TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025120777
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015871
出願日2024-02-05
発明の名称車両の駆動力制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 30/188 20120101AFI20250808BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者が期待する駆動力特性を適切に設定することができる車両の駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】第1走行環境を運転者がアクセル操作して模擬走行することにより、運転者のアクセル操作量に対する要求駆動力である駆動力特性を第1走行環境に対応した第1駆動力特性として学習し(ステップS3)、第2走行環境を運転者がアクセル操作して模擬走行することにより(ステップS6)、駆動力特性を第2走行環境に対応した第2駆動力特性として学習する(ステップS8)。そして、車両の要求駆動力を設定するための第1駆動力特性と第2駆動力特性を、検出部によって検出された走行環境に基づいて切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
運転者によるアクセル操作量に応じて要求駆動力を設定する車両の駆動力制御装置であって、
前記車両の要求駆動力を設定するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記車両の走行環境を検出する検出部と、
予め定められた第1走行環境を前記運転者がアクセル操作して模擬走行することにより、前記運転者のアクセル操作量に対する前記要求駆動力である駆動力特性を前記第1走行環境に対応した第1駆動力特性として学習する第1学習部と、
予め定められた第2走行環境を前記運転者がアクセル操作して模擬走行することにより、前記駆動力特性を前記第2走行環境に対応した第2駆動力特性として学習する第2学習部とを備え、
前記車両の要求駆動力を設定するための前記第1駆動力特性と前記第2駆動力特性とを、前記検出部によって検出された前記走行環境に基づいて切り替える
ことを特徴とする車両の駆動力制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者によるアクセル操作量に基づいて車両の駆動力を制御する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転者の加速期待に応じた発進加速性や追い越し加速性を得るように構成された車両の駆動力制御装置が記載されている。この制御装置は、運転者によるアクセル操作量と車速とに基づいて要求駆動力を設定するための駆動力マップを備えていて、アクセル開度やアクセル開度変化量などから判定される加速要求が大きい場合に、駆動力マップによって定められる要求駆動力に、アクセル開度や車速などに応じた増加駆動力を加算するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-163825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された駆動力制御装置は、運転者によるアクセル操作量などに基づいて、駆動力を増加補正することによって、発進加速性や追い越し加速性を向上させるように構成されている。すなわち、アクセル操作量に対する要求駆動力で定められる駆動力特性を増加させるように構成されている。一方、車庫入れする際の発進時には、駆動力を緻密に制御することが好ましく、したがって、特許文献1に記載された駆動力制御装置のように、発進加速性を向上させるように駆動力特性を増加させると、車庫入れ時には、アクセル装置をより一層緻密に操作することになる。すなわち、一般道路と車庫入れ時との発進時には、要求される駆動力特性が異なり、いずれか一方の走行環境(シーン)に応じて駆動力特性を設定すると、他方の走行環境では、アクセル装置の操作性が悪化する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、運転者が期待する駆動力特性を適切に設定することができる車両の駆動力制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、運転者によるアクセル操作量に応じて要求駆動力を設定する車両の駆動力制御装置であって、前記車両の要求駆動力を設定するコントローラを備え、前記コントローラは、前記車両の走行環境を検出する検出部と、予め定められた第1走行環境を前記運転者がアクセル操作して模擬走行することにより、前記運転者のアクセル操作量に対する前記要求駆動力である駆動力特性を前記第1走行環境に対応した第1駆動力特性として学習する第1学習部と、予め定められた第2走行環境を前記運転者がアクセル操作して模擬走行することにより、前記駆動力特性を前記第2走行環境に対応した第2駆動力特性として学習する第2学習部とを備え、前記車両の要求駆動力を設定するための前記第1駆動力特性と前記第2駆動力特性とを、前記検出部によって検出された前記走行環境に基づいて切り替えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1走行環境の走行時に対応した第1駆動力特性と、第2走行環境の走行時に対応した第2駆動力特性とを運転者による模擬走行によって学習し、第1駆動力特性と第2駆動力特性とを走行環境に応じて切り替えるように構成されている。したがって、走行環境に対応して運転者が期待する駆動力を発生させることができ、例えば、第1走行環境を走行している際に運転者が駆動力不足と感じることを抑制でき、それに対して、第2走行環境を走行している際に駆動力が過大と運転者が感じることを抑制できる。そのため、走行環境に拘わらずアクセル装置の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
アクセル開度と駆動力との関係の一例を示す線図である。
本発明の実施形態における駆動力制御装置によって実行される制御の一例を説明するためのフローチャートである。
車庫入れ駆動力特性を学習する際に表示部に表示する所定の車庫の画像を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明を具体化した場合の一例に過ぎないのであって、本発明を限定するものではない。
【0010】
本発明の実施形態における車両は、運転者が操作するアクセル装置やブレーキ装置を備えた、従来の車両と同様に構成することができ、エンジンを駆動力源としたコンベンショナルな車両であってもよく、モータを駆動力源とした電気自動車であってもよく、エンジンとモータとを駆動力源としたハイブリッド車両であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
カーテント
2か月前
個人
タイヤレバー
24日前
個人
警告装置
4か月前
個人
車窓用防虫網戸
3か月前
個人
小型EVシステム
4か月前
個人
車輪清掃装置
2か月前
日本精機株式会社
ケース
4か月前
個人
ホイルのボルト締結
1か月前
個人
ルーフ付きトライク
15日前
個人
キャンピングトライク
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
5日前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
個人
車両通過構造物
25日前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
ワイパーゴム性能保持具
3か月前
個人
乗合路線バスの客室装置
1か月前
個人
車両用スリップ防止装置
1か月前
個人
アクセルのソフトウェア
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
1か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
3か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
3か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
4か月前
株式会社ニフコ
照明装置
3日前
株式会社ニフコ
保持装置
1か月前
個人
音声ガイド、音声サービス
1か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
19日前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
1か月前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
4か月前
株式会社ユーシン
照明装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
続きを見る