容器入りサバ類食品を開発し、本発明を完成させた。
具体的には、小サバを密封容器に封入して液体を注入することなく加熱殺菌し、小サバ由来の水分を用いて煮ることによって、加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを合わせた脂肪酸成分が1g以上であり、かつDHAとEPAを含む脂質成分が5g以下である密封容器入りサバ類食品を製造することに成功した。
【0005】
このような密封容器入りサバ類食品によれば、粗脂質の摂取を控えながらタンパク質を摂取しつつ、DHAやEPAなどの機能性成分を効率良く摂取することが可能となる。
また、規格外の小サバを好適に利用することができるため、フードロスを削減できるという付帯効果を期待することも可能となる。
【0006】
ここで、特許文献1~3には、密封容器入り食品に関する製造方法が開示されており、原料としてサバを使用することも記載されている。
しかしながら、特許文献1の方法は、比較的大きいサイズのサバを調味料と共に煮込んで製造するものであり、上述した本発明の密封容器入りサバ類食品を得ることができるものではなかった。また、特許文献2,3にも小サバを使用することについて記載されておらず、本発明の密封容器入りサバ類食品を得ることができるものではなかった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、粗脂質の摂取を控えながらタンパク質を摂取しつつ、DHAやEPAなどの機能性成分を効率良く摂取することが可能な密封容器入りサバ類食品、及び密封容器入りサバ類食品の製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の密封容器入りサバ類食品は、密封容器にサバ類が封入された食品であって、前記サバ類が小サバであり、前記密封容器に液体が注入されずに加熱殺菌された構成としてある。
また、本発明の密封容器入りサバ類食品を、加熱殺菌により小サバ由来の水分で煮られた煮物である構成とすることが好ましい。
【0009】
また、本発明の密封容器入りサバ類食品を、前記サバ類の1尾あたりの重量が、300g未満である構成とすることが好ましい。
また、本発明の密封容器入りサバ類食品を、前記サバ類が、マサバである構成とすることが好ましい。
【0010】
また、本発明の密封容器入りサバ類食品を、加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを合わせた脂肪酸成分の含有量が、1g以上である構成とすることが好ましい。
また、本発明の密封容器入りサバ類食品を、加熱殺菌後の液体を含む可食部100gあたりのDHAとEPAを含む脂質成分の含有量が、5g以下である構成とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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