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公開番号2025115367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024218884
出願日2024-12-13
発明の名称プロセスオーケストレーション方法、装置、電子機器及び記憶媒体
出願人知微行易(上海)智能科技有限公司
代理人個人
主分類G06F 9/48 20060101AFI20250730BHJP(計算;計数)
要約【課題】実際の業務における多様化されたタスクの種類を有効に記述可能とし、オーケストレーションエンジンの互換性及び可用性が向上させるプロセスオーケストレーション方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、インターフェースに基づくノード選択操作及びノードパラメータ設定操作に応答して、オーケストレーションを要する業務プロセスを生成し、業務プロセス内のノードの順序に従って、業務プロセス内のノードを順に実行する。可視化されたプロセスオーケストレーションを実現することで、オーケストレーションの効率を向上させ、オーケストレーション難度を低下させ、同期ノード及び非同期ノードの選択がサポートされる。業務プロセスに同期ノードをオーケストレーションすること及び非同期ノードをオーケストレーションすることを可能にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プロセスオーケストレーション方法であって、
インターフェースに基づくノード選択操作及びノードパラメータ設定操作に応答して、オーケストレーションを要する業務プロセスを生成し、前記ノード選択操作において選択がサポートされるノードには同期ノード及び非同期ノードが含まれ、前記同期ノードは、外部動作を待たなくても実行可能なタスクを表し、前記非同期ノードは、外部動作を待たなければ実行不可能なタスクを表すこと、
前記業務プロセス内のノードの順序に従って、前記業務プロセス内の前記ノードを順に実行すること、
を含むことを特徴とする方法。
続きを表示(約 3,200 文字)【請求項2】
前記ノードのプロパティには、ノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子が含まれ、
前記ノード識別子は、前記業務プロセス内の異なるノードを識別するために用いられ、
前記業務プロセスが1回実行されるごとに、1つのフローインスタンスが生成され、前記フローインスタンス識別子は、前記ノードが属するフローインスタンスを識別するために用いられ、
前記フローインスタンスは1つ又は複数のスレッドを含み、前記スレッド識別子は、前記ノードが属するスレッドを識別するために用いられ、前記スレッドは前記フローインスタンス内の並行実行ブランチであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記非同期ノードに対応する外部動作が対象ページ上でユーザがデータを提出する動作である場合、前記非同期ノードを実行するステップは、
前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を取得すること、
前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を連結して前記対象ページのアドレスを生成すること、
前記非同期ノードに対応する外部動作を実行するユーザに対し、予め設定された方式で前記対象ページのアドレスを通知すること、
前記対象ページ上で前記ユーザが提出したデータを受信し、前記データには、業務データ、前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子が含まれること、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フローインスタンス内の各スレッドに対しノードポインタが設けられており、前記ノードポインタは、前記スレッド内で現在実行中のノードを示し、前記対象ページ上で前記ユーザが提出したデータを受信したあと、前記方法は、更に、
前記ユーザが提出したデータから、前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を取得すること、
前記フローインスタンス識別子及び前記スレッド識別子に基づいて対象ノードポインタを特定し、前記対象ノードポインタとは、前記非同期ノードが属するフローインスタンス及びスレッドに対応するノードポインタであること、
前記非同期ノードのノード識別子が、前記対象ノードポインタが示すノードのノード識別子と一致している場合には、引き続き、前記業務プロセス内の前記非同期ノード以降のノードを実行すること、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記対象ページにはフォームページ又は決裁ページが含まれることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記対象ページが編集済みフォームのフォームページである場合には、上記の前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を連結して前記対象ページのアドレスを生成することは、
前記編集済みフォームに対応するフォームインスタンス識別子を取得すること、
前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子、スレッド識別子及び前記フォームインスタンス識別子を連結して前記対象ページのアドレスを生成し、前記フォームインスタンス識別子は、前記編集済みフォームのフォームデータを検索するために用いられ、前記フォームデータは前記対象ページをレンダリングするために用いられること、
を含み、
前記ユーザが前記対象ページ上で提出するデータには、更新後のフォームデータ、前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子、スレッド識別子及び前記フォームインスタンス識別子が含まれることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記非同期ノードに対応する外部動作を実行するユーザへの通知の予め設定された方式は、
第1の方式:前記非同期ノードに対応する外部動作を実行するユーザのユーザ情報を取得し、前記ユーザ情報に基づいて前記ユーザに通知情報を送信し、前記通知情報には前記対象ページのアドレスが含まれ、
第2の方式:前記ユーザのToDoリストを取得し、前記対象ページのアドレスに基づいて対象ToDo事項を生成し、前記対象ToDo事項は、前記対象ページに進むよう前記ユーザに指示するために用いられ、前記対象ToDo事項は前記ユーザのToDoリストに追加され、
第3の方式:前記ユーザのデータリストを取得し、前記対象ページのアドレスに基づいてインタラクションボタンを生成し、前記インタラクションボタンは、前記対象ページに進むよう前記ユーザに指示するために用いられ、前記インタラクションボタンは前記ユーザのデータリストに追加される、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記非同期ノードに対応する外部動作がサードパーティによる対象関数のコールバック動作である場合、前記非同期ノードを実行するステップは、
前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を前記非同期ノードに対応する対象関数の関数識別子と関連付けて記憶すること、
前記サードパーティが提供するインターフェースを呼び出して、前記サードパーティに前記関数識別子を送信すること、
前記サードパーティによる前記関数識別子を利用した前記対象関数の呼び出しに応答して、呼び出された前記対象関数の関数識別子に基づき、前記関数識別子に関連付けて保存されている前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を特定すること、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記フローインスタンス内の各スレッドに対しノードポインタが設けられており、前記ノードポインタは、前記スレッド内で現在実行中のノードを示し、前記関数識別子に関連付けて保存されている前記非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を特定したあと、前記方法は、更に、
前記非同期ノードの前記フローインスタンス識別子及び前記スレッド識別子に基づいて対象ノードポインタを特定し、前記対象ノードポインタとは、前記非同期ノードが属するフローインスタンス及びスレッドに対応するノードポインタであること、
前記非同期ノードのノード識別子が、前記対象ノードポインタが示すノードのノード識別子と一致している場合には、引き続き、前記業務プロセス内の前記非同期ノード以降のノードを実行すること、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ノードにはループノードが含まれ、前記ループノードとは、ループ終了条件を満たすまでループボディ内の子ノードの実行を繰り返す必要のあるノードであり、前記ループノードのパラメータには並行プロパティが含まれ、
前記ループノードまで実行したときに、前記ループノードの並行プロパティが並行実行と設定されている場合には、前記ループノードが属するスレッドの下に、前記ループノードのループ変数が取る値の合計と同じ数の2次スレッドを生成し、前記2次スレッドを用いて、前記ループ変数が各値を取るときのループボディを並行実行し、
前記ループノードまで実行したときに、前記ループノードの並行プロパティが非並行実行と設定されている場合には、前記ループノードが属するスレッドを用いて、ループ変数の変化に従って前記ループボディを繰り返し実行することを特徴とする請求項2に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、コンピュータ応用の技術分野に関し、具体的には、プロセスオーケストレーション方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
プロセスオーケストレーションとは、オーケストレーションエンジンによって、何らかの実行可能プロセスに関連する各タスクを実行順に組み合わせる過程のことである。しかし、現在のオーケストレーションエンジンがオーケストレーション能力に劣っているのに対し、実際の業務プロセスに関連するタスクは多様化していることが多い。そのため、現在のオーケストレーションエンジンでは、実際の業務プロセスにおける多様化したオーケストレーションニーズに適応することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の実施例の目的は、現在のオーケストレーションエンジンでは実際の業務プロセスにおける多様化したオーケストレーションニーズに適応することができず、オーケストレーションエンジンの可用性に劣る、との問題を改善するためのプロセスオーケストレーション方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の局面において、本願の実施例は、プロセスオーケストレーション方法を提供する。当該方法は、インターフェースに基づくノード選択操作及びノードパラメータ設定操作に応答して、オーケストレーションを要する業務プロセスを生成する。ノード選択操作において選択がサポートされるノードには同期ノード及び非同期ノードが含まれる。同期ノードは、外部動作を待たなくても実行可能なタスクを表し、非同期ノードは、外部動作を待たなければ実行不可能なタスクを表す。また、業務プロセス内のノードの順序に従って、業務プロセス内のノードを順に実行する。
【0005】
上記の方法は、プロセスオーケストレーションエンジンに応用可能である。上記の実現過程では、ユーザがインターフェース上でノード選択操作及びノードパラメータ設定操作を実行し、オーケストレーションを要する業務プロセスを生成することで、可視化されたプロセスオーケストレーションが実現される。このオーケストレーション過程では大量のコードを書く必要がないため、プロセスオーケストレーションの効率が向上し、コード構文エラーの確率が低下する。また、業務プロセスのオーケストレーション過程が一般ユーザにとっていっそう視覚的となり、より操作しやすくなる。
【0006】
且つ、ノード選択操作において、選択がサポートされるノードには同期ノード及び非同期ノードが含まれる。即ち、業務プロセスに同期ノードをオーケストレーションして、外部動作を待たなくても実行可能なタスクを実現することも、非同期ノードをオーケストレーションして、外部動作を待たなければ実行不可能なタスクを実現することも可能である(当然ながら、これら2種類のノードを同時にオーケストレーションしてもよい)。これにより、得られる業務プロセスは、実際の業務における多様化されたタスクの種類を有効に記述可能となるため、従来のオーケストレーションエンジンでは実際の業務プロセスのオーケストレーションニーズに適応できないとの課題を改良することができ、オーケストレーションエンジンの互換性及び可用性が向上する。
【0007】
選択的に、本願の実施例において、ノードのプロパティには、ノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子が含まれる。ノード識別子は、業務プロセス内の異なるノードを識別するために用いられる。また、業務プロセスが1回実行されるごとに、1つのフローインスタンスが生成される。フローインスタンス識別子は、ノードが属するフローインスタンスを識別するために用いられる。フローインスタンスは1つ又は複数のスレッドを含む。スレッド識別子は、ノードが属するスレッドを識別するために用いられる。スレッドはフローインスタンス内の並行実行ブランチである。
【0008】
上記の実現過程では、フローインスタンスにスレッドを導入することで、プロセスの実行効率が向上する。且つ、ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子等のプロパティをそれぞれ設定し、業務プロセスの実行過程に関連する異なるエンティティを区別することで、プロセスの実行の正確性及び信頼性を確保するのに有利となる。
【0009】
選択的に、本願の実施例において、非同期ノードに対応する外部動作が対象ページ上でユーザがデータを提出する動作である場合、非同期ノードを実行するステップは、以下を含む。即ち、非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を取得し、非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を連結して対象ページのアドレスを生成する。次に、非同期ノードに対応する外部動作を実行するユーザに対し、予め設定された方式で対象ページのアドレスを通知し、対象ページ上でユーザが提出したデータを受信する。データには、業務データ、非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子が含まれる。
【0010】
上記の実現過程では、非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子を連結して対象ページのアドレスを生成し、対象ページのアドレスをユーザに通知する。これにより、ユーザは、対象ページ上でデータを提出する際に、非同期ノードのノード識別子、フローインスタンス識別子及びスレッド識別子も一緒に提出可能となる。これらの識別子により、非同期ノードが属するフローインスタンスのスレッドを位置決めすることで、非同期ノードの後続のノードを引き続き実行可能となる。即ち、上記の実現過程によれば、実行レベルで非同期ノードのサポートが実現されるため、プロセスオーケストレーションエンジンの互換性及び可用性が有効に強化される。
(【0011】以降は省略されています)

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