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公開番号2025117174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011894
出願日2024-01-30
発明の名称車両制御システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250804BHJP(信号)
要約【課題】運転支援制御機能を作動させるか否かを決定する際に、ドライバによる操作を省略できる技術を提供すること。
【解決手段】車両制御システムは、運転支援制御機能を利用するか否かに関するドライバの直近の選択結果を記憶装置に格納する。車両制御システムは、運転支援制御機能の作動条件が成立した際に、直近の選択結果が運転支援制御機能を利用することである場合、ドライバに運転支援制御機能を利用するか問い合わせることなく、運転支援制御機能を作動させる。車両制御システムは、運転支援制御機能の作動条件が成立した際に、直近の選択結果が、運転支援制御機能を利用しないことである場合、ドライバに運転支援制御機能を利用するか問い合わせることなく、運転支援制御機能を作動させない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転を支援する運転支援制御機能を備えた車両制御システムであって、
1または複数の記憶装置と、
1または複数のプロセッサと
を備え、
前記1または複数の記憶装置は、
前記運転支援制御機能を利用するか否かに関するドライバの直近の選択結果を格納し、
前記1または複数のプロセッサは、
前記運転支援制御機能の作動条件が成立した際に、前記直近の選択結果が前記運転支援制御機能を利用することである場合、前記ドライバに前記運転支援制御機能を利用するか問い合わせることなく、前記運転支援制御機能を作動させ、
前記運転支援制御機能の前記作動条件が成立した際に、前記直近の選択結果が前記運転支援制御機能を利用しないことである場合、前記ドライバに前記運転支援制御機能を利用するか問い合わせることなく、前記運転支援制御機能を作動させない
ように構成された
車両制御システム。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御システムであって、
前記1または複数のプロセッサは、さらに、
前記運転支援制御機能の前記作動条件が成立した際に、前記直近の選択結果が前記1又は複数の記憶装置に存在しない場合、前記ドライバに対し、前記運転支援制御機能を利用するか否かに関する選択肢を提示し、前記選択肢に対する前記ドライバの選択入力に基づいて前記運転支援制御機能を作動するか否かを決定し、前記ドライバの前記選択入力を前記直近の選択結果として前記1または複数の記憶装置に格納し、
特定条件が満たされた場合、前記1または複数の記憶装置から、前記直近の選択結果を削除する
車両制御システム。
【請求項3】
請求項2に記載の車両制御システムであって、
前記運転支援制御機能は、前記ドライバが前記車両のハンドルから手を離すことを許容し、
前記特定条件は、
前記運転支援制御機能の作動中に、前記ドライバが前記車両の前記ハンドルを握った状態が所定時間以上継続すること、または、
前記運転支援制御機能の非作動中に、前記運転支援制御機能の前記作動条件が成立した状態で前記ドライバが前記車両の前記ハンドルから手を離した状態が所定時間以上継続すること
を含む
車両制御システム。
【請求項4】
請求項2に記載の車両制御システムであって、
前記運転支援制御機能は、渋滞時に前記車両を先行車両に自動的に追従させ、
前記特定条件は、前記1または複数のプロセッサが前記運転支援制御機能を作動させないことを決定した時点で予想される渋滞時間よりも、渋滞が所定時間以上長く継続していることを含む
車両制御システム。
【請求項5】
請求項2に記載の車両制御システムであって、
前記特定条件は、前記車両が自動車専用道路以外の場所を所定時間以上継続して走行することを含む
車両制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の運転を支援する運転支援制御機能に関連する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、運転操作の自動化レベルが異なる複数の運転モードを備える車両に適用される車両制御装置が開示されている。車両制御装置は、自動運転モードへの切替え時に、その時点の自動化レベルに応じた操作をユーザ(ドライバ)に要求する。自動運転モードに切替えるための操作は、その時点の自動化レベルが高いほど簡単になるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-022075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
運転支援制御機能を備えた車両をドライバが運転する場合を考える。運転支援制御機能を作動させるか否かを決定するにあたり、ドライバに対し、頻繁に選択操作を要求することは、ドライバに煩わしさを感じさせる懸念がある。特許文献1では、運転モードの切替え時に、その時点の自動化レベルに応じて必要な操作が簡単になるような技術が開示されているが、操作を完全に省略するまでには至っていない。
【0005】
本開示の1つの目的は、運転支援制御機能を作動させるか否かを決定する際に、ドライバによる操作を省略できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の観点は、車両の運転を支援する運転支援制御機能を備えた車両制御システムに関連する。
車両制御システムは、1または複数の記憶装置と、1または複数のプロセッサとを備える。
1または複数の記憶装置は、運転支援制御機能を利用するか否かに関するドライバの直近の選択結果を格納する。
1または複数のプロセッサは、運転支援制御機能の作動条件が成立した際に、直近の選択結果が運転支援制御機能を利用することである場合、ドライバに運転支援制御機能を利用するか問い合わせることなく、運転支援制御機能を作動させる。
1または複数のプロセッサは、運転支援制御機能の作動条件が成立した際に、直近の選択結果が運転支援制御機能を利用しないことである場合、ドライバに運転支援制御機能を利用するか問い合わせることなく、運転支援制御機能を作動させない。
【発明の効果】
【0007】
車両制御システムは、運転支援制御機能を作動させるか否かを決定する際、ドライバの直近の選択結果を参照することで、ドライバへの選択肢の提供を適宜省略する。これにより、ドライバの意思を反映しつつ、頻繁な選択肢の提示によってドライバが感じる煩わしさが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両および車両制御システムの概要を表す図である。
車両制御システムの構成例を示す図である。
運転支援制御機能の一例である手離し運転支援制御機能を説明する概念図である。
運転支援制御機能のON/OFF決定に関する処理の一例を示す概念図である。
運転支援制御機能のON/OFF決定に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
手離し運転支援制御に関するON/OFF決定に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.車両制御システム
図1は、車両1および車両制御システム10の概要を表す図である。車両制御システム10は、ドライバ3が運転する車両1に適用され、車両1を制御する。例えば、車両制御システム10は、車両1の運転を支援する運転支援制御機能を備える。
【0010】
図2は、車両制御システム10の構成例を示す図である。車両制御システム10は、HMI(human machine interface)ユニット20、通信装置30、ドライバモニタ40、センサ群50、走行装置60、および制御装置100を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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