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公開番号2025116955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011511
出願日2024-01-30
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20250804BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡単な構成で、編組線を伝った液体の液体浸入不可領域での飛散を抑制可能としたワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、上方の液体浸入不可領域R1への液体の流入を阻止する仕切壁14に設けられた孔14aに密着されつつ該孔14aを貫通するように設けられる筒状のグロメット21と、グロメット21を貫通するように設けられる電線22と、電線22の外周を覆いつつグロメット21を貫通するように設けられる筒状の編組線23と、孔14aよりも上方で電線22とグロメット21との間を塞ぐように設けられる止水材24と、液体浸入不可領域R1で編組線23に接触するように設けられる吸水材25とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上方の液体浸入不可領域への液体の流入を阻止する仕切壁に設けられた孔に密着されつつ該孔を貫通するように設けられる筒状のグロメットと、
前記グロメットを貫通するように設けられる電線と、
前記電線の外周を覆いつつ前記グロメットを貫通するように設けられる筒状の編組線と、
前記孔よりも上方で前記電線と前記グロメットとの間を塞ぐように設けられる止水材と、
前記液体浸入不可領域で前記編組線に接触するように設けられる吸水材と、
を備えた、ワイヤハーネス。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記編組線は、前記止水材の外周と前記グロメットの内周との間を通るように設けられるものであり、前記グロメットの外部で折り返されることで前記グロメットの外周を覆うように配置される第1折り返し部と、前記第1折り返し部の先端からさらに折り返されることで前記第1折り返し部の外周を覆うように配置される第2折り返し部とを有し、
前記吸水材は、前記第2折り返し部の外周を覆うように設けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記吸水材は、前記第2折り返し部の外周の全周を覆うように設けられている、
請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記吸水材の外周を囲うように設けられることで前記吸水材を前記第2折り返し部に対して固定する結束バンドを備えた、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記結束バンドは、前記止水材が設けられた部位の外側に配置されている、
請求項4に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、液体浸入不可領域への液体の流入を阻止するための仕切壁に設けられた孔を貫通するように設けられるものがある(例えば、特許文献1参照)。このワイヤハーネスは、孔に密着されつつ孔を貫通するように設けられるグロメットと、グロメットの小径筒部を貫通するように設けられる電線と、グロメットと電線との間に設けられる止水材と吸水材とを備える。止水材は、グロメットにおける小径筒部内の長さ方向の両側に設けられる。また、吸水材は、小径筒部内において2つの止水材の間に設けられる。そして、グロメットの小径筒部には、吸水材まで到達した液体を蒸発させるための孔が設けられている。このように構成されたワイヤハーネスでは、液体が一方の止水材を通過して吸水材まで到達したとしても、吸水材に吸収されつつ一時的に貯留される。そして、吸水材に貯留された液体は、孔を介して外部に徐々に蒸発することになる。これにより、例えば、液体浸入不可領域で液体が水滴の状態で飛散するといったことが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-157108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、グロメットの形状が複雑であった。また、電線の外周を覆うように設けられる筒状の編組線を備えた場合に対応できるか否かが不明であった。
【0005】
本開示の目的は、簡単な構成で、編組線を伝った液体の液体浸入不可領域での飛散を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤハーネスは、上方の液体浸入不可領域への液体の流入を阻止する仕切壁に設けられた孔に密着されつつ該孔を貫通するように設けられる筒状のグロメットと、前記グロメットを貫通するように設けられる電線と、前記電線の外周を覆いつつ前記グロメットを貫通するように設けられる筒状の編組線と、前記孔よりも上方で前記電線と前記グロメットとの間を塞ぐように設けられる止水材と、前記液体浸入不可領域で前記編組線に接触するように設けられる吸水材と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤハーネスによれば、簡単な構成で、編組線を伝った液体の液体浸入不可領域での飛散を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの配索経路を示す概略構成図である。
図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部断面図である。
図3は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部拡大断面図である。
図4は、図3の4-4線に沿った断面図である。
図5は、別例におけるワイヤハーネスの一部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]上方の液体浸入不可領域への液体の流入を阻止する仕切壁に設けられた孔に密着されつつ該孔を貫通するように設けられる筒状のグロメットと、前記グロメットを貫通するように設けられる電線と、前記電線の外周を覆いつつ前記グロメットを貫通するように設けられる筒状の編組線と、前記孔よりも上方で前記電線と前記グロメットとの間を塞ぐように設けられる止水材と、前記液体浸入不可領域で前記編組線に接触するように設けられる吸水材と、を備える。
【0010】
同構成によれば、仕切壁の孔よりも上方で電線とグロメットとの間を塞ぐように設けられる止水材を備えるため、下方からの液体が液体浸入不可領域に流れ込むことは阻止される。また、液体浸入不可領域で編組線に接触するように設けられる吸水材を備えるため、例えば、少量の液体が毛細管現象によって編組線を伝って液体浸入不可領域に到達したとしても、吸水材に吸収されつつ一時的に貯留される。そして、吸水材に貯留された液体は、徐々に蒸発することになる。これにより、例えば、液体浸入不可領域で液体が水滴の状態で飛散するといったことが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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