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公開番号2025120109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024184685
出願日2024-10-21
発明の名称帯電防止性樹脂組成物、その成形体およびフィルム
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 23/26 20250101AFI20250807BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、持続性を有する十分な帯電防止性を有し、かつ、成形体が透明性に優れる帯電防止性樹脂組成物、その成形体およびフィルムを提供する。
【解決手段】本発明は、変性ポリエチレン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を1~50質量部、および下記(Y)成分を0.01~10.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物が提供する。(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10~80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
変性ポリエチレン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を1~50質量部、および下記(Y)成分を0.01~10.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物。
(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10~80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。
(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記高分子化合物(E)が、ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、の反応により得られるポリエステル(a)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られるものである、請求項1に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項3】
前記高分子化合物(E)が、前記ポリエステル(a)から構成されるポリエステルのブロック(A)と、前記ポリエーテル(b)から構成されるポリエーテルのブロック(B)と、を有し、前記ポリエステル(a)の末端に有する水酸基またはカルボキシル基と、前記ポリエーテル(b)の末端に有する水酸基と、前記エポキシ化合物(D)のエポキシ基またはエポキシ基の反応により形成された水酸基と、の反応により形成された、エステル結合またはエーテル結合を介して結合してなる構造を有する、請求項2に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項4】
前記高分子化合物(E)が、前記ポリエステルのブロック(A)および前記ポリエーテルのブロック(B)がエステル結合を介して繰り返し交互に結合してなる両末端にカルボキシル基を有するブロックポリマー(C)と、前記エポキシ化合物(D)と、がエステル結合を介して結合してなる構造を有する、請求項3に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項5】
前記高分子化合物(E)の前記エポキシ化合物(D)が、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルである、請求項1に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項6】
前記高分子化合物(E)の前記エポキシ化合物(D)が、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルである、請求項2に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項7】
前記高分子化合物(E)の前記エポキシ化合物(D)が、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルである、請求項3に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項8】
前記高分子化合物(E)の前記エポキシ化合物(D)が、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテルである、請求項4に記載の帯電防止性樹脂組成物。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の帯電防止性樹脂組成物が成形されてなる、成形体。
【請求項10】
フィルムである、請求項9に記載の成形体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、帯電防止性樹脂組成物(以下、単に「樹脂組成物」とも称する)、その成形体およびフィルムに関し、詳しくは、持続性を有する優れた帯電防止性を有する成形体およびフィルムに適した帯電防止性樹脂組成物、その成形体およびフィルムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
合成樹脂は、軽量で加工が容易であるのみならず、用途に応じて基材を設計することができる等の優れた特性を有しているため、現代では欠かすことのできない重要な素材である。また、合成樹脂は電気絶縁性に優れるという特性を有するため、電気製品のコンポーネント等に頻繁に利用されている。しかしながら、合成樹脂はあまりにも絶縁性が高いため、摩擦等により帯電しやすいという問題がある。
【0003】
帯電した合成樹脂は周囲の埃や塵を引き付けるため、樹脂成形品の外観を損ねるという問題が生ずる。また、電子製品の中でも、例えば、コンピューター等の精密機器は、帯電により回路が正常に作動することができなくなる場合がある。さらに、電撃による問題も存在する。樹脂から人体に対して電撃が発生すると、人に不快感を与えるだけでなく、可燃性気体や粉塵のあるところでは、爆発事故を誘引する可能性もある。さらにまた、電気電子機器や電気電子部品の製造工程時に使用される合成樹脂フィルムや包装フィルムにおいても、帯電による静電気の発生は、電撃や微細な埃を引き付けることで、部品や機器の故障を引き起こし、大きな問題となる。
【0004】
合成樹脂のなかでも、エチレン-酢酸ビニル共重合体等の変性ポリエチレン系樹脂は、ポリエチレンよりも融点が低く、柔軟性が高いため、フィルムやシーラントなどに広く用いられている。特に、半導体、電子部品、光学部品製造におけるダイシング工程に使用されるダイシングテープに使用されている。このダイシングテープは帯電防止されていることが必要とされる。さらに、テープ越しの文字の識別や、レーザーダイシングなどで、レーザー光をダイシングテープのフィルムを介して照射する場合、高い透明性を有していることが必要とされる。さらに、エチレン-酢酸ビニル共重合体等の変性ポリエチレン系樹脂は、電子部品を搬送するための容器や、収納するための容器、電気電子部品を包装する包装材に使用される。これら容器や包装材においても、帯電防止性が必要とされている。
【0005】
このような問題を解消するために、従来から、合成樹脂に対して帯電を防止する処理がなされている。最も一般的な帯電防止処理方法は、合成樹脂に帯電防止剤を加える方法である。このような帯電防止剤には、樹脂成形体表面に塗布する塗布型のものと、樹脂を加工成形する際に添加する練り込み型のものとがあるが、塗布型のものは持続性に劣ることに加え、表面に大量の有機物が塗布されるために、その表面に触れたものが汚染されるという問題があった。
【0006】
かかる観点から、従来、主として合成樹脂に練り込んで使用する高分子型帯電防止剤が検討されており、例えば、特許文献1では、ポリオレフィン系樹脂への帯電防止性付与のためにポリエーテルエステルアミドが提案されている。また、特許文献2では、ポリオレフィンのブロックと親水性ポリマーのブロックとが、繰り返し交互に結合した構造を有するブロックポリマーが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平3-290464号公報
特開2001-278985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の高分子型帯電防止剤では、帯電防止性とその持続性は十分ではなかった。また、従来の高分子型帯電防止剤を使用した場合、十分な透明性が得られないという問題があった。そのため、今日、持続性のある十分な帯電防止性を有しながら、成形体の透明性に優れる樹脂組成物が求められているのが現状である。
そこで、本発明の目的は、持続性を有する十分な帯電防止性を有し、かつ、成形体が透明性に優れる帯電防止性樹脂組成物、その成形体およびフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解消するために鋭意検討をした結果、特定の構造を有する帯電防止性の高分子化合物の1種以上と、アルカリ金属の塩およびイオン性液体からなる群から選択される1種以上とを、所定の割合で併用することで、上記課題を解消できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち本発明の帯電防止性樹脂組成物は、変性ポリエチレン系樹脂100質量部に対し、下記(X)成分を1~50質量部、および下記(Y)成分を0.01~10.0質量部含有する帯電防止性樹脂組成物である。
(X)成分:ジオール(a1)と、ジカルボン酸(a2)と、両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)と、エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物(D)と、の反応により得られる高分子化合物(E)の1種以上を含有する帯電防止剤であって、前記両末端に水酸基を有するポリエーテル(b)が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)であり、ポリテトラメチレングリコール(b2)の割合が、ポリエチレングリコール(b1)およびポリテトラメチレングリコール(b2)の合計モル数に対して、10~80モル%であることを特徴とする帯電防止剤。
(Y)成分:アルカリ金属の塩(F)およびイオン性液体(G)からなる群から選択される1種以上。
(【0011】以降は省略されています)

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