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公開番号2025110147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003918
出願日2024-01-15
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/289 20210101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケースから蓄電セルを容易に取り外すことが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、複数の蓄電セル11と、複数の蓄電セル11を収容するケース20とを備える。ケース20は、複数の蓄電セル11に固定されている冷却プレート23(固定部)および底面22a(固定部)を含む。蓄電装置100では、複数の蓄電セル11と冷却プレート23および底面22aの各々との間に、中空部材60(脆弱部材)が配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの蓄電セルと、
前記少なくとも1つの蓄電セルを収容するケースと、を備え、
前記ケースは、前記少なくとも1つの蓄電セルに固定されている少なくとも1つの固定部を含み、
前記少なくとも1つの蓄電セルと前記少なくとも1つの固定部との間には、脆弱部分が形成されている、蓄電装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記ケースおよび前記少なくとも1つの蓄電セルの各々よりも剛性が低い脆弱部材をさらに備え、
前記脆弱部分は、前記少なくとも1つの蓄電セルと前記少なくとも1つの固定部との間に前記脆弱部材が配置されることにより形成されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記脆弱部材は、中空部材を含む、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記脆弱部材は、前記少なくとも1つの蓄電セルおよび前記ケースの各々とは別個に設けられている、請求項2または3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記脆弱部材と共に前記少なくとも1つの蓄電セルを包むように設けられる絶縁フィルムをさらに備える、請求項2または3に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記ケースは、前記少なくとも1つの蓄電セルを冷却する冷却装置を含み、
前記脆弱部材は、前記冷却装置に固定されている、請求項2または3に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記脆弱部材には、破断の起点となる破断起点部が設けられている、請求項2または3に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの蓄電セルは、複数の蓄電セルを含み、
前記脆弱部分は、前記複数の蓄電セルの各々と前記少なくとも1つの固定部との間に形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの蓄電セルは、複数の蓄電セルを含み、
前記複数の蓄電セルは、第1方向に並んで配置されており、
前記脆弱部分は、前記複数の蓄電セルが配置される領域に渡って設けられるように、前記第1方向に延びるように形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項10】
前記ケースは、前記少なくとも1つの蓄電セルを下方から支持する底面と、前記少なくとも1つの蓄電セルを上方から覆うように設けられる上面と、を含み、
前記少なくとも1つの固定部は、前記底面および前記上面の少なくとも一方を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-111520号公報(特許文献1)には、複数の電池セルと、電池パックケースと、を備える電池パックが開示されている。複数の電池セルの各々は、電池パックケースの床面に接着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-111520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、電池セルをリサイクルする際などにおいて、電池セルを電池パックケースから取り外す必要がある。しかしながら、上記特許文献1に記載されている電池パックでは、電池セルが電池パックケースの床面に接着されているため、電池セル(蓄電セル)の取り外しが困難である。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ケースから蓄電セルを容易に取り外すことが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電装置は、少なくとも1つの蓄電セルと、上記少なくとも1つの蓄電セルを収容するケースと、を備える。ケースは、上記少なくとも1つの蓄電セルに固定されている少なくとも1つの固定部を含む。上記少なくとも1つの蓄電セルと上記少なくとも1つの固定部との間には、脆弱部分が形成されている。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電装置では、上記のように、上記少なくとも1つの蓄電セルと上記少なくとも1つの固定部との間に脆弱部分が形成されている。これにより、脆弱部分を起点に上記少なくとも1つの蓄電セルから上記少なくとも1つの固定部を容易に剥離することができる。したがって、ケースから蓄電セルを容易に取り外すことができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電装置において、好ましくは、ケースおよび上記少なくとも1つの蓄電セルの各々よりも剛性が低い脆弱部材をさらに備える。上記脆弱部分は、上記少なくとも1つの蓄電セルと上記少なくとも1つの固定部との間に脆弱部材が配置されることにより形成されている。このように構成すれば、脆弱部材が配置されることにより、上記少なくとも1つの蓄電セルと上記少なくとも1つの固定部との間に脆弱部分を容易に形成することができる。
【0009】
この場合、好ましくは、脆弱部材は、中空部材を含む。このように構成すれば、中空部材の中空空間を起点に、中空部材を容易に破断することができる。
【0010】
上記脆弱部材が配置される蓄電装置において、好ましくは、脆弱部材は、上記少なくとも1つの蓄電セルおよびケースの各々とは別個に設けられている。このように構成すれば、脆弱部材を破断させても、蓄電セルおよびケースが破断されるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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