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公開番号2025117522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024155093
出願日2024-09-09
発明の名称グリルシャッタ装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 11/04 20060101AFI20250804BHJP(車両一般)
要約【課題】意匠性の低下を抑制できるグリルシャッタ装置を提供する。
【解決手段】グリルシャッタ装置10は、空気が流入する流入口21を有し、車両の前部の意匠面を構成する枠体20と、上下方向に延びるとともに枠体20に対して回転可能に支持される上回転軸33を有し、上回転軸33を中心に正逆方向に回転することにより流入口21を開閉する複数のフラップ30とを備える。枠体20のうち流入口21を取り囲む部分の前面は、車幅方向の外側の部分ほど車両の後方に位置するように車幅方向に対して交差して延びている。流入口21を閉塞する閉位置に位置する複数のフラップ30は、フラップ30の前面が枠体20の前面に沿うように並んで配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられた開口部を開閉するグリルシャッタ装置であって、
前記車両の前後方向の前方及び後方をそれぞれ前方及び後方とするとき、
空気が流入する流入口を有し、前記車両の前部の意匠面を構成する枠体と、
上下方向に延びるとともに前記枠体に対して回転可能に支持される回転軸を有し、前記回転軸を中心に正逆方向に回転することにより前記流入口を開閉する複数のフラップと、を備え、
前記枠体のうち前記流入口を取り囲む部分の前面は、車幅方向の外側の部分ほど後方に位置するように車幅方向に対して交差して延びており、
前記流入口を閉塞する閉位置に位置する前記複数のフラップは、前記複数のフラップの前面が前記枠体の前面に沿うように並んで配置されている、
グリルシャッタ装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記複数のフラップの各々を回転可能に支持する複数の支持部を有し、前記複数のフラップの各々の回転を連動させるリンクを備え、
前記複数のフラップの前記回転軸は、車幅方向の外側ほど後方に位置するように直線状に延びる仮想軸線上に並んで配置されており、
前記複数の支持部は、前記仮想軸線に沿って並んで設けられている、
請求項1に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項3】
前記閉位置に位置する前記複数のフラップの各々における車幅方向の内側の端部を内側端部とし、車幅方向の外側の端部を外側端部とするとき、
前記閉位置に位置する前記フラップの前記外側端部は、当該フラップに対して車幅方向の外側に隣り合う他の前記フラップの前記内側端部に前方から重なっている、
請求項1に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項4】
前記閉位置に位置する前記複数のフラップの各々の前面は、前記枠体のうち前記流入口を取り囲む部分の後面に接触している、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項5】
前記枠体の前記後面には、前記閉位置に位置する前記複数のフラップの各々の前面に沿う複数の切り欠きが形成されており、
前記閉位置に位置する前記複数のフラップの各々の前面は、前記切り欠きの内面に接触している、
請求項4に記載のグリルシャッタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グリルシャッタ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の前部に設けられたグリル開口部を開閉するグリルシャッタ装置が開示されている。グリルシャッタ装置は、上下方向に延びる回転軸を有する複数のブレードを備えている。複数のブレードは、グリル開口部内において、車幅方向に延びる同一軸線上に間隔をおいて配置されている。複数のブレードは、回転軸を中心に正逆方向に回転することにより、グリル開口部を開閉する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/082556号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両の前部は、例えば、車幅方向の外側ほど車両の後方に位置するように車幅方向に交差して延びる意匠面を有することがある。こうした意匠面を有する車両の前部に対して特許文献1に記載のグリルシャッタ装置が配置された場合、複数のブレードは車幅方向に延びる同一軸線上に配置されるのに対して、車両の前部の意匠面は車幅方向に交差して延びることとなる。この場合、グリル開口部を閉塞した状態の複数のブレードの前面の面方向が、意匠面の面方向に沿いにくくなる。このため、グリルシャッタ装置の意匠性、ひいては車両の意匠性が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのグリルシャッタ装置の各態様を記載する。
[態様1]車両に設けられた開口部を開閉するグリルシャッタ装置であって、前記車両の前後方向の前方及び後方をそれぞれ前方及び後方とするとき、空気が流入する流入口を有し、前記車両の前部の意匠面を構成する枠体と、上下方向に延びるとともに前記枠体に対して回転可能に支持される回転軸を有し、前記回転軸を中心に正逆方向に回転することにより前記流入口を開閉する複数のフラップと、を備え、前記枠体のうち前記流入口を取り囲む部分の前面は、車幅方向の外側の部分ほど後方に位置するように車幅方向に対して交差して延びており、前記流入口を閉塞する閉位置に位置する前記複数のフラップは、前記複数のフラップの前面が前記枠体の前面に沿うように並んで配置されている、グリルシャッタ装置。
【0006】
上記構成によれば車両の意匠面を構成する枠体の前面は、車幅方向の外側の部分ほど後方に位置するように車幅方向に対して交差して延びている。そして、閉位置に位置する複数のフラップは、複数のフラップの前面が枠体の前面に沿うように並んで配置されている。このため、閉位置に位置する複数のフラップの面方向が、車両の意匠面に沿うようになる。したがって、グリルシャッタ装置の意匠性の低下を抑制できる。
【0007】
[態様2]前記複数のフラップの各々を回転可能に支持する複数の支持部を有し、前記複数のフラップの各々の回転を連動させるリンクを備え、前記複数のフラップの前記回転軸は、車幅方向の外側ほど後方に位置するように直線状に延びる仮想軸線上に並んで配置されており、前記複数の支持部は、前記仮想軸線に沿って並んで設けられている、[態様1]に記載のグリルシャッタ装置。
【0008】
上記構成によれば、リンクの複数の支持部は、複数のフラップの回転軸が直線状に並ぶ仮想軸線に沿って並んで設けられている。このため、複数のフラップを連動させる上で、例えば、リンクに関節を設けなくて済む。したがって、リンクの構成、ひいては、グリルシャッタ装置の構成が複雑化することを抑制できる。
【0009】
[態様3]前記閉位置に位置する前記複数のフラップの各々における車幅方向の内側の端部を内側端部とし、車幅方向の外側の端部を外側端部とするとき、前記閉位置に位置する前記フラップの前記外側端部は、当該フラップに対して車幅方向の外側に隣り合う他の前記フラップの前記内側端部に前方から重なっている、[態様1]または[態様2]に記載のグリルシャッタ装置。
【0010】
上記構成によれば、閉位置に位置する複数のフラップの前面は、枠体の前面に沿うように並んで配置されている。このため、車両の走行時において複数のフラップの前面に吹き付けられた空気は、複数のフラップの前面に沿って車幅方向の外側に向かって流れやすくなる。ここで、上記構成によれば、閉位置に位置するフラップの外側端部は、当該フラップに対して車幅方向の外側に隣り合う他のフラップの内側端部に前方から重なっている。このため、フラップの前面に沿って車幅方向の外側に向かって流れる空気が、外側端部を通過した後に、外側端部の後方へ回り込んで前後方向に重なる2つのフラップの間に向かって流れることを抑制できる。これにより、フラップの前面に沿って流れる空気が、閉位置に位置する複数のフラップの後方に入り込みにくくなる。したがって、流入口を好適に閉塞することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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