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公開番号2025115839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010523
出願日2024-01-26
発明の名称検査装置及びカメラモジュールの製造方法
出願人シャープセンシングテクノロジー株式会社
代理人弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類G01N 21/958 20060101AFI20250731BHJP(測定;試験)
要約【課題】カメラモジュールに用いられる光学部材に異物に異物が付着しているか否かを適切に検査することができる検査装置及びメラモジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】検査装置は、カメラモジュールに備えられる光学部材を着脱することができる着脱部と、前記光学部材を透過する光を発する光源と、前記光学部材を透過した透過光により結像された、異物の影を含む像を撮像する撮像素子と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
カメラモジュールに用いられる光学部材を着脱することができる着脱部と、
前記光学部材を透過する光を発する光源と、
前記光学部材を透過した透過光により結像された、異物の影を含む像を撮像する撮像素子と、
を備える検査装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記影は、デフォーカス像である
請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記撮像素子は、前記像に応じた画像データを出力し、
前記画像データに基づいて前記異物が前記光学部材に付着した付着異物であるか否かを判定する処理部を備える
請求項1又は2に記載の検査装置。
【請求項4】
前記光学部材を変位させる変位機構を備え、
前記画像データに基づいて前記異物が前記付着異物であるか否かを判定することは、前記変位機構に前記光学部材を変位させ、前記変位機構に前記光学部材を変位させる前に前記撮像素子により出力された第1の画像データ及び前記光学部材を変位させた後に前記撮像素子により出力された第2の画像データに基づいて前記異物が前記付着異物であるか否かを判定することを含む
請求項3に記載の検査装置。
【請求項5】
前記第1の画像データ及び前記第2の画像データに基づいて前記異物が前記付着異物であるか否かを判定することは、前記第1の画像データ及び前記第2の画像データから前記影の第1の位置及び第2の位置をそれぞれ特定し、前記第2の位置が前記第1の位置と異なる場合に前記異物が前記付着異物であると判定し、前記第2の位置が前記第1の位置と同じ場合に前記異物が前記付着異物でないと判定することを含む
請求項4に記載の検査装置。
【請求項6】
前記変位機構は、前記光学部材を吸着している状態と前記光学部材を吸着していない状態との切り替えを行って前記光学部材を変位させる吸着機構を備える
請求項4に記載の検査装置。
【請求項7】
前記光を透過させ光軸を有するレンズを備え、
前記変位機構は、前記光学部材を支持する支持機構と、前記光軸と垂直をなす方向又は前記光軸と平行をなす方向へ前記支持機構を変位させて前記光学部材を変位させる駆動機構と、を備える
請求項4に記載の検査装置。
【請求項8】
前記光学部材は、光軸を有するレンズであり、
前記変位機構は、前記レンズを保持するレンズソケットと、前記光軸を中心として前記レンズソケットを回転させて前記光学部材を変位させる駆動機構と、を備える
請求項4に記載の検査装置。
【請求項9】
前記光学部材は、第1の光学部材であり、
第2の光学部材と、前記第2の光学部材を変位させる変位機構と、を備え、
前記画像データに基づいて前記異物が前記付着異物であるか否かを判定することは、前記変位機構に前記第2の光学部材を変位させ、前記変位機構に前記第2の光学部材を変位させる前に前記撮像素子により出力された第1の画像データ及び前記変位機構に前記第2の光学部材を変位させた後に前記撮像素子により出力された第2の画像データに基づいて前記異物が前記付着異物であるか否かを判定することを含む
請求項3に記載の検査装置。
【請求項10】
前記第1の画像データ及び前記第2の画像データに基づいて前記異物が前記付着異物であるか否かを判定することは、前記第1の画像データ及び前記第2の画像データから前記影の第1の位置及び第2の位置をそれぞれ特定し、前記第1の位置が前記第2の位置と異なる場合に前記異物が前記付着異物でないと判定し、前記第1の位置が前記第2の位置と同じ場合に前記異物が前記付着異物である判定することを含む
請求項9に記載の検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検査装置及びカメラモジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、レンズ欠陥検査装置を開示する。当該レンズ欠陥検査装置においては、エア噴射前のレンズの撮像データが記憶される。また、噴射されたエアによりレンズの表面又は裏面に付着している異物が吹き飛ばされる。また、エア噴射後のレンズの撮像データが記憶される。また、エア噴射前の撮像データで欠陥が検出されたもののエア噴射後の撮像データで異物が検出されなかった場合は、欠陥がレンズに付着した異物でありエアにより除去されたと判定される。レンズは、レンズの表面又は裏面に付着した異物の明暗がはっきりとした状態で撮像される(段落0014,0028,0030,0031及び0032)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-179898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カメラモジュールにおいては、レンズ、赤外線カットフィルタ等の光学部材を透過した透過光が撮像素子上に像を結像し、結像された像が撮像素子により撮像される。このため、光学部材に付着した異物に焦点が合わられることはない。このため、光学部材に異物が付着しているか否かが検査される場合に光学部材に付着した異物に焦点が合わせられたときは、カメラモジュールにおいて問題とならない異物が検出される可能性がある。
【0005】
本開示の一態様は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、カメラモジュールに用いられる光学部材に異物が付着しているか否かを適切に検査することができる検査装置及びメラモジュールの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様の検査装置は、カメラモジュールに用いられる光学部材を着脱することができる着脱部と、前記光学部材を透過する光を発する光源と、前記光学部材を透過した透過光により結像された、異物の影を含む像を撮像する撮像素子と、を備える。
【0007】
本開示の第2の態様のカメラモジュールの製造方法は、a)本開示の第1の態様の検査装置を用い、前記検査装置における、前記光学部材を含む第1の複数の光学部材の光学配置を、前記カメラモジュールに備えられる、前記光学部材を含む第2の複数の光学部材の光学配置と同等にして、前記光学部材を検査する工程と、b)工程a)の後に、前記カメラモジュールを組み立てる工程と、を備える。
【0008】
本開示の第3の態様のカメラモジュールの製造方法は、a)本開示の第1の態様の検査装置を用いて前記光学部材を検査する工程と、b)工程a)の後に、前記カメラモジュールを組み立てる工程と、c)工程b)の後に、カメラモジュール検査装置を用い、前記カメラモジュール検査装置における検査条件を前記検査装置における検査条件と同等にして、前記カメラモジュールを検査する工程と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の検査装置及び当該検査装置を用いて検査される赤外線カットフィルタ(IRCF)を模式的に図示する図である。
第1実施形態の検査装置に備えられる支持台及び載置台、並びに当該検査装置を用いて検査されるIRCFを模式的に図示する斜視図である。
第1実施形態の検査装置を用いて行われるIRCFの検査の流れを示すフローチャートである。
第1実施形態の検査装置に備えられる処理部により行われる、異物がIRCFに付着した付着異物であるか否かの判定の内容を示す図である。
第1実施形態の検査装置を用いて検査されたIRCFを備えるカメラモジュールの製造の流れを示すフローチャートである。
第1実施形態の検査装置を用いて検査されたIRCFを備えるカメラモジュールにおけるレンズ、IRCF及び撮像素子の光学配置を模式的に図示する断面図である。
第2実施形態の検査装置及び当該検査装置を用いて検査されるIRCFを模式的に図示する図である。
第3実施形態の検査装置及び当該検査装置を用いて検査されるレンズを模式的に図示する図である。
第3実施形態の検査装置に備えられるレンズソケット、回転ステージ及び回転ステージ載置台、並びに当該検査装置を用いて検査されるレンズを模式的に図示する斜視図である。
第3実施形態の検査装置を用いて行われるレンズの検査の流れを示すフローチャートである。
第3実施形態の検査装置を用いて検査されたレンズを備えるカメラモジュールの製造の流れを示すフローチャートである。
第3実施形態の検査装置を用いて検査されたレンズを備えるカメラモジュールにおけるレンズ、IRCF及び撮像素子の光学配置を模式的に図示する断面図である。
第4実施形態の検査装置及び当該検査装置を用いて検査されるIRCFを模式的に図示する図である。
第4実施形態の検査装置を用いて行われるIRCFの検査の流れを示すフローチャートである。
第4実施形態の検査装置に備えられる処理部により行われる、異物がIRCFレンズに付着した付着異物であるか否かの判定の内容を示す図である。
第5実施形態の検査装置及び当該検査装置を用いて検査されるIRCFを模式的に図示する図である。
第5実施形態の検査装置に備えられるガラスカバーを模式的に図示する断面図である。
第6実施形態の検査装置及び当該検査装置を用いて検査されるIRCFを模式的に図示する図である。
第6実施形態の検査装置を用いて行われるIRCFの検査の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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