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公開番号2025121347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024087273
出願日2024-05-29
発明の名称回路基板
出願人き邦科技股分有限公司
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類H05K 1/02 20060101AFI20250812BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】回路基板を提供する。
【解決手段】回路基板は、基板110と、複数の回路120と、保護層130と、を備えている。回路120のそれぞれは基板110に設置されていると共に、第1リード部分と、第2リード部分と、第3リード部分と、を有し、第2リード部分は第1リード部分と第3リード部分との間に位置している。保護層130は第1リード部分及び第3リード部分を被覆するが、第2リード部分及び第1リード部分のアウターリードは被覆しない。これにより、第3リード部分を被覆する保護層130が、第2リード部分及びアウターリードにより擦過または圧迫される状況を防止している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1領域、第2領域及び第3領域が定義されている表面を有し、回路基板を輸送する第1方向に沿って、前記第2領域は前記第1領域と前記第3領域との間に位置している基板と、
複数の回路であって、前記回路のそれぞれは、前記第1領域に設けられている第1リード部分と、前記第2領域に設けられている第2リード部分と、前記第3領域に設けられている第3リード部分と、を有し、前記第1リード部分はインナーリード及びアウターリードを有し、前記第2リード部分は前記第1リード部分と前記第3リード部分との間に位置し、且つ前記第2リード部分は前記アウターリード及び前記第3リード部分に接続されている前記複数の回路と、
前記第1リード部分及び前記第3リード部分を被覆すると共に、前記第2リード部分、前記インナーリード、及び前記アウターリードは被覆しない保護層と、を備えていることを特徴とする回路基板。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記保護層は、第1保護部と、少なくとも1つの第2保護部と、中空部と、を有し、
前記中空部は前記第1保護部と前記第2保護部との間に位置し、前記第1保護部は前記第1リード部分を被覆すると共に前記インナーリード及び前記アウターリードは被覆せず、前記第2保護部は前記第3リード部分を被覆し、前記アウターリード及び前記第2リード部分は前記中空部に露出され、所定カットラインは前記中空部を通過すると共に前記第1保護部と前記第2保護部との間に位置し、前記回路基板は除去しない部分及び除去する部分に分割され、前記アウターリードは前記第1保護部と前記所定カットラインとの間に位置し、前記第1リード部分及び前記第1リード部分を被覆する前記第1保護部は前記除去しない部分に位置し、前記第2リード部分、前記第3リード部分、及び前記第3リード部分を被覆する前記第2保護部は前記除去する部分に位置していることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項3】
前記第2保護部は前記第3リード部分のテストパッドを被覆しないことを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
【請求項4】
前記保護層は2つの第2保護部を有し、前記第1保護部はこれら前記第2保護部の間に位置していることを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
【請求項5】
前記第1方向に沿って、前記第1保護部と前記第2保護部との間には第1距離を有し、前記第1距離は0.5μm以上2μm以下とすることを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
【請求項6】
前記第2保護部は前記第3リード部分のテストパッドを被覆せず、前記第1方向に沿って、前記第2保護部と前記テストパッドの末端との間には第2距離を有し、前記第2距離は0.5μm以上2μm以下とすることを特徴とする請求項5に記載の回路基板。
【請求項7】
前記第2保護部は前記第1方向に交わる第2方向に沿って延伸されいることを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
【請求項8】
前記第2保護部は複数の凸体を有し、前記第1方向に交わる第2方向に沿って、隣接するこれら前記凸体の間には第3距離を有し、前記第3距離は0.5μm以上158mm以下とすることを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
【請求項9】
前記第2保護部は複数の凸体を備え、前記第1方向に沿って、隣接するこれら前記凸体の間には第4距離を有し、前記第4距離は0.5μm以上50mm以下とすることを特徴とする請求項2、3、または8に記載の回路基板。
【請求項10】
前記第2保護部は前記第3リード部分の上面及び側面を被覆し、且つ隣接するこれら前記第3リード部分の間に位置している前記基板の前記表面を被覆し、前記第3リード部分の前記上面を被覆する前記第2保護部は厚みを有し、前記厚みは0.5μm以上50μm以下とすることを特徴とする請求項2に記載の回路基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板に関し、詳しくは、回路が異物により擦過されたり圧迫される状況を防止するフレキシブル回路基板に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の回路基板テープT1は複数のユニット10を備え、各ユニット10は、基板11と、複数の回路12と、保護層13と、を含む(図1参照)。各回路12は、インナーリード12aと、アウターリード12bと、テストパッド12cと、を有し、アウターリード12bはインナーリード12aとテストパッド12cとの間に位置している。保護層13は回路12を被覆するが、インナーリード12a、アウターリード12b、及びテストパッド12cは被覆しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、回路基板テープT1を輸送するまたは巻き取る際に、回路基板テープT1に残留する異物(不図示、プロセス環境中で発生する金属粒子/スクラップ、インク粒子/スクラップ等)が、露出しているアウターリード12b及びテストパッド12cを擦過し、或いは、アウターリード12b及びテストパッド12cが圧迫されてウィスカや変形が生じ、検品においてユニット10が不良品であると判断されることになった。
【0004】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、その目的は、回路基板を巻き取るまたは輸送する際に、回路基板に残留する異物が回路基板の回路を擦過する状況を防止し、且つ回路が圧迫されてウィスカが発生する状況も防止することが可能な回路基板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の一態様に係る回路基板は、基板と、複数の回路と、保護層と、を備えている。前記基板は、第1領域、第2領域及び第3領域が定義されている表面を有し、前記回路基板を輸送する第1方向に沿って、前記第2領域は前記第1領域と前記第3領域との間に位置している。前記回路のそれぞれは、前記第1領域に設けられている第1リード部分と、前記第2領域に設けられている第2リード部分と、前記第3領域に設けられている第3リード部分と、を有し、前記第1リード部分はインナーリード及びアウターリードを有し、前記第2リード部分は前記第1リード部分と前記第3リード部分との間に位置し、且つ前記第2リード部分は前記アウターリード及び前記第3リード部分に接続されている。前記保護層は前記第1リード部分及び前記第3リード部分を被覆するが、前記第2リード部分、前記インナーリード、及び前記アウターリードは被覆しない。
【0007】
このようにすることにより、第3リード部分を被覆する保護層が回路より高くなることで、回路基板に残留する異物が、露出しているアウターリード及び第2リード部分を擦過する状況を防止し、且つアウターリード及び第2リード部分が圧迫されてウィスカが発生する状況も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
従来の回路基板テープを示す平面図である。
本発明の一実施例に係る回路基板テープを示す平面図である。
本発明の一実施例に係る回路基板を示す平面図である。
本発明の一実施例に係る回路基板を示す平面図である。
本発明の一実施例に係る回路基板を示す平面図である。
図3のA-A線に沿う断面図である。
本発明に係る回路基板テープを巻き取る部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
回路基板テープT2は複数の回路基板100を備え、回路基板100のそれぞれは、基板110と、複数の回路120と、保護層130と、を含む。基板110の材料はポリイミド(Polyimide、PI)や他の材料から選択可能である。基板110の表面111には、第1領域111a、第2領域111b、及び第3領域111cが定義されている。回路基板100を輸送する第1方向Yに沿って、第2領域111bが第1領域111aと第3領域111cとの間に位置している(図2及び図3参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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