TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025118037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013097
出願日
2024-01-31
発明の名称
電力変換装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
7/12 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】バルクコンデンサに発生するリプルを小さくすることができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置1は、交流電源2に接続されたAC/DCコンバータ回路10と、AC/DCコンバータ回路10の出力端子に並列接続されたバルクコンデンサC1と、バルクコンデンサC1に並列接続された入力端子とバッテリ3に接続される出力端子とを有するDC/DCコンバータ回路20と、バルクコンデンサC1に並列接続された入力端子と交流電力出力部4に接続された出力端子とを有するDC/ACインバータ回路30と、制御回路40とを備える。制御回路40は、交流電源2の交流電圧V1を観測し、DC/ACインバータ回路30が出力する交流電圧V2を交流電源2の交流電圧V1に応じて制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電源の交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ回路と、
前記AC/DCコンバータ回路の出力端子に並列接続されたバルクコンデンサと、
前記バルクコンデンサに並列接続された入力端子とバッテリに並列接続される出力端子とを有し、直流電力の電圧変換を行うDC/DCコンバータ回路と、
前記バルクコンデンサに並列接続された入力端子と交流電力出力部に並列接続された出力端子とを有し、直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータ回路と、
前記AC/DCコンバータ回路と前記DC/DCコンバータ回路と前記DC/ACインバータ回路とを制御する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記交流電源の交流電圧を観測し、前記DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を前記交流電源の交流電圧に応じて制御する、
電力変換装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記制御回路は、前記バルクコンデンサに流れる電流の実効値を検出し、検出した電流の実効値が所定の閾値電流を超えたと判断した場合に、前記交流電源の交流電圧を観測し、前記DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を前記交流電源の交流電圧に応じて制御する、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記制御回路は、前記バルクコンデンサに印加される電圧を検出し、検出した電圧が所定の閾値電圧を超えたと判断した場合に、前記交流電源の交流電圧を観測し、前記DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を前記交流電源の交流電圧に応じて制御する、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記制御回路は、前記DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧の位相を前記交流電源の交流電圧の位相と0度または180の位相差とするように制御する、請求項1~3のいずれかに記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記制御回路は、前記DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧の位相を前記交流電源の交流電圧の位相と0度または180の位相差とし、前記DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧の周波数を前記交流電源の交流電圧の周波数と同期させるように制御する、請求項1~3のいずれかに記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記制御回路は、前記DC/ACインバータ回路を動作させるためのキャリア電圧信号の位相を前記AC/DCコンバータ回路を動作させるためのキャリア電圧信号の位相と180度の位相差とするように制御する、請求項1~3のいずれかに記載の電力変換装置。
【請求項7】
バルクコンデンサと、
バッテリに並列接続される入力端子と前記バルクコンデンサに並列接続された出力端子とを有し、直流電力の電圧変換を行うDC/DCコンバータ回路と、
前記バルクコンデンサに並列接続された入力端子と交流負荷に接続される出力端子とを有し、直流電力を交流電力に変換する第1DC/ACインバータ回路と、
前記バルクコンデンサに並列接続された入力端子と交流電力出力部に接続された出力端子とを有し、直流電力を交流電力に変換する第2DC/ACインバータ回路と、
前記DC/DCコンバータ回路と前記第1DC/ACインバータ回路と前記第2DC/ACインバータ回路とを制御する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を観測し、前記第2DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧に応じて制御する、
電力変換装置。
【請求項8】
前記制御回路は、前記バルクコンデンサに流れる電流の実効値を検出し、検出した電流の実効値が所定の閾値電流を超えたと判断した場合に、前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を観測し、前記第2DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧に応じて制御する、請求項7に記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記制御回路は、前記バルクコンデンサに印加される電圧を検出し、検出した電圧が所定の閾値電圧を超えたと判断した場合に、前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を観測し、前記第2DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧に応じて制御する、請求項7に記載の電力変換装置。
【請求項10】
前記制御回路は、前記第2DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧の位相を前記第1DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧の位相と90度または270度の位相差とするように制御する、請求項7~9のいずれかに記載の電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バルクコンデンサとしての直流コンデンサを介して接続されたAC/DCコンバータとDC/DCコンバータを備え、商用周波数の交流電源の交流電力と直流電力の変換を行う電力変換装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6026049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の電力変換装置では、バルクコンデンサに商用周波数の2倍の極低周波の大きなリプルが重畳するため、DC/DCコンバータの出力電流にも商用周波数の2倍の極低周波の大きなリプルが重畳する。そのため、DC/DCコンバータの出力に接続された平滑コンデンサには過大リプルが発生し、それを回避するために平滑コンデンサの静電容量を大きくする必要があり、装置の大型化が必要になる。更に、DC/DCコンバータの出力電流の平滑化のために、DC/DCコンバータの出力側にリアクトルが必要になり、さらなる装置の大型化が必要となる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、バルクコンデンサに発生するリプルを小さくすることができる電力変換装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電力変換装置は、交流電源に接続されたAC/DCコンバータ回路と、AC/DCコンバータ回路の出力端子に並列接続されたバルクコンデンサと、バルクコンデンサに並列接続された入力端子とバッテリに接続される出力端子とを有するDC/DCコンバータ回路と、バルクコンデンサに並列接続された入力端子と交流電力出力部に接続された出力端子とを有するDC/ACインバータ回路と、制御回路とを備える。制御回路は、交流電源の交流電圧を観測し、DC/ACインバータ回路が出力する交流電圧を交流電源の交流電圧に応じて制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、バルクコンデンサに発生するリプルを小さくすることができる電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。
図2Aは、第1実施形態に係る電力変換装置において、位相を同期させる制御を行わない場合の波形図である。
図2Bは、第1実施形態に係る電力変換装置において、位相を同期させる制御を行った場合の波形図である。
図3は、第2実施形態に係る電力変換装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
図4Aは、第2実施形態に係る電力変換装置において、キャリア信号をシフトさせる制御を行わない場合の波形図である。
図4Bは、第2実施形態に係る電力変換装置において、キャリア信号をシフトさせる制御を行った場合の波形図である。
図5は、第3実施形態に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。
図6Aは、第3実施形態に係る電力変換装置において、位相を同期させる制御を行わない場合の波形図である。
図6Bは、第3実施形態に係る電力変換装置において、位相を同期させる制御を行った場合の波形図である。
図7は、第4実施形態に係る電力変換装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
図8Aは、第4実施形態に係る電力変換装置において、キャリア信号をシフトさせる制御を行わない場合の波形図である。
図8Bは、第4実施形態に係る電力変換装置において、キャリア信号をシフトさせる制御を行った場合の波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、実施形態に係る電力変換装置を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
図1を用いて、第1実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態に係る電力変換装置1の構成を示す回路図である。電力変換装置1は、例えば、電気自動車などに搭載される車載用充電装置として適用可能である。電力変換装置1には、例えば、実効値200V、周波数50Hz(または60Hz)の交流電力が商用電源である交流電源2から入力される。これにより、電力変換装置1では、直流電力によりバッテリ3を充電するとともに、交流電力出力部4に、例えば、家庭用交流出力として、実効値100V、周波数50Hz(または60Hz)の商用周波数の交流電力を出力して交流負荷に供給する。バッテリ3は、例えば、電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池(LIB)等の二次電池である強電バッテリである。バッテリ3の出力電圧は、例えば、300~400Vの程度の直流電圧である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
充電制御システム
7日前
ニデック株式会社
モータ
21日前
個人
発電装置
15日前
個人
電流制御形AC-DC電源
14日前
株式会社ナユタ
電源装置
7日前
キヤノン株式会社
電源装置
15日前
個人
ステッピングモータ実習装置
28日前
スズキ株式会社
移動システム
7日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
10日前
サンデン株式会社
電力変換装置
22日前
サンデン株式会社
電力変換装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
1か月前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
17日前
富士電機株式会社
整流装置
今日
個人
回転力発生装置
13日前
ダイハツ工業株式会社
グロメット
6日前
株式会社ダイヘン
給電装置
8日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
16日前
日産自動車株式会社
回転電機
17日前
ミツミ電機株式会社
電源回路
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
20日前
新電元工業株式会社
充電装置
1か月前
富士電機株式会社
電力変換装置
10日前
株式会社デンソー
携帯機
6日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
22日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
28日前
株式会社アイシン
駆動装置
6日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
2日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
28日前
株式会社デンソー
電源装置
23日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
28日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
28日前
株式会社日立製作所
回転電機
28日前
個人
延線補助具
13日前
トヨタ自動車株式会社
電力管理システム
20日前
続きを見る
他の特許を見る