TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025115901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010607
出願日2024-01-26
発明の名称電動線材縦裂機
出願人株式会社MKエレクトロニクス
代理人個人
主分類H02G 1/12 20060101AFI20250731BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】芯材をキズ付けることなく、線材の被覆を線材長手方向の縦に裂くことができる、電動線材縦裂機を提供する。
【解決手段】芯材を被覆した線材を挟持したうえで回転して連続移動させる送り機構と、
前記送り機構で挟持された位置の前記線材に、上下方向に配置した上刃と下刃で一部被覆を切断せずに残して前記連続移動に伴って前記被覆にスリットを切り込むスリット機構と、
前記スリット機構の下流で前記被覆の左側と右側を別々に挟持したうえで回転して連続的に引き出しする引張機構と、
からなることを特徴とする電動線材縦裂機の構成とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
芯材を被覆した線材を挟持したうえで回転して連続移動させる送り機構と、
前記送り機構で挟持された位置の前記線材に、上下方向に配置した上刃と下刃で一部被覆を切断せずに残して前記連続移動に伴って前記被覆にスリットを切り込むスリット機構と、
前記スリット機構の下流で前記被覆の左側と右側を別々に挟持したうえで回転して連続的に引き出しする引張機構と、
からなることを特徴とする電動線材縦裂機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記送り機構が、
前記線材の左側から押圧し回転可能な左ローラを備える左押圧送りユニットと、
前記線材の右側から押圧し回転可能な右ローラを備える右押圧送りユニットとからなり、
前記左ローラと前記右ローラとが、それぞれ複数で且つ対向配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。
【請求項3】
前記左押圧送りユニット及び前記右押圧送りユニットが、それぞれ一体で移動し、前記線材の太さに応じて挟持幅可変であることを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。
【請求項4】
前記上刃と前記下刃とが、それぞれ複数対で且つ対向配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。
【請求項5】
前記スリット機構が、前記上刃を保持する上ホルダと、前記下刃を保持する下ホルダを備え、前記線材の太さに応じて幅可変で、前記上刃が前記上ホルダに、前記下刃が前記下ホルダに挿抜可能で前記被覆の厚さに応じて前記スリットの深さ可変であることを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。
【請求項6】
前記上刃による前記被覆の前記スリットに先端が挟まる先端に向けテーパー状の上クサビと、前記下刃による前記被覆の前記スリットに先端が挟まる先端に向けテーパー状の下クサビを配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。
【請求項7】
前記引張機構が、
前記被覆の左切断片を挟持しつつ回転により前記左切断片を引き出す第一左ローラ及び第一右ローラを備える左挟持回転ユニットと、
前記被覆の右切断片を挟持しつつ回転により前記右切断片を引き出す第二左ローラ及び第二右ローラを備える右挟持回転ユニットと、
からなることを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。
【請求項8】
前記上刃と前記下刃の、前記線材の送り方向下流側に、前記左挟持回転ユニット及び前記右挟持回転ユニットに前記線材の前記被覆を左右に縦裂きされた左切断片と右切断片を誘導する後ガイドを配置したことを特徴とする請求項7に記載の電動線材縦裂機。
【請求項9】
前記後ガイドは、前記上クサビと前記下クサビの前記線材の送り方向下流側に固定した、下流に向かって末広がりのハの字プレートであることを特徴とする請求項1に記載の電動線材縦裂機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、芯材をキズ付けることなく、線材の被覆を線材長手方向の縦に裂くことができる、電動線材縦裂機に関する発明である。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
ここで、線材とは、1本の金属の芯材をゴム、樹脂で被覆する電線、複数本の芯材、複数本の被覆された芯材(撚線)、それらをシートなどでカバーしたうえでさらにゴム、樹脂で被覆するケーブルなど、金属線をゴム、樹脂などで被覆した線を意味するものである。
【0003】
線材を線材の長手方向の縦に裂く器具として、特許文献1,非特許文献1,2に示すような手動の線材縦裂機が流通している。
【0004】
手動の線材縦裂機では、厚い被覆のカットが容易でないこと、怪我をする危険性があること、効率的でないことなどが問題であった。そして、多数本の処理、また長尺縦裂きには、全く向かない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-60871公報
【非特許文献】
【0006】
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=2OC5JVoNjgI
https://ja.aliexpress.com/item/32615753879.html?src=google&src=google&albch=shopping&acnt=494-037-6276&slnk=&plac=&mtctp=&albbt=Google_7_shopping&albagn=888888&isSmbAutoCall=false&needSmbHouyi=false&albcp=19213787740&albag=&trgt=&crea=ja32615753879&netw=x&device=c&albpg=&albpd=ja32615753879&gad_source=1&gclid=Cj0KCQiA4Y-sBhC6ARIsAGXF1g4lAmARJr7l12o15INhz-voJka3d4k6D7INsJA-pRhcI-zy7NZQcbIaAoVLEALw_wcB&gclsrc=aw.ds&aff_fcid=b2bf00601c494b1181dd646adcc6e49f-1703219458711-02043-UneMJZVf&aff_fsk=UneMJZVf&aff_platform=aaf&sk=UneMJZVf&aff_trace_key=b2bf00601c494b1181dd646adcc6e49f-1703219458711-02043-UneMJZVf&terminal_id=901820824bbe4fd29ddcfc60db421f50&afSmartRedirect=y
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本願出願は、芯材をキズ付けることなく、線材の被覆を線材長手方向の縦に裂くことができる、電動線材縦裂機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するために、
(1)
芯材を被覆した線材を挟持したうえで回転して連続移動させる送り機構と、
前記送り機構で挟持された位置の前記線材に、上下方向に配置した上刃と下刃で一部被覆を切断せずに残して前記連続移動に伴って前記被覆にスリットを切り込むスリット機構と、
前記スリット機構の下流で前記被覆の左側と右側を別々に挟持したうえで回転して連続的に引き出しする引張機構と、
からなることを特徴とする電動線材縦裂機。
(2)
前記送り機構が、
前記線材の左側から押圧し回転可能な左ローラを備える左押圧送りユニットと、
前記線材の右側から押圧し回転可能な右ローラを備える右押圧送りユニットとからなり、
前記左ローラと前記右ローラとが、それぞれ複数で且つ対向配置されることを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
(3)
前記左押圧送りユニット及び前記右押圧送りユニットが、それぞれ一体で移動し、前記線材の太さに応じて挟持幅可変であることを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
(4)
前記上刃と前記下刃とが、それぞれ複数対で且つ対向配置されることを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
(5)
前記スリット機構が、前記上刃を保持する上ホルダと、前記下刃を保持する下ホルダを備え、前記線材の太さに応じて幅可変で、前記上刃が前記上ホルダに、前記下刃が前記下ホルダに挿抜可能で前記被覆の厚さに応じて前記スリットの深さ可変であることを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
(6)
前記上刃による前記被覆の前記スリットに先端が挟まる先端に向けテーパー状の上クサビと、前記下刃による前記被覆の前記スリットに先端が挟まる先端に向けテーパー状の下クサビを配置したことを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
(7)
前記引張機構が、
前記被覆の左切断片を挟持しつつ回転により前記左切断片を引き出す第一左ローラ及び第一右ローラを備える左挟持回転ユニットと、
前記被覆の右切断片を挟持しつつ回転により前記右切断片を引き出す第二左ローラ及び第二右ローラを備える右挟持回転ユニットと、
からなることを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
(8)
前記上刃と前記下刃の、前記線材の送り方向下流側に、前記左挟持回転ユニット及び前記右挟持回転ユニットに前記線材の前記被覆を左右に縦裂きされた左切断片と右切断片を誘導する後ガイドを配置したことを特徴とする(7)に記載の電動線材縦裂機。
(9)
前記後ガイドは、前記上クサビと前記下クサビの前記線材の送り方向下流側に固定した、下流に向かって末広がりのハの字プレートであることを特徴とする(1)に記載の電動線材縦裂機。
の構成とした。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、上記構成であるので、以下の効果を奏する。即ち、芯材をキズ付けることなく、線材の被覆を線材長手方向の縦に裂くことができる、電動線材縦裂機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電動線材縦裂機の斜視図模式図である。
電動線材縦裂機による線材の縦裂き時の平面模式図である。
電動線材縦裂機による線材の縦裂き時のスリット機構の側面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
充電制御システム
7日前
個人
発電装置
15日前
株式会社ナユタ
電源装置
7日前
個人
電流制御形AC-DC電源
14日前
キヤノン株式会社
電源装置
15日前
スズキ株式会社
移動システム
7日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
10日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
10日前
富士電機株式会社
整流装置
今日
個人
回転力発生装置
13日前
株式会社ダイヘン
給電装置
8日前
ダイハツ工業株式会社
グロメット
6日前
ミツミ電機株式会社
電源回路
16日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
16日前
株式会社デンソー
携帯機
6日前
富士電機株式会社
電力変換装置
10日前
個人
延線補助具
13日前
株式会社アイシン
駆動装置
6日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
2日前
本田技研工業株式会社
回転電機
15日前
三浦工業株式会社
電力供給システム
16日前
株式会社TMEIC
出力制御装置
2日前
株式会社日立製作所
回転電機
9日前
株式会社アイシン
電力変換装置
1日前
株式会社アイシン
電力変換装置
1日前
株式会社TMEIC
電力変換装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
14日前
株式会社デンソー
電力変換装置
10日前
株式会社明電舎
回転電機
6日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
日産自動車株式会社
電力変換装置
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
株式会社デンソー
モータ制御装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
電動機の冷却構造
10日前
株式会社アイシン
非接触充電装置
15日前
株式会社ミツバ
ブラシレスモータ
7日前
続きを見る