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公開番号
2025131351
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024029040
出願日
2024-02-28
発明の名称
フロートガラスの検査方法及び検査装置
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G01N
21/896 20060101AFI20250902BHJP(測定;試験)
要約
【課題】フロートガラスを製造する工程において、ガラスリボンの耳部における欠陥を高精度に検出できるフロートガラスの検査方法及び検査装置を提供する。
【解決手段】フロートバスから連続的に送り出され、搬送される帯状のガラスリボンGRの側縁部分からなる耳部Gyにおける欠陥Dを検出する検査方法であって、ガラスリボンGRの一方の主面である表面に沿って耳部Gyに光を照射し、耳部Gyへの光の照射箇所を表面側から撮影し、撮影した耳部Gyの画像データに基づいて耳部Gyにおける欠陥を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フロートバスから連続的に送り出され、搬送される帯状のガラスリボンの側縁部分からなる耳部における欠陥を検出する検査方法であって、
前記ガラスリボンの一方の主面に沿って前記耳部に光を照射し、
前記耳部への光の照射箇所を前記一方の主面側から撮影し、
撮影した前記耳部の画像データに基づいて前記耳部における欠陥を検出する、
フロートガラスの検査方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記耳部へ照射する光として拡散光を照射する、
請求項1に記載のフロートガラスの検査方法。
【請求項3】
前記耳部に対して搬送路の幅方向の両側から前記ガラスリボンの主面に沿って光を照射する、
請求項1に記載のフロートガラスの検査方法。
【請求項4】
前記ガラスリボンの主面に対して交わる方向から前記耳部を撮影する、
請求項1に記載のフロートガラスの検査方法。
【請求項5】
前記耳部における前記一方の主面に対向する他方の主面側に濃色の背景部を配置した状態で、前記耳部を撮影する、
請求項1~4のいずれか一項に記載のフロートガラスの検査方法。
【請求項6】
フロートバスから連続的に送り出され、搬送される帯状のガラスリボンの側縁部分からなる耳部における欠陥を検出する検査装置であって、
前記ガラスリボンの一方の主面に沿って前記耳部に光を照射する照明と、
前記耳部への光の照射箇所を前記一方の主面側から撮影するカメラと、
前記カメラの画像データに基づいて前記耳部における欠陥を検出する検査部と、
を備える、
フロートガラスの検査装置。
【請求項7】
前記照明は、前記耳部へ拡散光を照射する拡散照明である、
請求項6に記載のフロートガラスの検査装置。
【請求項8】
複数の前記照明を備え、前記耳部に対して搬送方向の両側から前記ガラスリボンの主面に沿って光を照射する、
請求項6に記載のフロートガラスの検査装置。
【請求項9】
前記カメラは、前記ガラスリボンの主面に対して交わる方向から前記耳部を撮影する、
請求項6に記載のフロートガラスの検査装置。
【請求項10】
前記耳部における前記カメラと反対側に濃色の背景部が配置されている、
請求項6~9のいずれか一項に記載のフロートガラスの検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロートガラスの検査方法及び検査装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、溶融炉からフロートバス内の溶融金属上に溶融ガラスを供給し、溶融金属上で溶融ガラスを流動させながらガラスリボンに成形するフロートガラスの製造方法が開示されている。この製造方法では、ガラスリボンの幅方向の両側縁部分に対向配置させたトップロールによってガラスリボンを下流側に送り出すとともに、ガラスリボンの幅が表面張力によって狭まるのを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-66548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の製造方法では、ガラスリボンは、トップロールとの接触によって微細な凹凸が生じた側縁部分からなる耳部を切り落として製品とし、この製品部分について、光学的な検査装置によって泡や異物等の欠陥の有無を検査する。
【0005】
ところで、製品にするまでの工程で切り落とされる耳部における泡や異物等の欠陥は、製品部分にほとんど影響しないと考えられていたが、この耳部に欠陥が多く発生している場合、耳部以外の製品部分にも何らかの影響があることが判明した。このため、この耳部の欠陥の有無を検査することが望ましい。
【0006】
しかし、耳部にはトップロールとの接触による微細な凸凹があるため、凹凸のない平滑面を有する製品部分を検査する検査装置では、誤検出が生じてしまい、精度良く欠陥を検出することが困難である。
【0007】
そこで本発明は、フロートガラスを製造する工程において、ガラスリボンの耳部における欠陥を高精度に検出できるフロートガラスの検査方法及び検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は下記構成からなる。
(1) フロートバスから連続的に送り出され、搬送される帯状のガラスリボンの側縁部分からなる耳部における欠陥を検出する検査方法であって、
前記ガラスリボンの一方の主面に沿って前記耳部に光を照射し、
前記耳部への光の照射箇所を前記一方の主面側から撮影し、
撮影した前記耳部の画像データに基づいて前記耳部における欠陥を検出する、
フロートガラスの検査方法。
【0009】
(2) フロートバスから連続的に送り出され、搬送される帯状のガラスリボンの側縁部分からなる耳部における欠陥を検出する検査装置であって、
前記ガラスリボンの一方の主面に沿って前記耳部に光を照射する照明と、
前記耳部への光の照射箇所を前記一方の主面側から撮影するカメラと、
前記カメラの画像データに基づいて前記耳部における欠陥を検出する検査部と、
を備える、
フロートガラスの検査装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フロートガラスを製造する工程において、ガラスリボンの耳部における欠陥を高精度に検出できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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