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公開番号2025115728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010337
出願日2024-01-26
発明の名称非代替性トークンの付与方法及び付与システム
出願人株式会社Kyuzan,株式会社GameWith NFT
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250731BHJP(計算;計数)
要約【課題】付与数が制限される非代替性トークンを抽選結果に基づいてユーザに付与する場合において、非代替性トークンを適切な付与頻度で付与することができる非代替性トークンの付与方法などを提供する。
【解決手段】第1管理サーバ3では、所定付与期間中において非代替性トークンの当選確率Rが決定され、当選確率Rに基づき、非代替性トークンの抽選が実施され、非代替性トークンの当選が発生した場合、非代替性トークンをユーザに付与するための処理が実行される。当選確率Rは、抽選の実施により非代替性トークンの当選が発生した場合、当選の発生時点から所定付与期間の終了時点までの間において当選の発生時点で未当選分の非代替性トークンの当選が発生するように決定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の非代替性トークンを抽選により所定付与期間中にユーザに付与するために、演算処理装置によって実行される非代替性トークンの付与方法であって、
前記演算処理装置は、
前記所定付与期間中において前記非代替性トークンの当選確率を決定する決定ステップと、
前記所定付与期間中において所定の抽選条件が成立した場合、前記当選確率に基づき、前記非代替性トークンの抽選を実施する抽選ステップと、
当該抽選の実施により前記非代替性トークンの当選が発生した場合、当該非代替性トークンを前記ユーザに付与するための付与処理を実行する付与ステップと、
を実行し、
前記決定ステップでは、前記抽選の実施により前記非代替性トークンの当選が発生した場合、当該当選の発生時点から前記所定付与期間の終了時点までの間において当該当選の発生時点で未当選分の前記非代替性トークンの当選が発生するように、前記当選確率が決定されることを特徴とする非代替性トークンの付与方法。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の非代替性トークンの付与方法において、
前記決定ステップでは、前記複数の非代替性トークンの個数をNとし、前記所定付与期間を複数の抽選期間に分割するとともに、今回の当該抽選期間中の第1時点において前記非代替性トークンの当選が発生した場合、前回の当該抽選期間の開始時点から当該第1時点までの期間を第1演算期間T1とし、当該第1演算期間T1中の前記非代替性トークンの抽選実行回数を第1抽選実行回数C1とし、前記所定付与期間の開始時点から前記第1時点までの前記非代替性トークンの当選回数を第1当選回数Nt1とし、前記第1時点から前記所定付与期間の終了時点までの期間を第1残り付与期間Tr1とし、前記当選確率をRとしたときに、下式(1)により、当該当選確率Rが算出されることを特徴とする非代替性トークンの付与方法。
R={(N-Nt1)・T1}/(C1・Tr1) ・・・(1)
【請求項3】
請求項2に記載の非代替性トークンの付与方法において、
前記決定ステップでは、前記複数の非代替性トークンの個数をNとし、前記所定付与期間を複数の抽選期間に分割するとともに、当該複数の抽選期間のうちの最初の抽選期間中の第2時点において前記非代替性トークンの当選が発生した場合、当該最初の抽選期間の開始時点から当該第2時点までの期間を第2演算期間T2とし、当該第2演算期間T2中の前記非代替性トークンの抽選実行回数を第2抽選実行回数C2とし、前記最初の抽選期間の開始時点から前記第2時点までの前記非代替性トークンの当選回数を第2当選回数Nt2とし、前記第2時点から前記所定付与期間の終了時点までの期間を第2残り付与期間Tr2とし、前記当選確率をRとしたときに、下式(2)により、当該当選確率Rが算出されることを特徴とする非代替性トークンの付与方法。
R={(N-Nt2)・T2}/(C2・Tr2) ・・・(2)
【請求項4】
請求項2又は3に記載の非代替性トークンの付与方法において、
前記決定ステップでは、前記複数の非代替性トークンの個数をNとし、前記所定付与期間を複数の抽選期間に分割し、当該複数の抽選期間のうちのいずれか1つの抽選期間を第3演算期間T3とし、当該抽選期間T3中の前記非代替性トークンの抽選実行回数を第3抽選実行回数C3とし、前記所定付与期間の開始時点から前記第3演算期間T3の終了時点である第3時点までの前記非代替性トークンの当選回数を第3当選回数Nt3とし、前記第3時点から前記所定付与期間の終了時点までの期間を第3残り付与期間Tr3とし、前記当選確率をRとした場合、前記第3演算期間T3の終了時点において、下式(3)により、前記当選確率Rが算出されることを特徴とする非代替性トークンの付与方法。
R={(N-Nt3)・T3}/(C3・Tr3) ・・・(3)
【請求項5】
請求項1に記載の非代替性トークンの付与方法において、
前記決定ステップでは、前記複数の非代替性トークンの個数をNとし、前記所定付与期間中の第4時点において前記非代替性トークンの当選が発生した場合、当該所定付与期間の開始時点から当該第4時点までの期間を第4演算期間T4とし、当該第4演算期間T4中の前記非代替性トークンの抽選実行回数を第4抽選実行回数C4とし、前記所定付与期間の開始時点から前記第4時点までの前記非代替性トークンの当選回数を第4当選回数Nt4とし、前記第4時点から前記所定付与期間の終了時点までの期間を第4残り付与期間Tr4とし、前記当選確率をRとしたときに、下式(4)により、当該当選確率Rが算出されることを特徴とする非代替性トークンの付与方法。
R={(N-Nt4)・T4}/(C4・Tr4) ・・・(4)
【請求項6】
複数の非代替性トークンを抽選により所定付与期間中にユーザに付与するための非代替性トークンの付与システムであって、
前記所定付与期間中において前記非代替性トークンの当選確率を決定する決定部と、
前記所定付与期間中において所定の抽選条件が成立した場合、前記当選確率に基づき、前記非代替性トークンの抽選を実施する抽選部と、
当該抽選の実施により前記非代替性トークンの当選が発生した場合、当該非代替性トークンを前記ユーザに付与するための付与処理を実行する付与部と、
を備え、
前記決定部では、前記抽選の実施により前記非代替性トークンの当選が発生した場合、当該当選の発生時点から前記所定付与期間の終了時点までの間において当該当選の発生時点で未当選分の前記非代替性トークンの当選が発生するように、前記当選確率が決定されることを特徴とする非代替性トークンの付与システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)を抽選結果に基づいてユーザに付与する非代替性トークンの付与方法及び付与システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、非代替性トークンをユーザに付与する付与方法として、特許文献1に記載されたものが知られている。この付与方法では、ゲーム実行中の抽選結果に基づき、5種類のゲームキャラクタが非代替性トークンとして互いに異なる抽選確率でユーザに付与される。なお、本明細書における「非代替性トークンをユーザに付与する」ことは、非代替性トークンのトランザクション情報において、ユーザの情報(ユーザID又はユーザアドレスなど)が所有者の情報としてブロックチェーンに登録された状態になるとともに、ユーザが非代替性トークンを所有して利用可能な状態になることを意味する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7197822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非代替性トークンが抽選によってユーザに付与される場合、以下の理由により、非代替性トークンの付与数と付与頻度を適切なバランスに設定することが望まれる。すなわち、非代替性トークンの場合、そのトランザクション情報をブロックチェーンに登録する際に費用が発生する関係上、付与数が多い場合、ランニングコストの上昇を招いてしまう。
【0005】
また、非代替性トークンがゲームキャラクタやゲーム内で使用可能なアイテムなどのゲーム媒体である場合、ゲーム媒体が所定期間中にユーザに高頻度で付与された場合、ゲーム媒体の貴重性が低下することにより、抽選に対するユーザの興趣が低下してしまい、結果的に、ゲームに対するユーザの興趣が低下してしまうことになる。これとは逆に、ゲーム媒体が所定期間中にユーザに付与される頻度が極めて低い場合にも、抽選に対するユーザの興趣が低下してしまうことになる。
【0006】
これに対して、上記特許文献1の付与方法の場合、5種類のキャラクタが設定済みの抽選確率に基づいて付与される関係上、所定期間中のキャラクタの付与頻度がばらついてしまうおそれがある。例えば、キャラクタの付与頻度が所定期間中に一時的に極めて高い状態になってしまった場合には、その後から所定期間の終了時点までの間、キャラクタの付与頻度が極めて低い状態になってしまうおそれがある。一方、上記とは逆に、キャラクタの付与頻度が所定期間中に極めて低い状態になってしまった場合には、所定期間の終了時点で多数のキャラクタが付与されない状態で残ってしまうおそれがある。
【0007】
以上の問題は、ゲーム媒体を付与する場合に限らず、アトラクションなどにおいて、非代替性トークンを抽選結果に基づいてユーザに付与する場合にも同様に発生する。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、付与数が制限される非代替性トークンを抽選結果に基づいてユーザに付与する場合において、非代替性トークンを適切な付与頻度で付与することができる非代替性トークンの付与方法などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数の非代替性トークンを抽選により所定付与期間中にユーザに付与するために、演算処理装置によって実行される非代替性トークンの付与方法であって、演算処理装置は、所定付与期間中において非代替性トークンの当選確率を決定する決定ステップと、所定付与期間中において所定の抽選条件が成立した場合、当選確率に基づき、非代替性トークンの抽選を実施する抽選ステップと、抽選の実施により非代替性トークンの当選が発生した場合、非代替性トークンをユーザに付与するための付与処理を実行する付与ステップと、を実行し、決定ステップでは、抽選の実施により非代替性トークンの当選が発生した場合、当選の発生時点から所定付与期間の終了時点までの間において当選の発生時点で未当選分の非代替性トークンの当選が発生するように、当選確率が決定されることを特徴とする。
【0010】
この非代替性トークンの付与方法によれば、所定付与期間中において所定の抽選条件が成立した場合、当選確率に基づき、非代替性トークンの抽選が実施され、この抽選の実施により非代替性トークンが当選した場合、非代替性トークンをユーザに付与するための付与処理が実行される。この当選確率は、抽選の実施により非代替性トークンの当選が発生した場合、当選の発生時点から所定付与期間の終了時点までの間において当選の発生時点で未当選分の非代替性トークンの当選が発生するように決定される。それにより、当選の発生時点において、未当選の非代替性トークンが多い場合には、抽選時に未当選分の非代替性トークンが当選する確率が高くなる一方、当選の発生時点において、未当選の非代替性トークンが少ない場合には、抽選時に未当選分の非代替性トークンの当選確率が低くなる。その結果、ユーザによる抽選頻度が不規則な場合でも、所定付与期間の全体にわたって、非代替性トークンを適切な付与頻度でユーザに付与することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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