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公開番号
2025122300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017655
出願日
2024-02-08
発明の名称
セグメント及び埋設構造物
出願人
JFE建材株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
E21D
5/02 20060101AFI20250814BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】掘削時に割れが発生せず、切削性に優れた外層部材を備え、樹脂複合材より安価で環境に優しく、脱炭素社会に貢献するセグメント及び埋設構造物を提供する。
【解決手段】セグメントは、地中に埋設される埋設構造物を構成するセグメントであって、埋設構造物の外側を構成し、木製からなる外層部と、外層部の内側面に沿って取り付けられる金属製補強部材と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
地中に埋設される埋設構造物を構成するセグメントであって、
前記埋設構造物の外側を構成し、木製からなる外層部と、
前記外層部の内側面に沿って取り付けられる金属製補強部材と、
を備えるセグメント。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
木製の前記外層部は、
それぞれ複数の板状の木製部材を有し、
複数の前記木製部材は、
それぞれ前記埋設構造物の外側から内側に向かう方向に積層されている
請求項1記載のセグメント。
【請求項3】
前記外層部は、
複数の木製部材を有し、
前記外層部における前記木製部材の端部同士は、互いに当接しており、
隣接する層における端部同士の当接位置は、延在方向にずれている
請求項1又は2記載のセグメント。
【請求項4】
木製の前記外層部は、集成材から成る
請求項1又は2記載のセグメント。
【請求項5】
前記集成材には、
難燃処理が施されている
請求項4記載のセグメント。
【請求項6】
前記集成材には、
防腐処理が施されている
請求項4記載のセグメント。
【請求項7】
前記金属製補強部材は、
前記外層部の内側面に当接するスキンプレートを有する
請求項1又は2記載のセグメント。
【請求項8】
前記スキンプレートには、
前記埋設構造物の掘削部分に対応する位置に、予め目印が施されている
請求項7記載のセグメント。
【請求項9】
前記目印は、切込みである
請求項8記載のセグメント。
【請求項10】
前記金属製補強部材は、
高さ方向に延びる縦リブを有する
請求項1又は2記載のセグメント。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地中に埋設された埋設構造物を形成するセグメント及び埋設構造物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉛直方向の地下構造物を構築する土留構造物の圧入工法として、アーバンリング工法(登録商標)が知られている。アーバンリング工法は、以下のような工法である。土留パネルを、沈設地点でリング状の構造物に組み立てて、圧入装置によってリング状の構造物を地中に圧入する。そして、リング状の構造物を地中に圧入した後、リング状の構造物の内部を掘削して排土し、その上に新たなリング状の構造物を増設するといった作業工程を所定の深度まで繰り返す。これにより、立坑等の地下構造物を構築する。
【0003】
また、トンネル構築法として、シールド工法が知られている。シールド工法は、以下のような工法である。立坑内に設置した掘進機を一定長さだけ掘進させる毎に、その後部で、例えば、円弧状のセグメント(セグメントピース)をリング状に組み立ててセグメントリングを構築する。これを順次、延長させて円筒形の覆工を形成してシールドトンネルを構築する。
【0004】
また、埋設された地下構造物の構築後、埋設構造物の軸線方向とは異なる方向に分岐した横坑をシールドマシン等により構築する技術が知られている。このとき、シールドマシンによって掘削される埋設構造物の部分におけるセグメントは、掘削されない部分のセグメントとは異なる構成を有している。特許文献1には、掘削される部分のセグメントとして、掘削可能な樹脂複合材からなる外層部材と、外層部材の内側面を覆う金属製補強部材とを有するセグメントが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-225929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されたセグメントは、埋設構造物の構築後、分岐した横坑を掘削する場合、樹脂複合材からなる外層部材を掘削する必要がある。しかしながら、特許文献1では、外層部材が樹脂複合材であるため、樹脂部分に割れが発生するおそれがある。また、シールドマシンのカッターヘッドに設置してあるカッタービットの摩耗が著しい。更に、樹脂部材は高価であり、化石燃料を材料とするため、SDGsの観点から、脱炭素社会に逆行しているといえる。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、掘削時に割れが発生せず、切削性に優れた外層部材を備え、樹脂複合材より安価で環境に優しく、脱炭素社会に貢献するセグメント及び埋設構造物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るセグメントは、地中に埋設される埋設構造物を構成するセグメントであって、前記埋設構造物の外側を構成し、木製からなる外層部と、前記外層部の内側面に沿って取り付けられる金属製補強部材と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、外層部が木製である。このため、シールドマシンでの切削が容易である。また、掘削時に割れが発生することを抑制することができる。「循環型資源」として木材を活用することは、SDGs貢献度が極めて高い。また、樹脂複合材に比べて安価で環境に優しく、且つ都市の木造推進法等によって、脱炭素社会に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る埋設構造物を示す側面図である。
実施の形態1に係る埋設構造物を示す側面断面図である。
実施の形態1に係る通常セグメントを示す上面断面図である。
実施の形態1に係るセグメントを示す上面断面図である。
実施の形態1に係るセグメントの一部を示す拡大図である。
実施の形態1に係る上端部に位置するセグメントを示す4面図である。
実施の形態1に係る下端部に位置するセグメントを示す4面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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