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公開番号2025115110
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009457
出願日2024-01-25
発明の名称送風機
出願人リズム株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類F04D 25/08 20060101AFI20250730BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】十分な風量を確保しながらカバーのメンテナンスが容易な送風機を提供する。
【解決手段】サーキュレータは、後側カバー30で覆われた後方インペラ24と前側カバー40で覆われた前方インペラ26とを有する二重反転式のサーキュレータであって、後側カバー30及び前側カバー40は、環状の側面を構成する後側側面部31a及び前側第2部材42と、後側側面部31a及び前側第2部材42の内側に設けられるとともに直線状に平行に延びる複数の後側第1梁状部及び複数の前側第1梁状部41bを有する後側底面部31b及び前側第1部材41と、を有し、サーキュレータの駆動時における下記式(1)で定義される前方インペラ26と後方インペラ24の単位時間当たりにおける回転数比率が、下記式(2)で示される範囲を満たす。 回転数比率=後方インペラの回転数/前方インペラの回転数・・・(1) 1<回転数比率≦1.2・・・(2)
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
送風流路の上流側に設けられるとともに後側カバーで覆われた後方インペラと前記送風流路の下流側に設けられるとともに前側カバーで覆われた前方インペラとを有する二重反転式の送風機であって、
前記後側カバー及び前記前側カバーの少なくとも一方は、環状の側面を構成する側面部と、該側面部の内側に設けられるとともに直線状に平行に延びる複数の第1梁状部を有する底面部と、を有し、
前記送風機の駆動時における下記式(1)で定義される前記前方インペラと前記後方インペラの単位時間当たりにおける回転数比率が、下記式(2)で示される範囲を満たす、送風機。
回転数比率=後方インペラの回転数/前方インペラの回転数・・・(1)
1<回転数比率≦1.2・・・(2)
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記送風機の駆動時における前記後方インペラの1分間当たりにおける回転数が2500回転以下であり、
前記回転数比率が1.1以上である、
請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
前記後側カバー及び前記前側カバーの少なくとも一方は、前記側面部の内側に設けられるとともに複数の前記第1梁状部と略直交するように延びる第2梁状部を有する、
請求項1又は2に記載の送風機。
【請求項4】
複数の前記第1梁状部は、凹状に設けられた第1凹部を有し、
前記第2梁状部は、前記第1凹部に嵌合可能に凹状に設けられた複数の第2凹部を有し、
複数の前記第1梁状部の前記第1凹部の各々が複数の前記第2凹部に略直交するように嵌合されることで、前記第1梁状部と前記第2梁状部が組み付けられている、
請求項3に記載の送風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、送風流路の上流側に設けられる吸気側のインペラと、送風流路の下流側に設けられる排気側のインペラとを備え、排気側のインペラが吸気側のインペラとは逆に回転する二重反転式の送風機が知られている。例えば特許文献1には、第1のインペラを有する吸気側ファンと、第2のインペラを有する排気側ファンとが結合されて構成される二重反転ファンが開示されている。この二重反転ファンでは、第1のインペラの回転数が第2のインペラの回転数よりも大きくされていることで、吸気側ファンの風量を増加させることが可能となり、駆動時の十分な風量を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/17132号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に開示されるような送風機では、駆動時の風量を確保するため、各インペラを覆う各カバーの梁状部分(グリル部分)の形状が放射状に設けられている。しかしながら、梁状部分が放射状に設けられたカバーは、掃除がし難く、メンテナンスが難しいというデメリットがあった。一方で、カバーのメンテナンスが容易なように梁状部分の形状を放射状以外の形状とすると、駆動時に十分な風量を確保できない虞があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、十分な風量を確保しながらカバーのメンテナンスが容易な送風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の送風機は、送風流路の上流側に設けられるとともに後側カバーで覆われた後方インペラと前記送風流路の下流側に設けられるとともに前側カバーで覆われた前方インペラとを有する二重反転式の送風機であって、前記後側カバー及び前記前側カバーの少なくとも一方は、環状の側面を構成する側面部と、該側面部の内側に設けられるとともに直線状に平行に延びる複数の第1梁状部を有する底面部と、を有し、前記送風機の駆動時における下記式(1)で定義される前記前方インペラと前記後方インペラの単位時間当たりにおける回転数比率が、下記式(2)で示される範囲を満たす。
回転数比率=後方インペラの回転数/前方インペラの回転数・・・(1)
1<回転数比率≦1.2・・・(2)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、十分な風量を確保しながらカバーのメンテナンスが容易な送風機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るサーキュレータを前方側から見た全体斜視図である。
実施形態に係るサーキュレータを前方側から見た一部分解斜視図である。
(a)は、実施形態に係るサーキュレータの後側カバーの後面図であり、(b)は、(a)におけるIIIb-IIIb断面の断面図である。
(a)は、実施形態に係るサーキュレータの前側カバーの前面図であり、(b)は、(a)におけるIVb-IVb断面の断面図である。
(a)は、実施形態に係るサーキュレータの後側カバーの後側第1部材を前方側から見た斜視図であり、(b)は、後側カバーの後側第2部材を前方側から見た斜視図である。
(a)は、実施形態に係るサーキュレータの前側カバーの前側第1部材を前方側から見た斜視図であり、(b)は、前側カバーの前側第2部材を前方側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るサーキュレータ(送風機)1は、床面等に置かれる大型のサーキュレータ1であり、設置面に設置される設置部10と、設置部10に支持された送風ヘッド20と、を備えている。送風ヘッド20は、図1に示す右側(後方インペラ24が設けられた側)を送風流路の上流側とし、図1に示す左側(前方インペラ26が設けられた側)を送風流路の下流側として送風する。以下では、送風ヘッド20の上流側をサーキュレータ1の後側、送風ヘッド20の下流側をサーキュレータ1の前側とし、送風ヘッド20を前側から見たときの右側及び左側をサーキュレータ1の右側及び左側として説明する。
【0010】
まず、設置部10について説明する。設置部10は、厚板円板状の円板部12と、円板部12の左右両側から上方に延びる一対の支持アーム14と、を有している。円板部12の上面には、ユーザがサーキュレータ1の電源のオンオフ等を操作するためのタッチパネル12aが設けられている。円板部12の内部には、後方インペラ24及び前方インペラ26の単位時間当たりの回転数を制御する制御部16が設けられている。制御部16による各インペラ24,26の制御態様については、後で説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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