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公開番号
2025118239
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013452
出願日
2024-01-31
発明の名称
半導体装置の製造方法および半導体基板
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01L
21/265 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】窒化物半導体においてp型領域を形成するための技術を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、アルミニウムを含んだ化合物半導体基板の表面にベリリウムをイオン注入するイオン注入工程を備える。製造方法は、アルミニウム原子がベリリウム原子で置換されるように、イオン注入工程後の化合物半導体基板をアニールするアニール工程を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アルミニウムを含んだ化合物半導体基板の表面にベリリウムをイオン注入するイオン注入工程と、
アルミニウム原子がベリリウム原子で置換されるように、前記イオン注入工程後の前記化合物半導体基板をアニールするアニール工程と、
を備える、半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記イオン注入工程後において、前記化合物半導体基板の表面に垂直な方向におけるベリリウム濃度分布は、前記表面よりも深い位置に第1高さの第1ピークを有するとともに、前記第1ピークから深い方向および浅い方向の両側にむけて濃度が低下する裾引き形状を有しており、
前記アニール工程後において、前記ベリリウム濃度分布は、前記第1ピークに加えて前記表面の近傍に第2高さの第2ピークを有しており、
前記第2ピークは、前記第2ピークから深い方向の片側に向けて濃度が低下する裾引き形状を有しており、
前記アニール工程後の前記第1高さは、前記アニール工程前の前記第1高さよりも低く、
前記第2高さは、前記アニール工程後の前記第1高さよりも高い、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記第2ピークは、前記表面から5nmまでの深さの領域に存在している、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記アニール工程によって、導電性を有する導電領域が、前記表面から前記第2ピークまでの深さの領域に選択的に形成される、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記アニール工程は、酸素を含まない雰囲気中で行われる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記アニール工程は、750℃以上および3分以上の条件で行われる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
アルミニウムを含んだ化合物半導体の半導体基板であって、
前記半導体基板の表面に垂直な方向におけるベリリウム濃度分布は、前記表面よりも深い位置に第1高さの第1ピークを有するとともに、前記表面の近傍に第2高さの第2ピークを有しており、
前記第1ピークは、前記第1ピークから深い方向および浅い方向の両側にむけて濃度が低下する裾引き形状を有しており、
前記第2ピークは、前記第2ピークから深い方向の片側に向けて濃度が低下する裾引き形状を有しており、
前記第2高さは、前記第1高さよりも高い、
半導体基板。
【請求項8】
前記第2ピークは、前記表面から5nmまでの深さの領域に存在している、請求項7に記載の半導体基板。
【請求項9】
導電性を有する導電領域が、前記表面から前記第2ピークまでの深さの領域に選択的に形成されている、請求項8に記載の半導体基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、半導体装置の製造方法および半導体基板に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
アルミニウムを含んだ化合物半導体(例:窒化アルミニウム)は、広いバンドギャップを有するため、パワーデバイス用材料としての用途拡大が望まれている。特許文献1には、分子線エピタキシ(MBE)を用いて、アルミニウムを含んだ化合物半導体にp型不純物(ベリリウム)をドープする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2023-527310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分子線エピタキシによる不純物ドーピングは、製造コスト等の観点から、半導体製造分野に適用することが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示する半導体装置の製造方法の一実施形態は、アルミニウムを含んだ化合物半導体基板の表面にベリリウムをイオン注入するイオン注入工程と、アルミニウム原子がベリリウム原子で置換されるように、イオン注入工程後の化合物半導体基板をアニールするアニール工程と、を備える。
【0006】
上記構成によると、ベリリウムのイオン注入により、アルミニウムを含んだ化合物半導体をp型化することができる。分子線エピタキシなどに比して、半導体装置の製造コストを低減することが可能となる。
【0007】
イオン注入工程後において、化合物半導体基板の表面に垂直な方向におけるベリリウム濃度分布は、表面よりも深い位置に第1高さの第1ピークを有するとともに、第1ピークから深い方向および浅い方向の両側にむけて濃度が低下する裾引き形状を有していてもよい。アニール工程後において、ベリリウム濃度分布は、第1ピークに加えて表面の近傍に第2高さの第2ピークを有していてもよい。第2ピークは、第2ピークから深い方向の片側に向けて濃度が低下する裾引き形状を有していてもよい。アニール工程後の第1高さは、アニール工程前の第1高さよりも低くてもよい。第2高さは、アニール工程後の第1高さよりも高くてもよい。効果の詳細は実施例で説明する。
【0008】
第2ピークは、表面から第2ピークまでの深さの領域に存在していてもよい。
【0009】
アニール工程によって、導電性を有する導電領域が、表面から第2ピークまでの深さの領域に選択的に形成されてもよい。
【0010】
アニール工程は、酸素を含まない雰囲気中で行われてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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