TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025118831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025079940,2023522001
出願日2025-05-12,2021-05-17
発明の名称ヘッドマウントディスプレイ装置
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類G06F 3/0481 20220101AFI20250805BHJP(計算;計数)
要約【課題】非透過型のディスプレイを備えたHMDでコンテンツを体感している場合でも、ユーザが使用したい時に情報処理装置を使用させる。
【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ装置は、VR画像を表示する非透過型のディスプレイと、カメラと、制御装置と、を備え、制御装置は、ユーザがVRコンテンツを体感中、カメラが生成する撮像画像を解析し(ステップS106)、撮像画像からユーザが情報処理装置を保持していると判定した場合(ステップS107:Yes)、ディスプレイにVR画像と情報処理装置の画像とを重畳して表示させる(ステップS109)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
非透過型のディスプレイと、
カメラと、
情報処理装置と接続する通信装置と、
VR画像データを含むVRコンテンツと、着信があったことを示す着信画像データと、を記憶するメモリと、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記メモリから読み出した前記VR画像データを前記ディスプレイに表示し、
前記ディスプレイに前記VR画像データを表示中に、前記情報処理装置に着信があったことを示す通知を、前記通信装置を介して前記情報処理装置から受信した場合、前記メモリから読み出した前記着信画像データと前記VR画像データと前記カメラから入力された撮像画像データとを重畳して前記ディスプレイに表示する、
ヘッドマウントディスプレイ装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置であって、
前記カメラから入力された撮像画像データを解析して前記情報処理装置を抽出した場合、前記情報処理装置の画像データを生成し、生成した前記情報処理装置の画像データを前記VR画像データに重畳して前記ディスプレイに表示する、
ヘッドマウントディスプレイ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置であって、
前記制御装置は、前記通信装置を介して前記着信画像データの消去要求を前記情報処理装置から受信した場合、前記着信画像データの表示を終了する、
ヘッドマウントディスプレイ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置であって、
前記制御装置は、前記着信画像データを前記ディスプレイに表示してから所定時間が経過した場合、前記着信画像データの表示を終了する、
ヘッドマウントディスプレイ装置。
【請求項5】
請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ装置であって、
前記通信装置は、近接通信機能を備え、
前記カメラから入力された撮像画像データに前記情報処理装置が含まれない場合、前記近接通信機能を用いて前記情報処理装置の位置を検出し、前記情報処理装置の存在方向を示す画像データを前記VR画像データに重畳して前記ディスプレイに表示する、
ヘッドマウントディスプレイ装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置であって、
前記制御装置は、前記通信装置を介してサーバから前記VRコンテンツをダウンロードし、前記ダウンロードしたVRコンテンツを前記メモリに記憶する、
ヘッドマウントディスプレイ装置。
【請求項7】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ装置であって、
前記着信画像データは、着信アイコンの画像データである、
ヘッドマウントディスプレイ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想現実(VR:Vertial Reality)コンテンツなどを体感するためのヘッドマウントディスプレイ装置(HMD:Head Mount Display)であって、コンテンツの体感中に情報処理装置等の使用開始が可能なヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
人工的に作られた仮想現実空間を現実空間のように体感させるVR技術が知られる。VR技術は、例えばフライトシミュレータ、観光案内、多数のユーザがネットワークを介して参加し仮想世界を築いていくゲームなどに適用されている。HMDを装着したユーザは、HMDのディスプレイに映し出されるVRコンテンツ画像(VR画像とも記す)を視聴することでVRコンテンツを体感する。VR画像は、サーバ等からHMDに供給され、ユーザの動きに応じて更新される。このようなVRコンテンツは、いわゆる没入型のコンテンツとして知られる。
【0003】
例えば特許文献1には、HMDとスマートフォンのような情報処理装置とをリンクさせ、HMDが備える半透過型のディスプレイ越しに前方背景をユーザに認識させる旨開示されている。具体的には、特許文献1には、スマートフォンが着信した時に、着信のアイコンを半透過型ディスプレイに表示させ、HMDの着脱なしに、ユーザが半透過型ディスプレイを通してスマートフォンを操作する旨が開示されている。このとき、スマートフォンの画面には、スマートフォンの機器情報が2次元コード等で表示され、HMDは、スマートフォンに表示される機器情報をカメラで撮影して読み取る。読み取った機器情報がHMD内に登録されている機器情報と一致する場合、スマートフォンの認証手順を軽減させることで、使い勝手を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6300705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、HMDには、非透過型ディスプレイを備えたものも存在する。非透過型ディスプレイを備えたHMDを用いて、VRコンテンツのような没入型のコンテンツを体感、あるいは視聴する場合、ユーザはスマートフォン等の情報処理装置を視認することができない。このため、例えば、ユーザが情報処理装置で閲覧したい情報がある場合や、着信等があった場合等、情報処理装置に対する必要な操作をタイムリーに行うことができない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、非透過型のディスプレイを備えたHMDでコンテンツを体感している場合でも、ユーザが使用したい時に情報処理装置を使用させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、ヘッドマウントディスプレイ装置は、VR画像を表示する非透過型のディスプレイと、カメラと、制御装置と、を備え、制御装置は、ユーザがVRコンテンツを体感中、カメラが生成する撮像画像を解析し、撮像画像からユーザが情報処理装置を保持していると判定した場合、ディスプレイにVR画像と情報処理装置の画像とを重畳して表示させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、VRコンテンツを体感している場合でも、ユーザが使用したい時に情報処理装置を使用させることが可能なヘッドマウントディスプレイ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係るヘッドマウントディスプレイ装置を含むVR体感システムの一例を示す構成図である。
本発明の実施の形態1に係るヘッドマウントディスプレイ装置の一例を示す外観図である。
本発明の実施の形態1に係るヘッドマウントディスプレイ装置の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1に係るヘッドマウントディスプレイ装置の他の例を示すブロック図である。
情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
VRコンテンツを体感中のユーザが情報処理装置を使用する際の処理の一例を示すフロー図である。
VR画像と情報処理装置の画像とが重畳されたヘッドマウントディスプレイ装置の表示画像の第1の例を示す図である。
VR画像と情報処理装置の画像とが重畳されたヘッドマウントディスプレイ装置の表示画像の第2の例を示す図である。
VR画像と情報処理装置の画像とが重畳されたヘッドマウントディスプレイ装置の表示画像の第3の例を示す図である。
本発明の実施の形態2に係る着信時の処理の一例を示す動作シーケンス図である。
着信時における表示画像の一例を示す図である。
本発明の実施の形態3に係る着信時の処理の一例を示す動作シーケンス図である。
情報処理装置3がカメラの撮像範囲内に存在する場合の表示画像を例示する図である。
情報処理装置3がカメラの撮像範囲内に存在する場合の表示画像を例示する図である。
情報処理装置3がカメラの撮像範囲内に存在する場合の表示画像を例示する図である。
本発明の実施の形態2に係る情報処理装置がカメラの撮像範囲内には存在しない場合の表示画像を例示する図である。
本発明の実施の形態2に係る情報処理装置がカメラの撮像範囲内には存在しない場合の表示画像を例示する図である。
本発明の実施の形態4に係るユーザの連携指示を検出する方法の一例を示すフロー図である。
本発明の実施の形態4に係るユーザの連携指示を検出する方法の他の例を示すフロー図である。
本発明の実施の形態4に係るVR体感アプリケーションによる連携処理の一例を示すフロー図である。
本発明の実施の形態5に係るVRコンテンツ体感中に使用される物体の一例を示す図である。
本発明の実施の形態5に係るVRコンテンツ体感中に使用される物体の他の例を示す図である。
通信モジュールの一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
裁判のAI化
29日前
個人
情報処理システム
1か月前
個人
フラワーコートA
8日前
個人
検査システム
1か月前
個人
介護情報提供システム
15日前
個人
設計支援システム
21日前
個人
携帯情報端末装置
1日前
個人
設計支援システム
21日前
個人
不動産売買システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
1か月前
株式会社カクシン
支援装置
24日前
個人
アンケート支援システム
10日前
個人
備蓄品の管理方法
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
11日前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
14日前
株式会社ワコム
電子消去具
1か月前
株式会社アジラ
移動方向推定装置
9日前
キヤノン電子株式会社
名刺管理システム
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
株式会社寺岡精工
システム
14日前
株式会社東芝
電子機器
1か月前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
1か月前
個人
リテールレボリューションAIタグ
7日前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
ホシデン株式会社
タッチ入力装置
1か月前
日本電気株式会社
システム及び方法
23日前
株式会社JVCケンウッド
管理装置
1か月前
個人
パターン抽出方法及び通信多重化方法
1か月前
株式会社アザース
企業連携システム
15日前
飛鳥興産株式会社
物品買取システム
3日前
個人
ユーザインターフェースシステム
1日前
株式会社CBE-A
情報処理システム
1か月前
続きを見る