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公開番号2025117435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012270
出願日2024-01-30
発明の名称車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類F21S 41/20 20180101AFI20250804BHJP(照明)
要約【課題】集光レンズと投影レンズとを用いて配光パターンを形成する構成として、その配光パターンとは異なる箇所を明るくすることを抑えることのできる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、光源21からの光を集める集光レンズ12と、集光レンズ12により集められた光を投影して、車両の前方を照射する配光パターン(HP)を形成する投影レンズ13と、を備える。集光レンズ12の集光出射面32は、投影光軸Lpを含む第1出射面部36と、第1出射面部36の上方に位置する第2出射面部37と、で構成され、第1出射面部36は、光源21からの光を投影レンズ13へ向けて出射させ、第2出射面部37は、光源21からの光を投影レンズ13の上方へ向けて出射させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光源からの光を集める集光レンズと、
前記集光レンズにより集められた光を投影して、車両の前方を照射する配光パターンを形成する投影レンズと、を備え、
前記集光レンズの集光出射面は、投影光軸を含む第1出射面部と、前記第1出射面部の上方に位置する第2出射面部と、で構成され、
前記第1出射面部は、前記光源からの光を前記投影レンズへ向けて出射させ、
前記第2出射面部は、前記光源からの光を前記投影レンズの上方へ向けて出射させることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記集光レンズの集光入射面は、前記光源に対向される凸面部と、その上方の上側凹面部と、前記凸面部の下方の下側凹面部とを有し、
前記下側凹面部は、前記上側凹面部よりも前記光源に近い位置とされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記投影レンズは、その後側焦点が前記集光レンズの内方に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記集光レンズは、集光入射面が幅方向に同一の形状で延びた面とされるとともに、前記集光出射面が前記投影レンズ側に突出する凸面とされ、
前記光源は、前記集光入射面に対向されつつ幅方向に並べて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第2出射面部は、上下方向の上側に向かうに連れて前後方向の後側に変位する凸面とされていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記配光パターンは、前記投影光軸の上方に形成される走行用配光パターンであることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具は、光源からの光を、集光レンズで集光して投影レンズへと入射させ、その投影レンズで投影することで、所望の配光パターンを形成するものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。この車両用灯具は、集光レンズと投影レンズとを用いることにより、光源からの光の利用効率を高めつつ小型化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-120834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の車両用灯具は、光源からの光の一部が集光レンズを経て意図しない方向へと進行して投影レンズに入射し、その投影レンズで投影してしまう虞がある。このような光は、配光パターンとは異なる箇所を明るくすることとなり、見た者に違和感を覚えさせる虞がある。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、集光レンズと投影レンズとを用いて配光パターンを形成する構成として、その配光パターンとは異なる箇所を明るくすることを抑えることのできる車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用灯具は、光源からの光を集める集光レンズと、前記集光レンズにより集められた光を投影して、車両の前方を照射する配光パターンを形成する投影レンズと、を備え、前記集光レンズの集光出射面は、投影光軸を含む第1出射面部と、前記第1出射面部の上方に位置する第2出射面部と、を有し、前記第1出射面部は、前記光源からの光を前記投影レンズへ向けて出射させ、前記第2出射面部は、前記光源からの光を前記投影レンズの上方へ向けて出射させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の車両用灯具によれば、集光レンズと投影レンズとを用いて配光パターンを形成する構成として、その配光パターンとは異なる箇所を明るくすることを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る実施例1の車両用灯具の構成を示す説明図である。
図1に示すI-I線に沿って得られた断面を示す説明図である。
図2において光源からの光が集光レンズを経て投影レンズにより投影される様子を示す説明図である。
集光レンズの集光入射面の設定を説明するための説明図である。
投影光軸上の中心位置で水平線と鉛直線とが交差するスクリーン上において、車両用灯具が形成する走行用配光パターンを示す説明図である。
比較例としての車両用灯具の課題を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る車両用灯具の実施例1について図面を参照しつつ説明する。
【実施例】
【0010】
本開示に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例1の車両用灯具10を、図1から図6を用いて説明する。実施例1の車両用灯具10は、自動車等の車両の前照灯装置として用いられる。この車両用灯具10は、車両の前部の左右両側において、開放された前端がアウターレンズで覆われたランプハウジングにより形成される灯室に設けられる。車両用灯具10は、上下方向用光軸調整機構や左右方向用光軸調整機構を介して灯室に設けられ、車両の前方を適宜照射する。以下の説明では、車両用灯具10において、車両が進行する方向を前後方向(図面ではZとする)とし、前後方向を水平面に沿う状態とした際の鉛直方向を上下方向(図面ではYとする)とし、前後方向および上下方向に直交する方向(水平方向)を幅方向(図面ではXとする)とする。その各方向では、車両内の乗員から見た、前後方向の前方と後方、上下方向の上方と下方、幅方向の左側と右側、を用いるものとする。ここで、実施例1の車両用灯具10は、車両の左側に設けられるものと右側に設けられるものとで基本的に等しい構成とされつつ幅方向で反転されたものであるので、以下では、右側に設けられる車両用灯具10を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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