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公開番号
2025119870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014954
出願日
2024-02-02
発明の名称
無線通信装置及び通信方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
28/06 20090101AFI20250807BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】後方互換性を維持しながら人工知能もしくは機械学習の機能を発揮する無線通信装置を提供すること。
【解決手段】本発明の無線通信装置は、機能情報を記載する第1のフィールドを含む第1のフレームを送信する送信部と、を備え、前記機能情報には、機械学習に関連付けられた第1の信号処理を実施可能か否か、を示す第1の情報が含まれ、前記第1のフレームに記載された前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記第1の信号処理を実施可能なリンクを追加する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のリンクを備える無線通信装置であって、
機能情報を記載する第1のフィールドを含む第1のフレームを送信する送信部と、を備え、
前記機能情報には、機械学習に関連付けられた第1の信号処理を実施可能か否か、を示す第1の情報が含まれ、
前記第1のフレームに記載された前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記第1の信号処理を実施可能なリンクを追加する、無線通信装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
機能応答情報を記載する第2のフィールドを含む第2のフレームを受信する受信部を備え、
前記機能応答情報には、前記第1の情報が含まれ、
前記第2のフレームに記載された前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記第1の信号処理を実施可能なリンクを追加する、請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
キャリアセンスを実施する受信部と、を備え、
前記キャリアセンスは、受信電力を測定する第1のプロセスと、前記受信電力が所定の閾値を上回るか否かを判断する第2のプロセスと、所定の時間区間だけ送信を待機する第3のプロセスと、を少なくとも含む複数のプロセスを備え、
前記受信部が所定の時間区間の間で受信した前記第1のフレームに含まれる前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記受信部は、前記キャリアセンスが備える前記第1のプロセスと、前記第2のプロセスと、前記第3のプロセスの少なくとも1つを実施しない、請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項4】
複数のリンクを備える無線通信装置の通信方法であって、
機能情報を記載する第1のフィールドを含む第1のフレームを送信するステップと、を備え、
前記機能情報には、機械学習に関連付けられた第1の信号処理を実施可能か否か、を示す第1の情報が含まれ、
前記第1のフレームに記載された前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記第1の信号処理を実施可能なリンクを追加するステップを備える、通信方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)は、無線LAN(Local Area Network)通信の高速化、周波数利用効率化を実現するために、無線LAN標準規格であるIEEE 802.11の仕様更新に継続して取り組んでいる。無線LANでは、国・地域からの許可(免許)を必要とせずに使用することが可能な周波数帯(アンライセンスバンド)を用いて、無線通信を行うことができる。家庭などの個人向け用途では、インターネットなどへのWAN(Wide Area Network)回線に接続するための回線終端装置に無線LANアクセスポイント機能を含める、または無線LANアクセスポイント装置を回線終端装置に接続するなどして、住居内からのインターネットアクセスが無線化されてきた。これにより、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの無線LANステーション装置は、無線LANアクセスポイント装置に接続して、インターネットにアクセスできる。
【0003】
2021年にはIEEE 802.11axの規格策定が完了し、この規格に準拠した無線LANデバイスや、前記無線LANデバイスを搭載したスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの通信機器がWi-Fi 6(登録商標、Wi-Fi Allianceの認証を受けたIEEE 802.11ax準拠品に対する呼称)対応製品として市場に登場している。そして、現在、IEEE 802.11axの後継規格として、IEEE 802.11beの標準化活動が進められており、また、その後継規格であるIEEE 802.11bnに向けた議論も進んでいる。無線LANデバイスの急速な普及に伴い、昨今のIEEE 802.11標準化においては、無線LANデバイスの過密配置環境においてユーザあたりの更なるスループット向上の検討が行われている。
【0004】
IEEE 802.11be標準化においては、無線通信装置が、同時に複数の周波数帯、チャネルなどを使用して、複数リンクの接続を維持して通信することを可能とする、マルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation:MLO)に関する議論が行われている(非特許文献1)。MLOの一例としては、2.4GHz帯の接続、5GHz帯(5.2GHz帯、5.3GHz帯、5.6GHz帯など)の接続、6GHz帯の接続の、異なる周波数帯(frequency band)の3つのリンク接続を同時に運用するものが挙げられる。もちろん、周波数帯、チャネルなどの組み合わせはこれに限られることなく、様々な組み合わせが可能である。周波数帯の観点からは、将来的にはミリ波(28GHz帯、45GHz帯、60GHz帯など)や(サブ)テラヘルツ波(100GHz~300GHz帯)といった高周波数帯も、マルチリンクを構成する1つのリンクとして使用されうる。MLOによれば、無線通信装置は、使用する無線リソースや通信に係る設定が異なるリンク接続を複数同時に維持することができる。無線通信装置は、複数リンクを同時使用してのフレーム送受信ができるだけでなく、再接続動作を行うことなく、フレームを送受信するリンク接続を切り替える、すなわち周波数帯を変更することが可能となる。なお、ここでのマルチリンクを構成する個々のリンクは、物理層リンクとも呼ぶ。また、MLOに対応した無線通信装置をマルチリンクデバイス(MLD:Multi-Link Device)と呼ぶ。
【0005】
またIEEE 802.11では人工知能(AI:Artificial Intelligence)や機械学習(ML:Machine learning)の無線通信ネットワークへの適用が議論されている(非特許文献2)。例えば、機械学習によれば、ビームフォーミングに必要となるチャネル状態情報のフィードバックに必要となる情報量を削減できる可能性がある。得られた情報から適切なチャネル状態を復元できる(もしくはチャネル状態を少ない情報量で表現できる)学習モデルを送信側と受信側で共有できれば、従来よりも少ない情報量でチャネル状態情報のフィードバックが可能となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
IEEE 802.11-19/0773-08-00be、Nov.2019
IEEE 802.11-22/0987r25、Nov. 2023
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したようなAIやMLが新しい通信規格に採用された場合、同一周波数帯にAIやMLに対応しない他の通信規格が存在すれば、AIやMLに対応した無線通信装置と、AIやMLに対応していない無線通信装置が混在することになる。無線LANでは、後方互換性を維持する必要があるから、AIやMLに対応した新しい規格は、AIやMLに対応していない無線通信装置もサポートしなければならず。上述したようなAIやMLの機能を最大限に発揮できなくなることが課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するための本発明に係る無線通信装置及び通信方法は、次の通りである。
【0009】
(1)すなわち、本発明の一態様に係る無線通信装置は、複数のリンクを備える無線通信装置であって、機能情報を記載する第1のフィールドを含む第1のフレームを送信する送信部と、を備え、前記機能情報には、機械学習に関連付けられた第1の信号処理を実施可能か否か、を示す第1の情報が含まれ、前記第1のフレームに記載された前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記第1の信号処理を実施可能なリンクを追加する。
【0010】
(2)また、本発明の一態様に係る無線通信装置は、上記(1)に記載され、機能応答情報を記載する第2のフィールドを含む第2のフレームを受信する受信部を備え、前記機能応答情報には、前記第1の情報が含まれ、前記第2のフレームに記載された前記第1の情報が、前記第1の信号処理を実施可能であることを示す場合、前記第1の信号処理を実施可能なリンクを追加する。
(【0011】以降は省略されています)
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