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公開番号
2025117274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012023
出願日
2024-01-30
発明の名称
眼鏡レンズ搬送装置および眼鏡レンズ加工システム
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
B24B
41/06 20120101AFI20250804BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】 眼鏡レンズを簡易な構成で適切に搬送することが可能な眼鏡レンズ搬送装置および眼鏡レンズ加工システムを提供する。
【解決手段】 眼鏡レンズを搬送する眼鏡レンズ搬送装置であって、眼鏡レンズ加工装置による加工前および加工後の少なくとも一方における眼鏡レンズの待機位置と、眼鏡レンズの待機位置とは異なる第1位置と、の間で眼鏡レンズを移動させる第1移動ユニットと、眼鏡レンズ加工装置における眼鏡レンズの加工位置と、眼鏡レンズの加工位置とは異なる第2位置と、の間で眼鏡レンズを移動させる第2移動ユニットと、第1位置と第2位置の間の眼鏡レンズの受け渡しを行う受け渡しユニットと、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
眼鏡レンズを搬送する眼鏡レンズ搬送装置であって、
眼鏡レンズ加工装置による加工前および加工後の少なくとも一方における前記眼鏡レンズの待機位置と、前記眼鏡レンズの待機位置とは異なる第1位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第1移動ユニットと、
前記眼鏡レンズ加工装置における前記眼鏡レンズの加工位置と、前記眼鏡レンズの加工位置とは異なる第2位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第2移動ユニットと、
前記第1位置と前記第2位置の間の前記眼鏡レンズの受け渡しを行う受け渡しユニットと、
を備えることを特徴とする眼鏡レンズ搬送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の眼鏡レンズ搬送装置において、
前記第1移動ユニットおよび前記第2移動ユニットの各々は、前記眼鏡レンズのレンズ面が向く方向を維持した状態で前記眼鏡レンズを搬送することを特徴とする眼鏡レンズ搬送装置。
【請求項3】
請求項2に記載の眼鏡レンズ搬送装置において、
前記待機位置で待機している状態の前記眼鏡レンズのレンズ面が向く方向と、前記眼鏡レンズ加工装置の前記加工位置に設置された状態の前記眼鏡レンズのレンズ面が向く方向が異なり、
前記受け渡しユニットは、
前記眼鏡レンズを保持するレンズ保持部と、
前記レンズ保持部によって保持されている前記眼鏡レンズのレンズ面のレンズ面が向く方向を変更するレンズ方向変更部と、
を備えることを特徴とする眼鏡レンズ搬送装置。
【請求項4】
請求項3に記載の眼鏡レンズ搬送装置において、
前記受け渡しユニットは、
前記レンズ保持部を備え、且つ回転可能なベース部と、
前記ベース部を軸回りに回転させる回転駆動部と、
を備え、
前記ベース部が軸回りに回転することで、前記レンズ保持部によって保持された眼鏡レンズのレンズ面の方向が変更されると共に、前記眼鏡レンズが前記第1位置と前記第2位置の間で受け渡されることを特徴とする眼鏡レンズ搬送装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載の眼鏡レンズ搬送装置において、
前記受け渡しユニットは、前記レンズ保持部を複数備えることを特徴とする眼鏡レンズ搬送装置。
【請求項6】
請求項3から5のいずれかに記載の眼鏡レンズ搬送装置において、
前記眼鏡レンズには、前記眼鏡レンズ加工装置のレンズチャック軸が取り付けられるカップが装着されており、
前記受け渡しユニットの前記レンズ保持部、および前記カップの少なくとも一方に、磁力を発生させる磁力発生部が設けられることで、前記眼鏡レンズが前記磁力発生部による引力によって前記受け渡しユニットの前記レンズ保持部に保持されることを特徴とする眼鏡レンズ搬送装置。
【請求項7】
眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工システムであって、
レンズ保持軸に保持された前記眼鏡レンズの周縁を加工具によって加工する眼鏡レンズ加工装置と、
加工前および加工後の少なくとも一方における前記眼鏡レンズの待機位置と、他の位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第1移動ユニットと、
前記眼鏡レンズ加工装置における前記眼鏡レンズの加工位置と、他の位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第2移動ユニットと、
前記第1移動ユニットと前記第2移動ユニットの間の前記眼鏡レンズの受け渡しを行う受け渡しユニットと、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1移動ユニットと、前記第2移動ユニットと、前記受け渡しユニットと、を制御し、前記眼鏡レンズの前記待機位置から、前記眼鏡レンズ加工装置に前記眼鏡レンズを搬送し、前記眼鏡レンズ加工装置のレンズ保持軸に前記眼鏡レンズを保持させ、
前記眼鏡レンズ加工装置を制御し、前記眼鏡レンズの周縁を加工具によって加工させ、
前記眼鏡レンズ加工装置によって前記眼鏡レンズの加工が終了した後、前記第1移動ユニットと、前記第2移動ユニットと、前記受け渡しユニットと、を制御し、加工が終了した前記眼鏡レンズを前記待機位置に移動させることを特徴とする眼鏡レンズ加工システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼鏡レンズ加工装置と他の位置の間で眼鏡レンズを搬送する眼鏡レンズ搬送装置、および眼鏡レンズの周縁を加工するための眼鏡レンズ加工システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
眼鏡レンズ加工装置と他の位置の間で眼鏡レンズを搬送する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の眼鏡レンズ周縁加工システムは、ロボットアームを備える。ロボットアームは、複数の関節部を有するアーム部と、アーム部に設けられて対象物の保持および保持解除を行う保持部を備える。ロボットアームは、関節部を介してアーム部を回転させることで、保持部に保持された眼鏡レンズを、眼鏡レンズの待機位置と、眼鏡製作用装置の間で移動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-058948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のように、多軸のロボットアームを用いて眼鏡レンズを搬送する場合、眼鏡レンズを自由に搬送できる一方で、システムの構成が複雑になる。システムの構成が複雑になると、例えば、コストの増加、または搬送時間の長期化等の望ましくない事態が生じる可能性が高くなる。
【0005】
本開示は、上記の問題点を鑑み、眼鏡レンズを簡易な構成で適切に搬送することが可能な眼鏡レンズ搬送装置および眼鏡レンズ加工システムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示は、以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 本開示の第1態様に係る眼鏡レンズ搬送装置は、眼鏡レンズを搬送する眼鏡レンズ搬送装置であって、眼鏡レンズ加工装置による加工前および加工後の少なくとも一方における前記眼鏡レンズの待機位置と、前記眼鏡レンズの待機位置とは異なる第1位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第1移動ユニットと、前記眼鏡レンズ加工装置における前記眼鏡レンズの加工位置と、前記眼鏡レンズの加工位置とは異なる第2位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第2移動ユニットと、前記第1位置と前記第2位置の間の前記眼鏡レンズの受け渡しを行う受け渡しユニットと、を備えることを特徴とする。
(2) 本開示の第2態様に係る眼鏡レンズ加工システムは、眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工システムであって、レンズ保持軸に保持された前記眼鏡レンズの周縁を加工具によって加工する眼鏡レンズ加工装置と、加工前および加工後の少なくとも一方における前記眼鏡レンズの待機位置と、他の位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第1移動ユニットと、前記眼鏡レンズ加工装置における前記眼鏡レンズの加工位置と、他の位置と、の間で前記眼鏡レンズを移動させる第2移動ユニットと、前記第1移動ユニットと前記第2移動ユニットの間の前記眼鏡レンズの受け渡しを行う受け渡しユニットと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1移動ユニットと、前記第2移動ユニットと、前記受け渡しユニットと、を制御し、前記眼鏡レンズの前記待機位置から、前記眼鏡レンズ加工装置に前記眼鏡レンズを搬送し、前記眼鏡レンズ加工装置のレンズ保持軸に前記眼鏡レンズを保持させ、前記眼鏡レンズ加工装置を制御し、前記眼鏡レンズの周縁を加工具によって加工させ、前記眼鏡レンズ加工装置によって前記眼鏡レンズの加工が終了した後、前記第1移動ユニットと、前記第2移動ユニットと、前記受け渡しユニットと、を制御し、加工が終了した前記眼鏡レンズを前記待機位置に移動させることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼鏡レンズ加工システムの外観図である。
眼鏡レンズ搬送装置の外観図である。
第1移動ユニットの外観図である。
第2移動ユニットの外観図である。
受け渡しユニットの外観図である。
眼鏡レンズ加工装置の外観図である。
レンズ加工機構部の外観図である。
カップおよび粘着テープの外観図である。
眼鏡レンズ加工システムの制御系を示すブロック図である。
制御動作を示すフローチャートである。
受け渡しユニットへの加工前の左レンズの搬送を示す平面図である。
第2移動ユニットへの左レンズの受け渡しを示す正面図である。
眼鏡レンズ加工装置への左レンズの搬送を示す正面図である。
受け渡しユニットに加工前の右レンズと加工後の左レンズが保持された状態の正面図である。
第2移動ユニットへの右レンズの受け渡しを示す正面図である。
受け渡しユニットによる左レンズの向きの変更を示す正面図である。
レンズ加工中のトレイ位置の移動を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
本実施形態に係る眼鏡レンズ搬送装置および眼鏡レンズ加工システムの概要を説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立または関連して利用され得る。
【0009】
本開示における眼鏡レンズ搬送装置(例えば、眼鏡レンズ搬送装置200)には、眼鏡レンズを加工するために用いる眼鏡レンズ加工用装置(例えば、眼鏡レンズ加工装置300)が設置されている。つまり、本開示における眼鏡レンズ加工システム(例えば、眼鏡レンズ加工システム10)は、眼鏡レンズ搬送装置と眼鏡レンズ加工用装置を備える。眼鏡レンズ加工用装置は、眼鏡レンズ加工装置とは異なる装置(例えば、レンズメータ、軸出し装置、カップ取付装置、等の少なくともいずれか)であってもよい。
【0010】
本開示の眼鏡レンズ搬送装置は、眼鏡レンズを搬送する眼鏡レンズ搬送装置であって、加工前および加工後の少なくとも一方における眼鏡レンズの待機位置と、眼鏡レンズの待機位置とは異なる第1位置と、の間で眼鏡レンズを移動させる第1移動ユニットと、眼鏡レンズ加工装置における眼鏡レンズの加工位置と、眼鏡レンズの加工位置とは異なる第2位置と、の間で眼鏡レンズを移動させる第2移動ユニットと、第1移動ユニットと第2移動ユニットの間の眼鏡レンズの受け渡しを行う受け渡しユニットと、を備える。例えば、眼鏡レンズの待機位置や眼鏡レンズ加工装置等の各々の配置に合わせて、眼鏡レンズの搬送経路を定める必要がある場合等が多い。本開示の眼鏡レンズ搬送装置は、眼鏡レンズを移動させる工程を、第1移動ユニットによって眼鏡レンズを移動させる工程と、第2移動ユニットによって眼鏡レンズを移動させる工程に分けると共に、第1移動ユニットと第2移動ユニットの間で眼鏡レンズを受け渡すことで、搬送経路に応じて適切に眼鏡レンズを搬送することができる。さらに、第1移動ユニットによって眼鏡レンズを移動させる工程と、第2移動ユニットによって眼鏡レンズを移動させる工程に分けることで、第1移動ユニットと第2移動ユニットの各々の構成を簡素化することができる。さらに、眼鏡レンズの各搬送工程に応じて、加工後の眼鏡レンズを搬送しながら、次の加工前の眼鏡レンズを搬送する、または片方の眼鏡レンズを加工中に、もう片方の眼鏡レンズの準備をする等、各搬送工程の待ち時間に無駄なく作業させることも可能となる。この場合、搬送時間の短縮等、作業効率がさらに向上することも容易となる。従って、本開示の眼鏡レンズ搬送装置は、眼鏡レンズを簡易な構成で適切に搬送することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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