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公開番号
2025121537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024016983
出願日
2024-02-07
発明の名称
車両用シート、およびそのヘッドレストによる頭部加速度制御方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60N
2/888 20180101AFI20250813BHJP(車両一般)
要約
【課題】軽量化を図ることができ、かつ、車両衝突時における乗員の頚部への衝撃を低減させることができる構造の車両用シートを提供することを目的とする。
【解決手段】車両に設置される車両用シートであって、樹脂構造体で構成されたヘッドレストと、該ヘッドレストが取り付けられた背もたれ部と、を備えている。樹脂構造体は、圧縮ひずみに対する圧縮応力の立ち上がりが比較的に大きくなる圧縮当初の第1領域R1と、該第1領域R1における圧縮荷重を超える所定の圧縮荷重領域にて当該荷重の変化に対する圧縮ひずみの変化率が比較的に大きく変化する第2領域R2と、を含む応力―ひずみ曲線SSDを呈する特性を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に設置される車両用シートであって、
樹脂構造体で構成されたヘッドレストと、
該ヘッドレストが取り付けられた背もたれ部と、
を備え、
前記樹脂構造体は、圧縮ひずみに対する圧縮応力の立ち上がりが比較的に大きくなる圧縮当初の第1領域と、該第1領域における圧縮荷重を超える所定の圧縮荷重領域にて当該荷重の変化に対する圧縮ひずみの変化率が比較的に大きく変化する第2領域と、を含む応力―ひずみ曲線を呈する特性を有する、車両用シート。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記樹脂構造体は、前記第2領域における圧縮荷重を超える所定の圧縮荷重領域にて圧縮ひずみに対する圧縮応力が比較的に大きく変化する第3領域をさらに含む応力―ひずみ曲線を呈する特性を有する、請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記樹脂構造体は、圧縮時における公称ひずみ0.2~0.5の領域にて、傾きが100kPA以下の領域を持つ特性を備える、請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記樹脂構造体は、メタマテリアルからなる構造体である、請求項2に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記樹脂構造体は、圧縮荷重の大きさに応じて変形の度合いが異なる複数の可撓性を有する構成部材が接合されて構成されている、請求項4に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記構成部材は棒状の部材である、請求項5に記載の車両用シート。
【請求項7】
前記複数の構成部材によって前記樹脂構造体が多面体構造となっている、請求項7に記載の車両用シート。
【請求項8】
前記樹脂構造体は、荷重が作用する圧縮方向の端部に配置された第1の構成部材と、前記圧縮方向に対する開き角度を増減させる方向に開閉可能に該第1の構成部材に接合された第2の構成部材と、前記多面体構造の周辺部に複数が配置されて該第2の構成部材に接合された多角形をなし、該多角形が潰れる方向に変形可能な第3の構成部材と、を含む、請求項7に記載の車両用シート。
【請求項9】
前記第2の構成部材に変形を生じさせる荷重の大きさと、前記第3の構成部材に変形を生じさせる荷重とが異なる範囲に設定されている、請求項8に記載の車両用シート。
【請求項10】
前記背もたれ部は、CFRP、UD材および複合積層樹脂材料の少なくともいずれかにより構成されたシートフレームを有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シート、およびそのヘッドレストによる頭部加速度制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
各種車両の燃費の向上等を実現するべく、車体をより軽量化するための部材開発がおこなわれてきており、とくに、車両における重量比の高い車両用シートについても軽量化のため種々の検討がされてきた。このように車両用シートを軽量化するに際しては、単に軽量化を図るばかりでなく、強度低下における安全性の低下や、構成部材の弾性率の低下による振動の増加といった各種特性にも考慮しなければならず、それらの中でも、乗員の安全性はもっとも考慮されなければならない。従来、このような観点から、乗員の安全性を考慮した技術が種々提案されている(たとえば特許文献1~3参照)。
【0003】
また、車両にて事故が発生した際、乗員の頸部への衝撃が大きいとむち打ち症状などの後遺症が残るといった問題に照らせば、事故発生時における衝撃を効率的に和らげ、乗員の頸部に対する衝撃の大きさをいかに低減させるかということもまた重要な課題のひとつであるといえる。このような課題に対応したものとしては、追突した際、ヘッドレストを瞬時に前上方に移動させ、乗員の頭部が過度に後傾するのを防止して首への負担を軽くするようにした、いわゆるアクティブヘッドレストなどが知られている(たとえば特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6266320号公報
特許第3507065号公報
特許第6439724号公報
特開2000-342379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献4に開示されたようなアクティブヘッドレストにおいては、ヘッドレストを強制的に前動作動させる機構が追加で必要になるなど、車両用シートの重量が増加してしまうという課題を有していた。また、軽量化を図りつつ、乗員の頚部への衝撃を和らげるような構造の車両用シートは、従来、皆無であった。
【0006】
そこで、本発明は、軽量化を図ることができ、かつ、車両衝突時における乗員の頚部への衝撃を低減させることができる構造の車両用シート、およびそのヘッドレストによる頭部加速度制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するべく、本発明者は、後突(後面衝突)時における頸部傷害値(NIC値(Neck Injury Criteria) と呼ばれる)を参照しつつ、むち打ちが生じる際のメカニズムを鋭意検討した。後突時、一般的には、乗員の胸部の速度のほうが頭部の速度よりも大きくなり(胸部の速度>頭部の速度)、この速度差に応じた力が頚部に負荷として作用することによってむち打ち症状が引き起こされると考えられている。そうだとすれば、後突時における胸部の速度と頭部の速度の差分を構造的に減じることができれば、軽量化と安全性向上とを両立させうるとの知見が得られるに至った。
【0008】
本発明の一態様は上記のごとき検討により得られた知見に基づくものであり、車両に設置される車両用シートであって、
樹脂構造体で構成されたヘッドレストと、
該ヘッドレストが取り付けられた背もたれ部と、
を備え、
樹脂構造体は、圧縮ひずみに対する圧縮応力の立ち上がりが比較的に大きくなる圧縮当初の第1領域と、該第1領域における圧縮荷重を超える所定の圧縮荷重領域にて当該荷重の変化に対する圧縮ひずみの変化率が比較的に大きく変化する第2領域と、を含む応力―ひずみ曲線を呈する特性を有する、車両用シートである。
【0009】
かかる構造の車両用シートにおいては、圧縮時に上記のごとき所定の特性を有する樹脂構造体で構成されたヘッドレストが、後突のとき乗員の頭部に作用する衝撃を吸収する。これらヘッドレストと背もたれ部の特性ないしこれによって奏される作用によれば、胸部と頭部の速度差を少なくし、もって、当該速度差に応じて頚部に作用する負荷を減少させることが可能である。
【0010】
しかも、上記のごとき車両用シートでは、重量が嵩みがちなアクティブヘッドレストといった機構を採用することなく、構造に依拠して軽量化を図ることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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