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公開番号2025121664
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017248
出願日2024-02-07
発明の名称運転支援装置、運転支援方法、及びプログラム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250813BHJP(信号)
要約【課題】移動体の周辺に存在する監視対象物に対する報知を、運転者が把握し易い態様で行うことができる運転支援装置、運転支援方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】運転支援装置1は、移動体100の周辺に存在する監視対象物を認識する監視対象物認識部と、移動体100に備えられた表示装置31により、移動体100の運転席の前方に顔部を有するキャラクター画像50を表示し、監視対象物認識部により監視対象物が認識されたときに、キャラクター画像50、移動体100の進行方向に顔を向けた進行方向注視画像50aから、監視対象物の方向に顔を向けた監視対象物注視画像50b,50cへと変化させる注意喚起報知を実行する注意喚起報知部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の周辺に存在する監視対象物を認識する監視対象物認識部と、
前記移動体に備えられた表示装置により、前記移動体の運転席の前方に顔部を有するキャラクター画像を表示し、前記監視対象物認識部により前記監視対象物が認識されたときに、前記キャラクター画像を、前記移動体の進行方向に顔を向けた進行方向注視画像から、前記監視対象物の方向に顔を向けた監視対象物注視画像へと変化させる注意喚起報知を実行する注意喚起報知部と、
を備える運転支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記キャラクター画像は、前記キャラクター画像の視線の向きを特定するための視線特定部分を有し、前記進行方向注視画像は、前記視線特定部分により前記キャラクター画像の視線が前記移動体の進行方向に向いていることが認識可能であり、前記監視対象物注視画像は、前記視線特定部分により前記キャラクター画像の視線が前記監視対象物に向いていることが認識可能である
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項3】
前記表示装置は、前記移動体のフロントウインドウの前記移動体の運転席の前方の所定箇所に画像を投影するヘッドアップディスプレイであり、
前記注意喚起報知部は、前記キャラクター画像を、前記表示装置により、前記移動体のフロントウインドウの前記所定箇所に投影して表示する
請求項1に記載の運転支援装置。
【請求項4】
前記監視対象物認識部により認識された前記監視対象物の前記移動体に対するリスク度合を判定するリスク度合判定部を備え、
前記注意喚起報知部は、前記監視対象物の前記リスク度合に応じて、前記キャラクター画像の表示態様を変更する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運転支援装置。
【請求項5】
前記注意喚起報知部は、前記監視対象物の前記リスク度合に応じて、前記キャラクター画像のサイズ、色、動作のうちの少なくともいずれか1つを変更する
請求項4に記載の運転支援装置。
【請求項6】
前記注意喚起報知部は、前記監視対象物の前記リスク度合が高いほど、前記進行方向注視画像から前記監視対象物注視画像へと変化する時間を短くする
請求項4に記載の運転支援装置。
【請求項7】
前記進行方向注視画像と前記監視対象物注視画像における前記キャラクター画像の顔の向きの角度差が所定値以下である場合に、前記注意喚起報知を複数回実行する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運転支援装置。
【請求項8】
前記監視対象物認識部により認識された前記監視対象物の前記移動体に対するリスク度合を判定するリスク度合判定部を備え、
前記注意喚起報知部は、前記監視対象物認識部により複数の前記監視対象物が認識されている場合に、前記リスク度合が最も高い前記監視対象物を対象として、前記注意喚起報知を実行する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運転支援装置。
【請求項9】
前記監視対象物認識部により認識された前記監視対象物の前記移動体に対するリスク度合を判定するリスク度合判定部を備え、
前記注意喚起報知部は、前記監視対象物認識部により複数の前記監視対象物が認識されている場合に、前記注意喚起報知として、前記キャラクター画像の顔の向きを、前記進行方向注視画像から、リスク度合が最も高い前記監視対象物からリスク度合が最も低い前記監視対象物まで、順次変化させて表示する処理を実行する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運転支援装置。
【請求項10】
前記移動体の運転操作を認識する運転操作認識部を備え、
前記注意喚起報知部は、前記注意喚起報知を行った後に、前記運転操作認識部により前記監視対象物によるリスクを回避するための運転操作が認識されなかった場合に、前記注意喚起報知を再度実行する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運転支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転支援装置、運転支援方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて運転支援技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。例えば、特許文献1は、自車両のユーザに自車両の進行を妨げる可能性のある物体の存在を知らせるためのキャラクターを表示像としてウインドウシールドに投影する車両用情報表示装置を開示する。上記車両用情報表示装置は、物体の危険度及び緊急度の少なくとも一方に応じてキャラクターの投影される大きさ、投影される位置、形状、色彩、及び表情などを変更する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-9446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、運転支援技術において、車両の運転者に対して、自車両の進行を妨げる可能がある物体の存在を報知することが有効である。しかしながら、上記従来の車両用情報表示装置のように、物体の危険度及び緊急度に応じて、ウインドウシールドに表示されるキャラクターの大きさ、位置、形状、色彩、表情を変更した場合、運転者は、物体の危険度や緊急度を把握し辛い。そこで、車両等の移動体の周辺に存在する監視対象物に対する報知を、運転者に把握し易い態様で行うことが、本願発明の課題である。
本願は、上記課題の解決のため、移動体の周辺に存在する監視対象物に対する報知を、運転者が把握し易い態様で行うことを目的としたものである。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、移動体の周辺に存在する監視対象物を認識する監視対象物認識部と、前記移動体に備えられた表示装置により、前記移動体の運転席の前方に顔部を有するキャラクター画像を表示し、前記監視対象物認識部により前記監視対象物が認識されたときに、前記キャラクター画像を、前記移動体の進行方向に顔を向けた進行方向注視画像から、前記監視対象物の方向に顔を向けた監視対象物注視画像へと変化させる注意喚起報知を実行する注意喚起報知部と、を備える運転支援装置が挙げられる。
【0006】
上記運転支援装置において、前記キャラクター画像は、前記キャラクター画像の視線の向きを特定するための視線特定部分を有し、前記進行方向注視画像は、前記視線特定部分により前記キャラクター画像の視線が前記移動体の進行方向に向いていることが認識可能であり、前記監視対象物注視画像は、前記視線特定部分により前記キャラクター画像の視線が前記監視対象物に向いていることが認識可能である構成としてもよい。
【0007】
上記運転支援装置において、前記表示装置は、前記移動体のフロントウインドウの前記移動体の運転席の前方の所定箇所に画像を投影するヘッドアップディスプレイであり、前記注意喚起報知部は、前記キャラクター画像を、前記表示装置により、前記移動体のフロントウインドウの前記所定箇所に投影して表示する構成としてもよい。
【0008】
上記運転支援装置において、前記監視対象物認識部により認識された前記監視対象物の前記移動体に対するリスク度合を判定するリスク度合判定部を備え、前記注意喚起報知部は、前記監視対象物の前記リスク度合に応じて、前記キャラクター画像の表示態様を変更する構成としてもよい。
【0009】
上記運転支援装置において、前記注意喚起報知部は、前記監視対象物の前記リスク度合に応じて、前記キャラクター画像のサイズ、色、動作のうちの少なくともいずれか1つを変更する構成としてもよい。
【0010】
上記運転支援装置において、前記注意喚起報知部は、前記監視対象物の前記リスク度合が高いほど、前記進行方向注視画像から前記監視対象物注視画像へと変化する時間を短くする構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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