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公開番号2025118891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025082014,2024008823
出願日2025-05-15,2020-04-03
発明の名称ビデオ符号化のための方法および装置
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人個人,個人
主分類H04N 19/12 20140101AFI20250805BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示の態様は、ビデオ符号化/復号のための方法および装置を提供する。
【解決手段】装置2200は、符号化ビデオビットストリームから符号化ユニット(CU)の符号化情報を復号する。符号化情報は、CUの第1の符号化ブロック(CB)の非ゼロ変換係数の最後の位置を示すS2210。最後の位置に基づいて、符号化情報において二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定しS2220、符号化情報において二次変換インデックスがシグナリングされると判定されるかどうかに基づいて、第2のCBに対して二次変換を実行するかどうかを判定するS2230。二次変換が実行されると判定された場合、第2のCBに対して二次変換を実行しS2240、第2のCBを再構築する。二次変換が実行されないと判定されたことに応答して、第2のCBに対して二次変換を実行することなく、第2のCBを再構築するS2250。
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
符号化ビデオビットストリームから符号化ユニット(CU)の符号化情報を復号するステップであって、前記符号化情報は、前記CUの第1の符号化ブロック(CB)の非ゼロ変換係数の最後の位置を示す、ステップと、
前記最後の位置に基づいて、前記符号化情報において二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定するステップと、
前記符号化情報において前記二次変換インデックスがシグナリングされると判定されるかどうかに基づいて、第2のCBに対して二次変換を実行するかどうかを判定するステップと、
前記二次変換が実行されると判定されたことに応答して、前記第2のCBに対して前記二次変換を実行し、前記第2のCBを再構築するステップと、
前記二次変換が実行されないと判定されたことに応答して、前記第2のCBに対して前記二次変換を実行することなく前記第2のCBを再構築するステップと、
を含む、復号器におけるビデオ復号のための方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定する前記ステップは、
前記最後の位置の水平成分が第1の閾値未満であり、前記最後の位置の垂直成分が第2の閾値未満であるかどうかを判定するステップと、
前記水平成分が前記第1の閾値未満であると判定され、前記垂直成分が前記第2の閾値未
満であると判定されたことに応答して、前記符号化情報において前記二次変換インデックスがシグナリングされていないと判定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定する前記ステップは、
前記最後の位置の水平成分と垂直成分との和が閾値未満であるかどうかを判定するステップと、
前記和が前記閾値未満であると判定されたことに応答して、前記符号化情報において前記二次変換インデックスがシグナリングされていないと判定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定する前記ステップは、
前記最後の位置の(i)水平成分および(ii)垂直成分のうちの最小成分が閾値未満であるかどうかを判定するステップと、
前記最小成分が前記閾値未満であると判定されたことに応答して、前記符号化情報において前記二次変換インデックスがシグナリングされていないと判定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定する前記ステップは、
前記最後の位置の(i)水平成分および(ii)垂直成分のうちの最大成分が閾値未満であるかどうかを判定するステップと、
前記最大成分が前記閾値未満であると判定されたことに応答して、前記符号化情報において前記二次変換インデックスがシグナリングされていないと判定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のCBは輝度ブロックであり、
前記最後の位置は前記輝度ブロックの最後の輝度位置であり、
前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定する前記ステップは、前記最後の輝度位置に基づいて前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定するステップをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のCBは輝度ブロックであり、
前記最後の位置は前記輝度ブロックの最後の輝度位置であり、
前記CUは彩度ブロックをさらに含み、
前記符号化情報は前記彩度ブロックについての非ゼロ変換係数の最後の彩度位置をさらに示し、
前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定する前記ステップは、
前記最後の輝度位置および前記最後の彩度位置に基づいて前記二次変換インデックスがシグナリングされるかどうかを判定するステップをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
符号化ビデオビットストリームから符号化ユニット(CU)の符号化情報を復号するステップであって、前記符号化情報は前記CUのサイズを示す、ステップと、
前記CUの前記サイズおよびCUサイズ閾値に基づいて、二次変換が許可されているかどうかを判定するステップと、
を含み、
前記CUの前記サイズが前記CUサイズ閾値以下である場合、前記二次変換は許可されていると判定され、前記CUの前記サイズが前記CUサイズ閾値より大きい場合、前記二次変換は許可されていないと判定される、復号器におけるビデオ復号のための方法。
【請求項9】
前記CUサイズ閾値は、前記CUにおける変換ユニットの最大サイズである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記CUの前記サイズが前記CUサイズ閾値以下である場合、
前記CU内の少なくとも1つのCBの非ゼロ変換係数の数を判定するステップであって、前記少なくとも1つのCBの各々のサイズが第1の閾値以上である、ステップと、
前記非ゼロ変換係数の数が第2の閾値未満であることに応答して、前記符号化情報において二次変換インデックスがシグナリングされていないと判定するステップと、
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年4月4日に出願された米国仮出願第62/829,435号「Modifications on the Secondary Transform」に対する優先権の利益を主張する、2020年4月2日に出願された米国特許出願第16/838,755号「Method and Apparatus for Video Coding」に対する優先権の利益を主張する。先行出願の開示全体は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
本開示は、ビデオ符号化に一般的に関連する実施形態を説明する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を一般的に提示することを目的としている。本発明者らの研究は、この背景技術の項に記載されている限りにおいて、ならびに出願時に先行技術として認められない可能性がある説明の態様は、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0004】
ビデオ符号化および復号は、動作補償を伴うインター画像予測を使用して実行することができる。非圧縮デジタルビデオは一連の画像を含み得、各画像は、例えば1920×1080の輝度サンプルと関連するクロミナンスサンプルとの空間次元を有している。一連の画像は、例えば毎秒60画像すなわち60 Hzの固定または可変の画像速度(非公式にはフレームレートとも呼ばれる)を有し得る。非圧縮ビデオには、重要なビットレート要件がある。例えば、サンプルあたり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60 Hzのフレームレートにおける1920×1080輝度サンプル解像度)には、1.5 Gbit/sに近い帯域幅が必要である。このようなビデオを1時間使用するには、600 GBを超える記憶領域が必要である。
【0005】
ビデオ符号化と復号の1つの目的は、圧縮によって入力ビデオ信号の冗長性を減らすことであり得る。圧縮は、前述の帯域幅または記憶領域の要件を、場合によっては2桁以上削減するのに役立ち得る。可逆圧縮と非可逆圧縮の両方、およびそれらの組み合わせを使用できる。可逆圧縮とは、圧縮された元の信号から元の信号の正確な複製を再構築できる手法を指す。非可逆圧縮を使用する場合、再構築された信号は元の信号と同一ではない可能性があるが、元の信号と再構築された信号との間の歪みは十分に小さいため、再構築された信号は目的の用途に役立つ。ビデオの場合、非可逆圧縮が広く採用されている。許容される歪みの量は用途によって異なる。例えば、特定の消費者ストリーミング用途のユーザは、テレビ配信用途のユーザよりも高い歪みを許容し得る。達成可能な圧縮率は、より高い許容/許容歪みにより、より高い圧縮率が得られることを反映し得る。
【0006】
ビデオ符号化器および復号器は、例えば、動作補償、変換、量子化、エントロピー符号化など、いくつかの広範なカテゴリの手法を利用できる。
【0007】
ビデオ符号化技術は、イントラ符号化として知られる技術を含むことができる。イントラ符号化では、サンプルまたは以前に再構築された参照画像からの他のデータを参照せずにサンプル値が表される。いくつかのビデオ符号化では、画像は空間的にサンプルのブロックに細分化される。サンプルのすべてのブロックがイントラモードで符号化される場合、その画像は、イントラ画像であり得る。イントラ画像および独立した復号器リフレッシュ画像などのそれらの派生は、復号器状態をリセットするために使用することができ、したがって、符号化ビデオビットストリームおよびビデオセッション内の第1の画像として、または静止画像として使用することができる。イントラブロックのサンプルは、変換にさらされる場合があり、変換係数は、エントロピー符号化の前に量子化され得る。イントラ予測は、変換前領域におけるサンプル値を最小化する技術であり得る。場合によっては、変換後のDC値が小さいほど、およびAC係数が小さいほど、エントロピー符号化後のブロックを表すために所与の量子化ステップサイズで必要とされるビットが少なくなる。
【0008】
例えばMPEG-2生成符号化技術から知られているような従来のイントラ符号化は、イントラ予測を使用しない。しかしながら、いくつかのより新しいビデオ圧縮技術は、例えば、周囲のサンプルデータおよび/または空間的に隣接し、復号順序で先行するデータのブロックの符号化/復号中に取得されたメタデータから試行する技術を含む。そのような技法は、以後「イントラ予測」技法と呼ばれる。少なくともいくつかの場合において、イントラ予測は、再構築中の現在の画像からの参照データのみを使用し、参照画像からの参照データは使用しないことに留意されたい。
【0009】
イントラ予測には多くの異なる形態があり得る。そのような技法のうちの2つ以上が所与のビデオ符号化技術において使用され得る場合、使用中の技法はイントラ予測モードで符号化され得る。ある場合には、モードはサブモードおよび/またはパラメータを有することができ、それらは個別に符号化されるかまたはモード符号語に含まれ得る。所与のモード/サブモード/パラメータの組み合わせにどの符号語を使用するかは、イントラ予測を介して符号化効率の利得に影響を与える可能性があり、そのため、符号語をビットストリームに変換するために使用されるエントロピー符号化技術も影響を与え得る。
【0010】
イントラ予測の特定のモードは、H.264で導入され、H.265で改良され、共同探索モデル(JEM)、汎用ビデオ符号化(VVC)、およびベンチマークセット(BMS)などの新しい符号化技術でさらに改良された。予測器ブロックは、既に利用可能なサンプルに属する隣接サンプル値を使用して形成することができる。隣接サンプルのサンプル値は、方向に従って予測器ブロックにコピーされる。使用中の方向への参照は、ビットストリーム内で符号化され得るか、またはそれ自体が予測され得る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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