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公開番号
2025109994
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003652
出願日
2024-01-15
発明の名称
現示内容に関する情報放送機能付き信号機
出願人
個人
代理人
主分類
G08G
1/07 20060101AFI20250718BHJP(信号)
要約
【課題】視覚障害者や高齢者などの歩行支援システムは数多く考案投入されているが、その内、視覚障害者が信号の現示状況を音で把握できる歩行者用信号機は全体の1割程度しか普及しておらず、それさえも騒音対策から深夜早朝は8割の機能が停止している実態がある。一方、音声による歩行支援システムについては殆どのシステムがスマートフォンを使うことを前提として開発されているため、白杖を持ちながら片手で操作する際に転倒の受け身が遅れる危険性があると共に、小さな画面の認識や操作が困難な視覚障害者にとっては必ずしも手軽で安全便利なシステムと言えるものではなかった。
【解決手段】信号機など光学的標識の現示関連情報を、電源を入れれば誰でも無料ですぐに情報が聞けるFMラジオ放送帯のアナログ式FM微弱電波を使って放送することで改善した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
信号機と称される、光学表示により視覚に訴えて社会秩序を円滑にしあるいは人の安全を支援するための情報表示機器に関し、その灯火制御回路や光学ディスプレイ制御回路などから出力される電源やディスプレイ制御信号や現示情報を受け取り解析して、または現示情報をカメラで読み取りその映像を解析して制御信号や現示情報として生成し、事前に録音された音声データやネット経由で受信蓄積した音声データを信号機の現示内容に関連する音声データとしてFMラジオ放送帯のアナログ式微弱電波として放送する機能を備えた信号機
続きを表示(約 83 文字)
【請求項2】
2.4GHz帯のデジタル無線を受信して解析し、アナログ音声としてFMラジオ放送帯の微弱電波として再放送する機能を備えた請求項1の信号機
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、FMラジオさえ持っておればその電源を入れて周波数を合わせるだけで手軽にその放送内容が音声で聞けるFMラジオ放送帯のアナログ式電波送信機を使う情報提供システムに関するものであり、歩行者用信号機や踏切警報機あるいは駅構内や見通しの悪い線路際で列車の接近を知らせる表示機あるいは工場内稼働装置に係る注意喚起表示など光学表示により視覚に訴えて社会秩序を円滑に保持しあるいは人の安全を支援するための情報表示機器(以後従来型信号機と言う)に付加することで、現示内容やそれに関する補助的な情報をFMラジオ放送帯のアナログ式微弱電波を使って放送する機能を持つ信号機(以後新型信号機と言う)とするための組み合わせに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【0002】
本発明は、従来型信号機に於ける灯火制御回路や光学ディスプレイ制御回路など(以後表示制御回路と言う)から出力される電源やディスプレイ制御信号や現示情報を受け取り解析して事前に録音された音声データやネット経由で受信及び蓄積した音声データを信号機の現示内容に関連する音声データとして選択再生する録音再生制御回路、再生された音声データを受け取りFMラジオ放送帯のアナログ式微弱電波として放送する送信回路(以後アナログFM微弱電波送信回路と言う)から成ることを基本構成とし、後述の如く放送状態の把握機能やデジタル信号を受信解析してその内容をアナログ音声に変換して放送する機能、将来的な機能拡張用のデジタルインターフェイスなどを備えておけばなお良い。
【0003】
アナログFM微弱電波送信回路に含まれるアンテナは信号機の設置目的や種別、あるいは設置場所や利用者の特性などによって指向性あるいは無指向性を選択することができるので、電波の到来による情報受信者の方向誤認の回避や周囲普遍に情報提供する必要がある場合などを総合的に考えて選択することが必要である。
【0004】
交通系の信号機、特に歩行者用信号機の現示情報は視覚障碍者(日本視覚障害者団体連合会の表示に倣い以後視覚障害者と記す)にとって生命にかかわる重要な情報なので万一重要な放送が為されていない場合にはこれを察知してアラームを鳴らす、あるいはネット経由で中央管制室などに報知するためにFMラジオ受信機能を持たせて実際に情報が送信されているかどうかを監視するアラーム機能を持たせても良い。
【0005】
既に設置展開された従来型信号機であっても表示制御回路から出力される電源や制御信号などが容易に取り出せる構造であれば前述0002項に説明している電源や制御信号を取り出した以降の回路を従来型信号機の筐体内外への後付け用の機器(以後後付け型送信機と言う)として付加することで容易に新型信号機にすることができる。
【0006】
既に設置展開された従来型信号機であり、表示制御回路から電源や制御信号などの引き出しが困難なものについては、前述0002項に説明している回路の一部分、つまり事前に録音された音声データやネット経由で受信及び蓄積した音声データを信号機の現示内容に関連する音声データとして選択再生する録音再生制御回路、再生された音声データを受け取り放送するアナログFM微弱電波送信回路など既述の回路構成同様の基盤に加え、商用電源や太陽光パネルによる自己発電および蓄電機能を持つ電源部と、従来型信号機情報表示部の現示画像をリアルタイムに撮影するカメラ部とその映像を解析して録音再生制御回路とアナログFM微弱電波送信回路に渡す制御信号を出力する回路を持つ小型の機器(以後後付け型制御信号出力及び送信装置と言う)を現示状況が見える位置に設置さえできればメーカーや回路構造に左右されることなく新型信号機の機能を持たせることができる。
【0007】
現示情報にとどまらず幅広い関連情報について、マルチ送信機とすれば録音再生制御回路が持つ様々な情報を異なった周波数毎に放送することができるので、基本的な現示情報と関連情報などの放送周波数は事前に告知しておくと良く、微弱電波の到達距離が短いデメリットをメリットとして隣り合う送信機の電波干渉が起こらないように設置し、混信が回避できない場合には予備的な周波数も告知しておくことで目的の情報を受信し混乱を回避することができる。
【0008】
事前に告知する放送周波数については全国統一や、あるいは南北方向と東西方向で分けたり、鉄道関係に関しては上り下りで振り分けて相互干渉を回避することも可能である。
【0009】
ここで言うFMとは送信したいアナログ信号情報を搬送波の周波数を変化させる電波で伝送する変調方式を指し、FMラジオとは、FMラジオ放送帯で放送されているアナログ電波に周波数を合わせるだけで誰でもその放送内容が聞けるラジオ受信機、又はFMラジオ放送帯で放送されているアナログ電波を受信して聞ける機能を備えた高機能携帯電話端末(主として画面操作が中心の多機能な携帯電話機であり、ネット経由のデジタルデータとしてFMラジオの放送内容を聞く機能を持つものもあるがFMラジオ電波を直接受信できるものは少ない。以後スマートフォンと呼ぶ)を指す。
【0010】
ここで言うFMラジオ放送帯とは、国内では従来のFM放送帯に加えこれを拡張して運用するいわゆるワイドFMバンド(FM補完放送帯、又は日本バンド)と呼ばれる76.1MHzから94.9MHz帯及び旧来のテレビ音声受信機や海外から持ち込まれたFMラジオに向けて送信を行う場合も想定して108MHz帯までを含む帯域を指すが、この送信機を行政や社会からの要請により視覚障害者への音声アシスト用無線電話システムや聴覚障害者への補聴援助用ラジオマイク用無線電話システム(以後アシスト用ラジオマイクと言う)の補完機能として使う用途が発生した場合には、事前の使用承諾や混信回避試験の実施などを前提として、ワイドFMバンドの下部近傍周波数帯に規定されているアシスト用ラジオマイクシステムの周波数も含めるものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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