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公開番号
2025122042
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025081480,2022547479
出願日
2025-05-14,2021-08-24
発明の名称
多層樹脂シート及び成形容器
出願人
デンカ株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
B32B
27/32 20060101AFI20250813BHJP(積層体)
要約
【課題】酸素バリア性を備えると共に、段積み積載などによる荷重により包装容器を構成する樹脂層が破断することで発生する恐れがある内容物漏れ現象を抑制できる優れた破断耐性を有する成形品に成形可能な多層樹脂シート及びそれを備えた成形容器を提供する。
【解決手段】表皮層と、酸素バリア層と、基材層と、下皮層とがこの順に積層された積層構造を備える多層樹脂シートであって、酸素バリア層は表皮層及び基材層に接着層を介して積層されており、基材層と下皮層はポリスチレン系樹脂を含有する層であり、表皮層は、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物を含み、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの合計質量に対する高密度ポリエチレンの比率が30質量%以上70質量%以下であり、且つ、多層樹脂シート全体に対して5~40%の厚みである、多層樹脂シート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表皮層と、酸素バリア層と、基材層と、下皮層とがこの順に積層された積層構造を備える多層樹脂シートであって、
酸素バリア層は表皮層及び基材層に接着層を介して積層されており、
基材層と下皮層はポリスチレン系樹脂を含有する層であり、
表皮層は、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物を含み、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの合計質量に対する高密度ポリエチレンの比率が30質量%以上70質量%以下であり、且つ、多層樹脂シート全体に対して5~40%の厚みである、
多層樹脂シート。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物の密度が0.91~0.97g/cm
3
である請求項1に記載の多層樹脂シート。
【請求項3】
基材層と下皮層はポリスチレン系樹脂及び当該樹脂中に分散した複数のゴム粒子を含有する層であり、基材層と下皮層に含まれるゴム粒子の平均粒径は何れも6μm未満である請求項1又は2に記載の多層樹脂シート。
【請求項4】
基材層は、ポリスチレン系樹脂及びゴム粒子の合計質量に対してゴム粒子を7質量%未満含有する請求項1~3のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
【請求項5】
下皮層は、レーザーマーキングによる印字適性がある顔料を0.04phr以上0.50phr以下含有する請求項1~4のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
【請求項6】
基材層は、白色顔料を1phr以上5phr以下含有する請求項1~5のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
【請求項7】
多層樹脂シート全体の厚みが100~1300μmである請求項1~6のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の多層樹脂シートを備える成形容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性の多層樹脂シート、及びそれを備えた成形容器に関するものである。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、食品の包装容器は、包装容器の内外から透過する酸素、窒素、二酸化炭素、及び水蒸気といった気体による食品の鮮度劣化による品質低下を抑制する為に、多層樹脂シートを成形することにより製造されることが一般的となっている。多層樹脂シートには、酸素の透過を遮断する酸素バリア性を付与するためにエチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂層を設けることや、水蒸気の透過を遮断する水蒸気バリア性を付与するためにポリオレフィン系樹脂層を設けることが従来知られている(特許文献1~5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-58619号公報
特開平11-138705号公報
特開2003-112392号公報
特開2000-108287号公報
特開2018-12263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
食品の包装容器の中には、複数の容器体を連結する連結部を備え、連結部にそれぞれの容器体を分離するために切れ込み(以下、「ノッチ」という。)が形成されているものがある。また、包装容器内部に包装された食品を包装容器外部へ排出するために、蓋体にノッチが形成されている分配包装体と呼ばれるものもある。しかしながら、上記特許文献1~5で開示されている多層樹脂シートを用いて成形した成形品に対してノッチを形成すると、ノッチを折る際に重要な折れ特性が劣っているといった問題があった。また、上記特許文献1~5で開示されている多層樹脂シートを食品の包装容器に成形して使用する場合、食品包装製品が輸送される環境下、例えば、食品包装製品輸送時に段積み積載され荷重がかかる環境下に晒された場合、包装容器を構成する樹脂層の一部が破断することで包装された食品が漏れ出すといった問題があった。
【0005】
本発明は上記従来技術における問題に鑑みてなされたもので、一実施形態において、酸素バリア性を備えると共に、人の手により包装容器を個別容器体に分離する際、もしくは包装容器に形成されたノッチを介して包装された食品を容器外へ排出する際などに、ノッチを折る速度に関係なく安定的に折れる優れたノッチ折れ性を有する成形品に成形可能な多層樹脂シート及びそれを備えた成形容器を提供することを目的とする。本発明は別の一実施形態において、酸素バリア性を備えると共に、段積み積載などによる荷重により包装容器を構成する樹脂層が破断することで発生する恐れがある内容物漏れ現象を抑制できる優れた破断耐性を有する成形品に成形可能な多層樹脂シート及びそれを備えた成形容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]
表皮層と、酸素バリア層と、基材層と、下皮層とがこの順に積層された積層構造を備える多層樹脂シートであって、
酸素バリア層は表皮層及び基材層に接着層を介して積層されており、
基材層と下皮層はポリスチレン系樹脂及び当該樹脂中に分散した複数のゴム粒子を含有する層であり、且つ、基材層と下皮層に含まれるゴム粒子の平均粒径は何れも6μm未満である多層樹脂シート。
[2]
基材層と下皮層はそれぞれ、ポリスチレン系樹脂及びゴム粒子の合計質量に対してゴム粒子を7質量%未満含有する[1]に記載の多層樹脂シート。
[3]
表皮層は、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物を含む[1]又は[2]に記載の多層樹脂シート。
[4]
表皮層における低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの合計質量に対する高密度ポリエチレンの比率が30質量%以上70質量%以下である[3]に記載の多層樹脂シート。
[5]
低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物の密度が0.91~0.97g/cm
3
である[3]又は[4]に記載の多層樹脂シート。
[6]
表皮層は、多層樹脂シート全体に対して5~40%の厚みである[1]~[5]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[7]
下皮層は、レーザーマーキングによる印字適性がある顔料を0.04phr以上0.50phr以下含有する[1]~[6]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[8]
基材層は、白色顔料を1phr以上5phr以下含有する[1]~[7]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[9]
多層樹脂シート全体の厚みが100~1300μmである[1]~[8]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[10]
[1]~[9]のいずれか1項に記載の多層樹脂シートを備える成形容器。
[11]
表皮層と、酸素バリア層と、基材層と、下皮層とがこの順に積層された積層構造を備える多層樹脂シートであって、
酸素バリア層は表皮層及び基材層に接着層を介して積層されており、
基材層と下皮層はポリスチレン系樹脂を含有する層であり、
表皮層は、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物を含み、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの合計質量に対する高密度ポリエチレンの比率が30質量%以上70質量%以下であり、且つ、多層樹脂シート全体に対して5~40%の厚みである、
多層樹脂シート。
[12]
低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンの混合物の密度が0.91~0.97g/cm
3
である[11]に記載の多層樹脂シート。
[13]
基材層と下皮層はポリスチレン系樹脂及び当該樹脂中に分散した複数のゴム粒子を含有する層であり、基材層と下皮層に含まれるゴム粒子の平均粒径は何れも6μm未満である[11]又は[12]に記載の多層樹脂シート。
[14]
基材層は、ポリスチレン系樹脂及びゴム粒子の合計質量に対してゴム粒子を7質量%未満含有する[11]~[13]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[15]
下皮層は、レーザーマーキングによる印字適性がある顔料を0.04phr以上0.50phr以下含有する[11]~[14]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[16]
基材層は、白色顔料を1phr以上5phr以下含有する[11]~[15]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[17]
多層樹脂シート全体の厚みが100~1300μmである[11]~[16]のいずれか一項に記載の多層樹脂シート。
[18]
[11]~[17]のいずれか一項に記載の多層樹脂シートを備える成形容器。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態に係る多層樹脂シートでは、基材層と下皮層は、平均粒径が6μm未満であるゴム粒子が分散したポリスチレン系樹脂を含有する。当該多層樹脂シートの成形品に対して形成されたノッチは亀裂伝播性が向上するため、人の手でノッチを折る際の速度に関係なく安定的に折れる優れたノッチ折れ性を付与することができる。
【0008】
本発明の別の一実施形態に係る多層樹脂シートでは、表皮層は低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンを所定の混合比率で含有する。例えば、当該多層樹脂シートを用いて成形容器の一部又は全部を成形すると、内容物に接触する側の層である表皮層の破断耐性が向上するため、段積み積載での荷重などによる内容物漏れ現象を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る多層樹脂シートの積層構造の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る多層樹脂シートは、図1に示すように、紙面の上から下に向かって、表皮層10/接着層11a/酸素バリア層12/接着層11b/基材層13/下皮層14がこの順に積層された積層構造を備える。本実施形態において、酸素バリア層12は表皮層10及び基材層13に接着層11a、11bを介して積層されている一方で、基材層13と下皮層14は直接積層されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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