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公開番号2025117550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2025009877
出願日2025-01-23
発明の名称藻類培養システムおよびそれを用いた藻類の培養方法
出願人関西化学機械製作株式会社
代理人個人
主分類A01G 33/00 20060101AFI20250804BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 海洋、陸上、実験室などを問わず様々な藻場において、藻類を効率的に培養することのできる藻類培養システムおよびそれを用いた藻類の培養方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の藻類培養システムは、培養水域と、培養水域中に浸漬されておりかつ藻類を固定可能な固定手段と、培養水域中に浸漬されているとを備える。ここで、ファインバブル供給手段は、2.1容量%以上の炭酸ガスを含有するファインバブルを発生する。本発明によれば、培養水域中の炭酸ガス濃度を高めることにより、藻類を効率的に培養することができる。さらにこの培養水域中の炭酸ガス濃度をモニタリングすることにより、培養水域中の炭酸ガス濃度を制御することも可能である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
藻類培養システムであって、
培養水域と、
該培養水域中に浸漬されている藻類固定手段と、
該培養水域中に浸漬されているファインバブル供給手段と、
を備え、
該ファインバブル供給手段が、2.1容量%以上の炭酸ガスを含有するファインバブルを発生する、藻類培養システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記ファインバブル供給手段が、前記培養水域に前記ファインバブルを断続的に供給する、請求項1に記載の藻類培養システム。
【請求項3】
前記ファインバブルが2.1容量%以上100容量%以下の炭酸ガスを含有する人工空気から構成されている、請求項1に記載の藻類培養システム。
【請求項4】
前記培養水域が開放水域である、請求項1に記載の藻類培養システム。
【請求項5】
前記培養水域が閉鎖水域である、請求項1に記載の藻類培養システム。
【請求項6】
前記培養水域に含まれる前記炭酸ガス濃度をモニタリングするための検出器をさらに備える、請求項1に記載の藻類培養システム。
【請求項7】
前記検出器と前記ファインバブル供給手段とがコンピュータを介して電気的に接続されており、該コンピュータが、該検出器から検出された前記炭酸ガス濃度に応じて該ファインバブル供給手段からファインバブルを発生させる、請求項6に記載の藻類培養システム。
【請求項8】
藻類の培養方法であって、
請求項1から7のいずれかに記載の藻類培養システムを構成する固定手段に藻類を固定する工程と、
該培養水域中にファインバブル供給手段からファインバブルを発生させる工程と
を含む、方法。
【請求項9】
前記培養水域に含まれる炭酸ガス濃度をモニタリングして、該炭酸ガス濃度が閾値を上回る際に前記ファインバブル供給手段からの前記ファインバブルの発生を停止する工程をさらに含む、請求項8に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、藻類培養システムおよびそれを用いた藻類の培養方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
藻類は海洋等の広範な水域を利用した培養が可能であり、CO

を吸収してカーボンニュートラルによる地球温暖化問題の解決に繋がる植物体として注目されている。このうち、アカモク(Sargassum horneri (Turner)C. Agardh)のような大型藻類は特にCO

固定能に優れており、かつそれ自体が有用なバイオマスでもある。
【0003】
大型藻類の代表的な用途としては、例えば、食品原料、肥料、化粧品原料などが知られている。さらに、近年ではバイオエタノールを製造するための原料としても注目されている。
【0004】
従来、藻類の培養はその多くが海洋藻場を利用して行われてきた。しかし、上述のような用途および需要の拡大を通じて、現在では海洋藻場に加え陸上養殖藻場においても藻類をその幼体から生育(培養)することが行われている。
【0005】
こうした背景から、より効率的な藻類の培養を実現し得る技術開発が所望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、海洋、陸上、実験室などの様々な藻場において、藻類を効率的に培養することのできる藻類培養システムおよびそれを用いた藻類の培養方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、藻類培養システムであって、
培養水域と、
該培養水域中に浸漬されている藻類固定手段と、
該培養水域中に浸漬されているファインバブル供給手段と、
を備え、
該ファインバブル供給手段が、2.1容量%以上の炭酸ガスを含有するファインバブルを発生する、藻類培養システムである。
【0008】
1つの実施形態では、上記ファインバブル供給手段は、上記培養水域に上記ファインバブルを断続的に供給する。
【0009】
1つの実施形態では、上記ファインバブルは2.1容量%以上100容量%以下の炭酸ガスを含有する人工空気から構成されている。
【0010】
1つの実施形態では、上記培養水域は開放水域である。
(【0011】以降は省略されています)

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