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公開番号2025115906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010624
出願日2024-01-27
発明の名称漁業支援装置及び方法
出願人個人
代理人個人
主分類A01K 99/00 20060101AFI20250731BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】ユーザーにとって簡易的に漁獲の可能性が高い場所を判断させる漁業支援装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の漁業支援装置は、所定区域の水生動物の漁獲方法ごとの活性度と、前記活性度を表現する活性度モデルを定義するパラメータ群と、を関連付けて認識する第1認識部と、前記第1認識部より関連付けて認識された、前記活性度および前記パラメータ群のそれぞれの値に基づき、前記活性度を目的変数とし、前記パラメータ群を説明変数とする前記活性度モデルを機械学習解析又は統計解析を実行することにより定義する解析部と、実測結果および物理モデルによって予測された予測結果の内いずれか一方に基づいて前前記パラメータ群を認識する第2認識部と、前記第2認識部により認識された前記パラメータ群に基づき、前記解析部により定義された前記活性度モデルにしたがって、前記活性度を評価する評価部と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定区域の水生動物の漁獲方法ごとの活性度と、前記活性度を表現する活性度モデルを定義するパラメータ群と、を関連付けて認識する第1認識部と、
前記第1認識部より関連付けて認識された、前記活性度および前記パラメータ群のそれぞれの値に基づき、前記活性度を目的変数とし、前記パラメータ群を説明変数とする前記活性度モデルを機械学習解析又は統計解析を実行することにより定義する解析部と、
実測結果および物理モデルによって予測された予測結果の内いずれか一方に基づいて前記パラメータ群を認識する第2認識部と、
前記第2認識部により認識された前記パラメータ群に基づき、前記解析部により定義された前記活性度モデルにしたがって、前記活性度を評価する評価部と、を備えていることを特徴とする、
漁業支援装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1記載の漁業支援装置であって、
前記パラメータ群が所定区域の現在の環境データに基づく少なくとも1つ以上のパラメータからなる第1パラメータ群と、前記第1パラメータ群の少なくとも1つ以上のパラメータの時間微分および空間微分のいずれか1つの微分値からなる第2パラメータ群を含むことを特徴とする、
漁業支援装置。
【請求項3】
請求項1記載の漁業支援装置であって、
前記活性度が水生動物の単位努力量当たりの漁獲量(CPUE:Catch per unit effort)であることを特徴とする
漁業支援装置。
【請求項4】
請求項2記載の漁業支援装置であって、
前記第1パラメータが所定区域の現在の水温、塩分、気温、気圧、風速、潮汐、日射量、波高、風向、波向、海流速度、海流向、クロロフィル濃度、溶存酸素量、透明度から選択される少なくとも1つ以上のパラメータを含むことを特徴とする
漁業支援装置。
【請求項5】
請求項1~4のうちいずれか記載の漁業支援装置と、
前記所定区域の位置情報と時間情報とを取得する情報端末装置と、を備え、
前記情報端末によって取得された位置情報と時間情報とに基づいて、前記漁業支援装置が前記所定区域の前記活性度を評価する
漁業支援システム。
【請求項6】
所定区域の水生動物の活性度と、前記活性度を表現する活性度モデルを定義するパラメータ群と、を関連付けて認識する第1認識工程と、
前記第1認識工程より関連付けて認識された、前記活性度および前記パラメータ群のそれぞれの値に基づき、前記活性度を目的変数とし、前記パラメータ群を説明変数とする前記活性度モデルを機械学習解析又は統計解析を実行することにより定義する解析部と、
実測結果および物理モデルによって予測された予測結果の内いずれか一方に基づいて前記パラメータ群を認識する第2認識工程と、
前記第2認識部により認識された前記パラメータ群に基づき、前記解析工程により定義された前記活性度モデルにしたがって、前記活性度を評価する工程と、を備えていることを特徴とする、
漁業支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、漁業支援装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、釣り人や漁業者は釣りや漁業を計画する際、快晴、曇り、雨等といった天気の分類や、ターゲットとなる魚の種類や、漁獲方法の方式等に基づいて、漁獲場所を選択することが通常である。このため、釣り人や漁業者は、天気予報や、過去の釣果情報を入手するとともに、これらの情報を総合的に各自が判断しながら、漁獲場所を選択する
【0003】
特許文献1には、あるエリア(所定区域)において釣りにどれくらい適しているかの判断や、釣りに適した場所探しの支援を行なうことができる釣り情報提供プログラム及び釣り情報提供装置を開示している。
【0004】
このような、装置によれば、風向きを表す風向情報及び水際の地形の向きを表す水際向情報をユーザーに提供することにより、所定区域において釣りにどれくらい適しているかをユーザーに提供することができる。
【0005】
また、特許文献2には、釣り人の経験や勘の有無などレベルを問わず釣果につながる予
測情報を生成することが可能な釣果予測生成装置などが開示される。特許文献2に家事されるような技術によれば、釣り上げ可能な水生生物が水生する釣場における環境情報と、釣場における現実の釣果情報と、を関連付けたたうえで、釣果が予測される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-059358号公報
特開2021-011768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1には、風向きを表す風向情報及び水際の地形の向きを表す水際向情報などはユーザーの釣りしやすさを示す情報であるところ、水生動物の活性度を示す情報を何ら含んでいない。このため、ユーザーにとって釣りしやすい場所であっても、このような場所で水生動物を漁獲することが困難になることがある。一般的に水生動物は環境(例えば水温など)に応じて、活性度(例えば、捕食意思など)が変化するので、このような情報を認識できなければ、漁獲の可能性を低減してしまうという課題がある。また、過去の釣果情報と、天気情報などの情報とを総合的に判断する際、ユーザーは膨大なデータから判断しなければならず、釣果情報と天気情報とを認識したとしてもユーザーにとってこれらの判断は煩雑である。
【0008】
また、特許文献2は、釣りの情報を蓄積する一方で、実際に水生生物がいるか否かなどの判定ができていない。漁獲方法には、釣りの他に網を使う方法等があるが、この場合、釣果報告だけで、当該判断をするのは、困難である。更に、釣りにも複数の種類があり、ユーザーはどの漁獲方法を使用すれば良いのかが、判断に困り、利便性が少ないという課題がある。また、特許文献2では釣り場ごとに測定装置などを設置する必要があり、大洋などの広範な領域の中でいずれの場所が、漁獲可能性が高いのか、適切判断できないとう課題がある。
【0009】
以上のような課題を解決するために、本発明は、ユーザーにとって簡易的にかつ的確に漁獲の可能性が高い場所、時間、漁獲方法を判断させる漁業支援装置及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明にかかる漁業支援装置は以下の発明特定事項を有することを特徴とする。
(1):本発明の漁業支援装置は、一面において、
所定区域の水生動物の漁獲方法ごとの活性度と、前記活性度を表現する活性度モデルを定義するパラメータ群と、を関連付けて認識する第1認識部と、
前記第1認識部より関連付けて認識された、前記活性度および前記パラメータ群のそれぞれの値に基づき、前記活性度を目的変数とし、前記パラメータ群を説明変数とする前記活性度モデルを機械学習解析又は統計解析を実行することにより定義する解析部と、
実測結果および物理モデルによって予測された予測結果の内いずれか一方に基づいて前前記パラメータ群を認識する第2認識部と、
前記第2認識部により認識された前記パラメータ群に基づき、前記解析部により定義された前記活性度モデルにしたがって、前記活性度を評価する評価部と、を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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