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公開番号
2025118931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025083305,2021560756
出願日
2025-05-19,2020-11-13
発明の名称
記憶装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10B
43/40 20230101AFI20250805BHJP()
要約
【課題】メモリセル層の積層数が多い3次元構造のNAND型フラッシュメモリにおいて、配線の数が少ない記憶装置を提供する。
【解決手段】OSトランジスタを用いてデコーダを構成する。OSトランジスタは薄膜法などの手法を用いて形成できるため、前記デコーダは、3次元構造のNAND型フラッシュメモリの上方に積層して設けることができる。これにより、メモリセル層と概略垂直に設けられる配線の数を少なくすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の回路層と、第2の回路層、配線層、NANDフラッシュ層と、を有し、
第1の導電体と、第2の導電体と、第3の導電体と、を有し、
前記第2の回路層の上方に前記NANDフラッシュ層が設けられ、
前記NANDフラッシュ層の上方に前記配線層が設けられ、
前記配線層の上方に前記第1の回路層が設けられ、
前記第2の回路層と前記第1の回路層とは、前記第1の導電体を介して電気的に接続され、
前記第1の回路層と前記NANDフラッシュ層とは、前記第2の導電体および前記第3の導電体を介して電気的に接続され、
前記第1の回路層にはデコーダが設けられ、
前記NANDフラッシュ層にはメモリセルが設けられ、
前記第2の回路層には前記デコーダおよび前記メモリセルを制御する制御回路が設けられ、
前記デコーダは、前記第2の回路層と電気的に接続された前記第1の導電体と重畳する領域に位置し、かつ前記NANDフラッシュ層と電気的に接続された前記第2の導電体と重畳する領域に位置し、
前記制御回路が、前記NANDフラッシュ層に含まれている複数のページのうち1ページを選択するとき、前記制御回路は、前記第2の回路層と電気的に接続された第1の配線を介して前記デコーダに選択信号を出力し、
前記第1の配線には前記第1の導電体が用いられ、
前記第2の回路層から前記デコーダに送信される前記選択信号は、デジタル信号であり、
前記デコーダは、前記選択信号に応じて、前記NANDフラッシュ層の1つのページを選択する機能を有し、
前記デコーダは、前記NANDフラッシュ層の選択されたページに対して、第2の配線を介して高レベル電位を出力し、前記NANDフラッシュ層の選択されなかったページに対して、前記第2の配線を介して低レベル電位を出力する機能を有し、
前記第2の配線は、ワード線であり、前記メモリセルと電気的に接続され、
前記第2の配線には、前記第2の導電体および前記第3の導電体が用いられ、
前記NANDフラッシュ層のページ数をX(Xは2
k
を満たす整数であり、kは1以上の整数である)としたとき、前記第1の配線の配線数は、Y+log
2
X本(Yは0以上の整数であり、Yは前記デコーダの電源線を含み、前記選択信号以外の配線数である)記憶装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記デコーダは、インバータ回路INV[1]乃至インバータ回路INV[Y+log
2
X]と、インバータ回路OIV[1]乃至インバータ回路OIV[X]と、NAND回路NA[1]乃至NAND回路NA[X]とを有し、
前記第1の配線[t](tは、1以上Y+log
2
X以下の整数である)は、前記インバータ回路INV[t]の入力端子に電気的に接続され、
前記第1の配線[t]は、前記NAND回路NA[1]乃至前記NAND回路NA[X]のそれぞれの第1入力端子から選ばれた一つ、または複数と電気的に接続され、
前記インバータ回路INV[t]の出力端子は、前記NAND回路NA[1]乃至前記NAND回路NA[X]のそれぞれの第2入力端子から選ばれた一つ、または複数と電気的に接続され、
前記NAND回路NA[s](sは1以上X以下の整数である)の出力端子は、前記インバータ回路OIV[1]乃至前記インバータ回路OIV[X]の入力端子と電気的に接続され、
前記インバータ回路OIV[1]乃至前記インバータ回路OIV[X]の出力端子は、前記第2の配線[s]と電気的に接続される記憶装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶装置に関する。特に、3次元構造のNAND型フラッシュメモリに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【0002】
なお、本発明の一形態は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一形態は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。
【背景技術】
【0003】
パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)やサーバー(Server)などの情報処理装置に使用されるソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)、またUSB(Universal Serial Bus)やSDカードなどに使用される不揮発性の記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリは、半導体プロセスの微細化、一つのメモリセルに2ビット(4値)以上のデータを記憶する多値化、メモリセル層を複数積層する3次元化等により、近年、記憶容量の大容量化が進められている。
【0004】
一方、トランジスタのチャネル形成領域に酸化物半導体または金属酸化物を有するトランジスタ(酸化物半導体トランジスタ、OS(Oxide Semiconductor)トランジスタ、ともいう)が知られている。OSトランジスタは、トランジスタがオフ状態にあるときのドレイン電流(オフ電流、ともいう)が非常に小さい(例えば、非特許文献1、2、参照)特性を有し、注目を集めている。また、OSトランジスタは薄膜法などの手法を用いて形成できるため、OSトランジスタは、例えば、半導体基板に形成された他のトランジスタ上などに積層して設けることができる。
【0005】
また、酸化物半導体において、単結晶でも非晶質でもないCAAC(c-axis aligned crystalline)構造、およびnc(nanocrystalline)構造が見出されている(非特許文献1および非特許文献3、参照)。非特許文献1および非特許文献3では、CAAC構造を有する酸化物半導体を用いてトランジスタを作製する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
[非特許文献1]S.Yamazaki et al.,“Properties of crystalline In-Ga-Zn-oxide semiconductor and its transistor characteristics,” Jpn.J.Appl.Phys.,vol.53,04ED18(2014).
[非特許文献2]K.Kato et al.,“Evaluation of Off-State Current Characteristics of Transistor Using Oxide Semiconductor Material, Indium-Gallium-Zinc Oxide,”Jpn.J.Appl.Phys.,vol.51,021201(2012).
[非特許文献3]S. Yamazaki et al., “SID Symposium Digest of Technical Papers”, 2012, volume 43, issue 1, p.183-186
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
メモリセル層を複数積層したNAND型フラッシュメモリ(本明細書等では、3次元構造のNAND型フラッシュメモリ、3D NAND、ともいう)において、積層するメモリセル層の層数を増やすことで、記憶容量の大容量化が進められている。積層するメモリセル層の層数は96層が実用化され、近年、100層以上の開発が進められている。
【0008】
しかし、3次元構造のNAND型フラッシュメモリにおいて積層するメモリセル層の層数が増えると、各メモリセル層に情報を伝えるため、メモリセル層と概略垂直に設けられる配線の数も増え、チップ面積が大きくなる(チップの面積効率が低くなる)という課題があった。
【0009】
本発明の一形態は、メモリセル層と概略垂直に設けられる配線の数が少ない、3次元構造のNAND型フラッシュメモリを提供することを課題の一つとする。または、本発明の一形態は、積層するメモリセル層の層数を増やしても、メモリセル層と概略垂直に設けられる配線数の増加が少ない、3次元構造のNAND型フラッシュメモリを提供することを課題の一つとする。または、本発明の一形態は、チップの面積効率が高い、3次元構造のNAND型フラッシュメモリを提供することを課題の一つとする。
【0010】
なお、本発明の一形態は、必ずしも上記の課題の全てを解決する必要はなく、少なくとも一つの課題を解決できるものであればよい。また、上記の課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。これら以外の課題は、明細書、特許請求の範囲、図面などの記載から自ずと明らかになるものであり、明細書、特許請求の範囲、図面などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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