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公開番号2025120984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016077
出願日2024-02-06
発明の名称樹脂組成物、成形品、樹脂組成物の製造方法および樹脂組成物の結晶性向上方法
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 67/00 20060101AFI20250812BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】結晶性に優れた樹脂組成物、その成形品、結晶性に優れた樹脂組成物の製造方法および樹脂組成物の結晶性向上方法を提供する。
【解決手段】ポリエステル系樹脂と、核剤と、を含み、核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ポリエステル系樹脂と、
核剤と、
を含み、
前記核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む樹脂組成物。
続きを表示（約 600 文字）【請求項２】
前記ポリエステル系樹脂がポリヒドロキシアルカノエート、ポリアルキレンアルカンジオエート、ポリアルキレンアルカンジオエートテレフタレート、ポリ乳酸およびポリカプロラクトンからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項１記載の樹脂組成物。
【請求項３】
前記ポリエステル系樹脂が生分解性樹脂である、請求項１記載の樹脂組成物。
【請求項４】
前記核剤の含有量が前記ポリエステル系樹脂１００質量部に対して０．００１～１０質量部である、請求項１記載の樹脂組成物。
【請求項５】
請求項１～４のいずれか一項に記載の樹脂組成物を成形して得られる成形品。
【請求項６】
ポリエステル系樹脂と、
核剤と、
を配合する配合工程を含み、
前記核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、樹脂組成物の製造方法。
【請求項７】
ポリエステル系樹脂と、
核剤と、
を配合する配合工程を含み、
前記核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、樹脂組成物の結晶性向上方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、樹脂組成物、成形品、樹脂組成物の製造方法および樹脂組成物の結晶性向上方法に関する。
続きを表示（約 940 文字）【背景技術】
【０００２】
樹脂組成物の特性を向上させる目的で、種々の検討がなされている。例えば下記特許文献１には、ポリエステル樹脂および芳香族スルホン酸塩を含む樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－６８９３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１で提案されている樹脂組成物は、結晶性の点でさらなる改善の余地があった。
【０００５】
そこで、本発明の目的は、結晶性に優れた樹脂組成物およびその成形品、結晶性に優れた樹脂組成物の製造方法ならびに樹脂組成物の結晶性向上方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは鋭意検討の結果、ポリエステル系樹脂と特定の核剤とを併用することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００７】
すなわち、本発明は、ポリエステル系樹脂と、核剤と、を含み、前記核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む樹脂組成物である。
【０００８】
また、本発明は、上記の樹脂組成物を成形して得られる成形品である。
【０００９】
さらに、本発明は、ポリエステル系樹脂と、核剤と、を配合する配合工程を含み、前記核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、樹脂組成物の製造方法である。
【００１０】
さらにまた、本発明は、ポリエステル系樹脂と、核剤と、を配合する配合工程を含み、前記核剤が芳香族リン酸エステル金属塩、スルホンアミド金属塩、スルホンイミド金属塩およびカルボン酸金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、樹脂組成物の結晶性向上方法である。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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