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公開番号2025116444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010867
出願日2024-01-29
発明の名称バブル水生成装置
出願人ヤマト科学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01F 23/2375 20220101AFI20250801BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】コンタミネーションを軽減できるとともに、より高濃度のUFB水を効率よく生成できるようにする。
【解決手段】配管路21A,21Bなどを介して互いに接続され、溶存用のガスが溶存された溶液BWを一時的に貯留する複数のタンク10A,10Bと、複数のタンク10A,10Bのうち、一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する真空ポンプ90と、真空ポンプ90を制御して、一方のタンク内の圧力と他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、配管路21A,21Bを介して、一方のタンクと他方のタンクとの間で溶液BWの移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる場合に、一方のタンクから他方のタンクへの溶液BWの移動の終了に伴って、一方のタンク内に残存するガスを真空引きして他方のタンクに送り込むように、真空ポンプ90を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配管路を介して互いに接続され、溶存用のガスとともに、前記ガスが溶存された液体を一時的に貯留する複数のタンクと、
前記複数のタンクの、少なくとも、前記配管路を介してつながる一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する圧力設定部と、
前記圧力設定部を制御して、前記一方のタンク内の圧力と前記他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、前記配管路を介して、前記一方のタンクと前記他方のタンクとの間で前記液体の移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記一方のタンクから前記他方のタンクへの前記液体の移動の終了に伴って、前記一方のタンク内に残存する前記ガスを真空引きして前記他方のタンクに送り込むように、前記圧力設定部を制御することを特徴とするバブル水生成装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記他方のタンク内の圧力は真空状態とされ、前記一方のタンク内の圧力は常圧状態とされることを特徴とする請求項1に記載のバブル水生成装置。
【請求項3】
前記一方のタンク内の圧力は、ガス供給部より前記溶存用のガスが1度だけ導入されることによって常圧状態とされることを特徴とする請求項2に記載のバブル水生成装置。
【請求項4】
前記圧力設定部は、真空ポンプによって構成されてなることを特徴とする請求項1に記載のバブル水生成装置。
【請求項5】
3個のタンクのうち、いずれか1つが前記一方のタンクとされ、その他の、いずれか1つが前記他方のタンクとされることを特徴とする請求項1に記載のバブル水生成装置。
【請求項6】
配管路を介して互いに接続され、溶存用のガスとともに、前記ガスが溶存された液体を一時的に貯留する複数のタンクと、
前記複数のタンクの、少なくとも、前記配管路を介してつながる一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する圧力設定部と、
前記圧力設定部を制御して、前記一方のタンク内の圧力と前記他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、前記配管路を介して、前記一方のタンクと前記他方のタンクとの間で前記液体の移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記一方のタンクの内部圧力が加圧状態、前記他方のタンクの内部圧力が減圧状態となるように、前記圧力設定部を制御することを特徴とするバブル水生成装置。
【請求項7】
前記圧力設定部は、減圧加圧ポンプによって構成されてなることを特徴とする請求項6に記載のバブル水生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナノバブルとも称されるウルトラファインバブル(UFB)水を生成するバブル水生成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、気泡の粒径が極めて小さな微細気泡を含有するバブル水を生成する装置として、微細気泡発生システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この微細気泡発生システムは、液体を吸引する液体吸引部と液体を吐出する液体吐出部とを有するポンプを備えている。そして、ポンプの液体吸引部側には、循環用配管を介して気泡混入部が取り付けられ、液体吐出部側には、循環用配管を介して気泡分裂部が取り付けられている。
【0004】
上記の微細気泡発生システムによれば、小さな出力のポンプであっても、気泡の粒径が極めて小さな微細気泡を発生させることが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-209953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した微細気泡発生システムの場合、外部から気体を吸引して、液体中に気泡として混入させ、その気泡を含む液体がポンプ内を経由することにより、ポンプの内部および外部からのコンタミネーションを軽減できないなどの課題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、コンタミネーションを軽減できるとともに、より高濃度のUFB水を効率よく生成することが可能なバブル水生成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を達成するため、本発明の一態様は、配管路を介して互いに接続され、溶存用のガスとともに、前記ガスが溶存された液体を一時的に貯留する複数のタンクと、前記複数のタンクの、少なくとも、前記配管路を介してつながる一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する圧力設定部と、前記圧力設定部を制御して、前記一方のタンク内の圧力と前記他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、前記配管路を介して、前記一方のタンクと前記他方のタンクとの間で前記液体の移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記一方のタンクから前記他方のタンクへの前記液体の移動の終了に伴って、前記一方のタンク内に残存する前記ガスを真空引きして前記他方のタンクに送り込むように、前記圧力設定部を制御することを特徴とする。
【0009】
本発明の他の態様は、配管路を介して互いに接続され、溶存用のガスとともに、前記ガスが溶存された液体を一時的に貯留する複数のタンクと、前記複数のタンクの、少なくとも、前記配管路を介してつながる一方のタンクと他方のタンクとの間に所定の圧力差を設定する圧力設定部と、前記圧力設定部を制御して、前記一方のタンク内の圧力と前記他方のタンク内の圧力とを交互に切り換えながら、前記配管路を介して、前記一方のタンクと前記他方のタンクとの間で前記液体の移動を繰り返すことにより、所定数のウルトラファインバブルを含むバブル水を生成させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記一方のタンクの内部圧力が加圧状態、前記他方のタンクの内部圧力が減圧状態となるように、前記圧力設定部を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コンタミネーションを軽減できるとともに、より高濃度のUFB水を効率よく生成することが可能なバブル水生成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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