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公開番号2025117674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012530
出願日2024-01-31
発明の名称オーケストレーション装置、方法及びプログラム
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H04L 47/22 20220101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信システムにおける遅延の保証とリソースの活用とを両立することが可能なオーケストレーション装置、方法及びプログラムを提供することにある。
【解決手段】実施形態に係るオーケストレーション装置は、第1取得手段と、第2取得手段と、第3取得手段と、選択手段と、第1設定手段と、第2設定手段とを具備する。第1取得手段は、ユーザによって要求される要求遅延時間を取得する。第2取得手段は、第1及び第2サーバ装置の各々のリソースに関する第1リソース情報を取得する。第3取得手段は、ネットワークのリソースに関する第2リソース情報を取得する。選択手段は、要求遅延時間と第1及び第2リソース情報とに基づいてサーバ装置を選択する。第1設定手段は、選択されたサーバ装置にアプリケーションプログラムを配置するための設定を行う。第2設定手段は、ネットワークに対して最大通信遅延の設定を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークを介して接続されるエッジデバイスと第1及び第2サーバ装置とを備える通信システムに対してユーザによって要求される要求遅延時間を取得する第1取得手段と、
前記第1及び第2サーバ装置の各々のリソースに関する第1リソース情報を取得する第2取得手段と、
前記ネットワークのリソースに関する第2リソース情報を取得する第3取得手段と、
前記要求遅延時間と前記第1及び第2リソース情報とに基づいて、前記第1及び第2サーバ装置の中から前記通信システムを実現するためのアプリケーションプログラムが動作するサーバ装置を選択する選択手段と、
前記選択されたサーバ装置に前記アプリケーションプログラムを配置するための設定を行う第1設定手段と、
前記ネットワークに対して最大通信遅延の設定を行う第2設定手段と
を具備するオーケストレーション装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記選択手段は、
前記第1リソース情報に基づいて、前記第1サーバ装置において前記アプリケーションプログラムが動作することによって生じる第1処理遅延時間と、前記第2サーバ装置において前記アプリケーションプログラムが動作することによって生じる第2処理遅延時間とを予測し、
前記第2リソース情報から前記ネットワークが確約可能な通信遅延時間を取得し、
前記第1処理遅延時間及び前記通信遅延時間の第1合計時間と前記第2処理遅延時間及び前記通信遅延時間の第2合計時間とに基づいて、前記アプリケーションプログラムが動作するサーバ装置を選択する
請求項1記載のオーケストレーション装置。
【請求項3】
前記選択手段は、
前記第1合計時間が前記要求遅延時間以下である場合、前記第1サーバ装置を選択し、
前記第2合計時間が前記要求遅延時間以下である場合、前記第2サーバ装置を選択し、
前記第1及び第2合計時間の両方が前記要求遅延時間以下であり、かつ、当該第1合計時間が当該第2合計時間よりも長い場合、前記第1サーバ装置を選択し、
前記第1及び第2合計時間の両方が前記要求遅延時間以下であり、かつ、当該第2合計時間が当該第1合計時間よりも長い場合、前記第2サーバ装置を選択する
請求項2記載のオーケストレーション装置。
【請求項4】
前記選択手段は、
前記第1合計時間が前記要求遅延時間以下である場合、前記第1サーバ装置を選択し、
前記第2合計時間が前記要求遅延時間以下である場合、前記第2サーバ装置を選択し、
前記第1及び第2合計時間の両方が前記要求遅延時間以下であり、かつ、前記第1サーバ装置のリソース残量が前記第2サーバ装置よりも多い場合、前記第1サーバ装置を選択し、
前記第1及び第2合計時間の両方が前記要求遅延時間以下であり、かつ、前記第2サーバ装置のリソース残量が前記第1サーバ装置のリソース残量よりも多い場合、前記第2サーバ装置を選択する
請求項2記載のオーケストレーション装置。
【請求項5】
前記第2設定手段は、
前記第1サーバ装置が選択された場合、前記第1処理遅延時間との合計時間が前記要求遅延時間を超えない範囲の最大通信遅延を前記ネットワークに設定し、
前記第2サーバ装置が選択された場合、前記第2処理遅延時間との合計時間が前記要求遅延時間を超えない範囲の最大通信遅延を設定する
請求項3または4記載のオーケストレーション装置。
【請求項6】
前記ネットワークは、前記エッジデバイスと前記第1サーバ装置との間に配置された第1ネットワークと、前記エッジデバイスと前記第2サーバ装置との間に配置された第2ネットワークとを含み、
前記第3取得手段は、前記第1及び第2ネットワークの各々のリソースに関する第2リソース情報を取得し、
前記選択手段は、
前記第1リソース情報に基づいて、前記第1サーバ装置において前記アプリケーションプログラムが動作することによって生じる第1処理遅延時間と、前記第2サーバ装置において前記アプリケーションプログラムが動作することによって生じる第2処理遅延時間とを予測し、
前記第2リソース情報から、前記第1ネットワークが確約可能な第1通信遅延時間と、前記第2ネットワークが確約可能な第2通信遅延時間とを取得し、
前記第1処理遅延時間及び前記第1通信遅延時間の第1合計時間と前記第2処理遅延時間及び前記第2通信遅延時間の第2合計時間とに基づいて、前記アプリケーションプログラムが動作するサーバ装置を選択する
請求項1記載のオーケストレーション装置。
【請求項7】
前記第1及び第2ネットワークの各々は、複数のネットワークから構成され、
前記選択手段は、前記第1及び第2合計時間の各々が前記要求遅延時間以下である場合、前記第1ネットワークを構成する複数のネットワークの各々が確約可能な通信遅延時間の最大値と、前記第2ネットワークを構成する複数のネットワークの各々が確約可能な通信遅延時間の最大値とに基づいて、前記アプリケーションプログラムが動作するサーバ装置を選択する
請求項6記載のオーケストレーション装置。
【請求項8】
前記第1及び第2ネットワークの各々は、複数のネットワークから構成され、
前記選択手段は、前記第1及び第2合計時間の各々が前記要求遅延時間以下である場合、前記第1及び第2ネットワークの各々を構成するネットワークの数に基づいて、前記アプリケーションプログラムが動作するサーバ装置を選択する
請求項6記載のオーケストレーション装置。
【請求項9】
前記第3取得手段は、前記ネットワークを管理するネットワーク管理ノードから前記第2リソース情報を取得する請求項1記載のオーケストレーション装置。
【請求項10】
前記選択手段は、前記ネットワーク管理ノードから第2リソース情報を取得することができない場合、前記ネットワークを介してパケットを送受信することによって第2リソース情報を取得する請求項9記載のオーケストレーション装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、オーケストレーション装置、方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、ネットワークを介して接続されたエッジデバイス及びサーバ装置(クラウドサーバ)間で通信を行う通信システムにおいて発生する遅延を軽減する技術が知られている。
【0003】
しかしながら、このような通信システムにおいて発生する遅延と、当該通信システムのリソースの活用とを総合的に考慮することによって、より効率的に通信システムを運用することができる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6648790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、通信システムにおける遅延の保証とリソースの活用とを両立することが可能なオーケストレーション装置、方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係るオーケストレーション装置は、第1取得手段と、第2取得手段と、第3取得手段と、選択手段と、第1設定手段と、第2設定手段とを具備する。前記第1取得手段は、ネットワークを介して接続されるエッジデバイスと第1及び第2サーバ装置とを備える通信システムに対してユーザによって要求される要求遅延時間を取得する。前記第2取得手段は、前記第1及び第2サーバ装置の各々のリソースに関する第1リソース情報を取得する。前記第3取得手段は、前記ネットワークのリソースに関する第2リソース情報を取得する。前記選択手段は、前記要求遅延時間と前記第1及び第2リソース情報とに基づいて、前記第1及び第2サーバ装置の中から前記通信システムを実現するためのアプリケーションプログラムが動作するサーバ装置を選択する。前記第1設定手段は、前記選択されたサーバ装置に前記アプリケーションプログラムを配置するための設定を行う。前記第2設定手段は、前記ネットワークに対して最大通信遅延の設定を行う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係るオーケストレーション装置が適用される通信システムの構成の一例を示す図。
オーケストレーション装置の機能構成の一例を示すブロック図。
オーケストレーション装置のハードウェア構成の一例を示す図。
オーケストレーション装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
第1処理遅延予測テーブルのデータ構造の一例を示す図。
第2処理遅延予測テーブルのデータ構造の一例を示す図。
第2実施形態に係るオーケストレーション装置が適用される通信システムの構成の一例を示す図。
オーケストレーション装置の機能構成の一例を示すブロック図。
オーケストレーション装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
サーバアプリケーションの配置先の第1選択方法について説明するための図。
サーバアプリケーションの配置先の第2選択方法について説明するための図。
最大通信遅延を決定するための処理について説明するための図。
第3実施形態に係るオーケストレーション装置が適用される通信システムの構成の一例を示す図。
オーケストレーション装置の機能構成の一例を示すブロック図。
ネットワークリソース情報を取得する処理の処理手順の一例を示すフローチャート。
各実施形態における通信システムの具体的な構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るオーケストレーション装置(タイムセンシティブオーケストレータ)が適用される通信システムの構成の一例を示す。
【0009】
図1に示すように、通信システム1は、エッジデバイス10及び複数のサーバ装置を備える。図1においては、複数のサーバ装置として、第1及び第2サーバ装置20a及び20bが示されている。なお、通信システム1は、3つ以上のサーバ装置を備えていてもよい。
【0010】
通信システム1が運用される場合、エッジデバイス10上では通信システム1を実現するためのアプリケーションプログラム(以下、クライアントアプリケーションと表記)が動作する。
(【0011】以降は省略されています)

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