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公開番号
2025117146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011854
出願日
2024-01-30
発明の名称
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08G
59/34 20060101AFI20250804BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐摩耗性及び耐亀裂成長性の総合性能に優れたタイヤ用ゴム組成物及びタイヤを提供する。
【解決手段】エポキシ化ジエン系ゴムを含むゴム成分と、2価以上のカルボン酸化合物と、硫黄とを含み、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の含有量が、1.0質量部以上であり、前記2価以上のカルボン酸化合物の含有量(質量部)と前記硫黄の含有量(質量部)との比K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が、0.10以上10.00以下であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エポキシ化ジエン系ゴムを含むゴム成分と、2価以上のカルボン酸化合物と、硫黄とを含み、
前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の含有量が、1.0質量部以上であり、
前記2価以上のカルボン酸化合物の含有量(質量部)と前記硫黄の含有量(質量部)との比K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が、0.10以上10.00以下であるタイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記Kが0.80以上8.00以下である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記Kが2.00以上6.00以下である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記2価以上のカルボン酸化合物の含有量と前記エポキシ化ジエン系ゴムの含有量との比が、0.015以上0.080以下である請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物で構成されたタイヤ部材を有するタイヤ。
【請求項6】
前記タイヤ部材を構成する前記タイヤ用ゴム組成物に含まれる2価以上のカルボン酸化合物の含有量(質量部)と硫黄の含有量(質量部)との比K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)、及び前記タイヤ部材の厚みT(mm)が、下記式を満たす請求項5に記載のタイヤ。
K×T≧3.0
【請求項7】
K×T≧5.0を満たす請求項6に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記タイヤ部材の厚みT(mm)が1.0mm以上である請求項5に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記タイヤ部材の厚みT(mm)が5.0mm以上である請求項5に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記タイヤ部材がタイヤ表層部材である請求項5に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、各種タイヤ性能を改善する手法が種々検討されており、耐摩耗性、耐亀裂成長性などの向上が求められている(特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-151817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、耐摩耗性及び耐亀裂成長性の総合性能に優れたタイヤ用ゴム組成物及びタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、エポキシ化ジエン系ゴムを含むゴム成分と、2価以上のカルボン酸化合物と、硫黄とを含み、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の含有量が、1.0質量部以上であり、前記2価以上のカルボン酸化合物の含有量(質量部)と前記硫黄の含有量(質量部)との比K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が、0.10以上10.00以下であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、エポキシ化ジエン系ゴムを含むゴム成分と、2価以上のカルボン酸化合物と、硫黄とを含み、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の含有量が、1.0質量部以上であり、前記2価以上のカルボン酸化合物の含有量(質量部)と前記硫黄の含有量(質量部)との比K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が、0.10以上10.00以下であるタイヤ用ゴム組成物であるので、耐摩耗性及び耐亀裂成長性の総合性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
図1のタイヤのトレッドの近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記タイヤ用ゴム組成物は、エポキシ化ジエン系ゴムを含むゴム成分と、2価以上のカルボン酸化合物と、硫黄とを含み、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の含有量が、1.0質量部以上であり、前記2価以上のカルボン酸化合物の含有量(質量部)と前記硫黄の含有量(質量部)との比K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が、0.10以上10.00以下であるタイヤ用ゴム組成物である。
【0009】
上記タイヤ用ゴム組成物により前述の効果が得られるメカニズムは必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
エポキシ化ジエン系ゴムと2価以上のカルボン酸化合物と硫黄とを、K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が0.10以上10.00以下を満たすように配合することで、硫黄架橋に加えて、カルボン酸同士による可逆な水素結合が形成される。力学刺激が与えられた際に水素結合は硫黄架橋よりも容易に切断され、その際にエネルギーを散逸させることができる為、耐摩耗性と耐亀裂性能の総合性能が向上すると考えられる。さらに、水素結合は可逆性を有する為、この効果が長く続くことも期待できる。
従って、上記タイヤ用ゴム組成物により、耐摩耗性及び耐亀裂成長性の総合性能が向上すると推察される。
【0010】
このように、「K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が0.10以上10.00以下」の関係を満たす構成にすることにより、耐摩耗性及び耐亀裂成長性の総合性能を向上するという課題(目的)を解決するものである。すなわち、「K(2価以上のカルボン酸化合物の含有量/硫黄の含有量)が0.10以上10.00以下」のパラメータは課題(目的)を規定したものではなく、本願の課題は、耐摩耗性及び耐亀裂成長性の総合性能を向上することであり、そのための解決手段として当該パラメータを満たすような構成にしたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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