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公開番号
2025123105
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018980
出願日
2024-02-09
発明の名称
部品組付治具および部品組付支援装置
出願人
有限会社センテック
代理人
個人
主分類
G01D
11/30 20060101AFI20250815BHJP(測定;試験)
要約
【課題】突出部を有する板状体に複数の部品が適正に組み付けられたか否かを、組付の際に判定することを可能にする。
【解決手段】部品組付治具は、所定の面方向に突出した複数の突出部を有する板状体に、複数の突出部のそれぞれの位置において板状体を貫通するように、複数の組付部品を組み付けるために使用される。この部品組付治具は、板状体を支持する複数の板状体支持部と、板状体への複数の組付部品組付が適正に行われたか否かを判定する組付判定部とを有している。複数の板状体支持部は、それぞれ、突出部を収容する中空部が設けられるとともに、中空部の内側において組付部品を検出する組付部品検出器を有し、中空部の開口端面が板状体に当接するように構成されている。また、組付判定部は、複数の板状体支持部の組付部品検出器の検出状態に基づいて、当該判定を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の面方向に突出した複数の突出部を有する板状体に、前記複数の突出部のそれぞれの位置において前記板状体を前記所定の面方向に向かって貫通するように、複数の組付部品を組み付けるための部品組付治具であって、
前記板状体を支持する複数の板状体支持部と、
前記板状体への前記複数の組付部品の組付が適正に行われたか否かを判定する組付判定部と、
を備えており、
前記複数の板状体支持部は、それぞれ、前記突出部を収容する中空部が設けられるとともに、前記中空部の内側において前記組付部品を検出する組付部品検出器を有し、前記中空部の開口端面が前記板状体に当接するように構成されており、
前記組付判定部は、前記複数の板状体支持部の前記組付部品検出器の検出状態に基づいて、前記判定を行う、
部品組付治具。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1記載の部品組付治具であって、さらに、
前記板状体が前記複数の板状体支持部の前記開口端面に当接して配置された状態において、前記板状体を検出する板状体検出部を備え、
前記組付判定部は、さらに、前記板状体検出部の検出状態に基づいて、前記判定を行う、
部品組付治具
【請求項3】
請求項1または2記載の部品組付治具であって、さらに、
前記判定の結果に応じて点灯状態が設定される判定結果表示灯を備えている、
部品組付治具。
【請求項4】
請求項1または2記載の部品組付治具であって、
前記複数の板状体支持部は、それぞれ、前記組付部品検出器の検出状態に応じて点灯状態が設定される組付状態表示灯を有している、
部品組付治具。
【請求項5】
部品組付支援装置であって、
請求項1または2記載の部品組付治具と、
前記複数の板状体支持部の前記開口端面に当接して配置された前記板状体を撮影するカメラと、
前記カメラによって撮影された画像に基づいて該板状体が適正か否かを判定するように構成された板状体判定部と、
を備え、
前記組付判定部による判定結果と、前記板状体判定部による判定結果と、に基づいて、前記板状体への前記複数の組付部品の組付が適正に行われたか否かが判定される、
部品組付支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、板状体に部品を組み付ける際に使用する部品組付治具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年では、CAD(コンピュータ支援設計:Computer Aided Design)技術の発展に伴い、板状の部材(板状部材)であっても、複雑な形状を持ったものが多用されるようになってきている。特に、自動車等の輸送機械においては、エネルギー効率の向上を図るため、個々の部品の形状を最適化することが求められるようになってきており、形状が複雑な板状部材が多用されるようになってきている。
【0003】
また、シャシー等の構造体に種々の板状部材を取り付ける場合、振動等による異音の発生等を抑制するため、ボルト等の締結部品を取り付ける箇所に、ゴムブッシュ等の緩衝部材が取り付けられる。このように、緩衝部材が取り付けられると、板状部材自体が平面的な形状であっても、緩衝部材が取り付けられた全体としての板状の構造物(板状体)には、板状部材から突出した部分(突出部)が現れ、形状が複雑化する。
【0004】
通常、板状体を構造体に取り付ける場合、予め、板状体に締結部品が組み付られるが、締結部品を組み付ける工程(組付工程)の後に、検査工程において、締結部品が適正に組み付けられたか否かを判定することが行われる。そして、板状体が複雑な形状の板状部材を用いている場合や、突出部を有している場合等、板状体が複雑な形状となっている場合、締結部品が適正に組み付けられたか否かを判定することは、必ずしも容易でない。そのため、形状が複雑な板状体に締結部品が適正に組み付けられたか否かの判定は、例えば、レーザ変位センサ(非特許文献1参照)等を用いて行われることとなる。
【0005】
ところで、板状体に組み付ける締結部品が複数になると、締結部品の組付漏れ等の不適合が発生する虞がある。このような不適合は、組付工程において修正可能であるものの、検査工程において組付が不適正と判定された場合、再度、組付工程と検査工程が行われることとなり、結果として、ターンアラウンドタイムが増大する。このようなターンアラウンドタイムの増大を抑制するためには、組付工程において、板状体に複数の締結部品が適正に組み付けられたか否かを判定するのが望ましい。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
「Kaizen事例集」,株式会社キーエンス,2000年,p.5
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、組付工程において、非特許文献1に記載されたような手段で、板状体に複数の締結部品が適正に組み付けられたか否かの判定を行うのは困難である。なお、この問題は、板状体に複数の締結部品を組み付ける場合の他、突出部を有する板状体に当該板状体を貫通するように種々の部品を複数組み付ける工程に共通する。
【0008】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、突出部を有する板状体に複数の部品を組み付ける際に、板状体に部品が適正に組み付けられたか否かを判定することを可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
【0010】
[適用例1]
所定の面方向に突出した複数の突出部を有する板状体に、前記複数の突出部のそれぞれの位置において前記板状体を前記所定の面方向に向かって貫通するように、複数の組付部品を組み付けるための部品組付治具であって、前記板状体を支持する複数の板状体支持部と、前記板状体への前記複数の組付部品の組付が適正に行われたか否かを判定する組付判定部と、を備えており、前記複数の板状体支持部は、それぞれ、前記突出部を収容する中空部が設けられるとともに、前記中空部の内側において前記組付部品を検出する組付部品検出器を有し、前記中空部の開口端面が前記板状体に当接するように構成されており、前記組付判定部は、前記複数の板状体支持部の前記組付部品検出器の検出状態に基づいて、前記判定を行う、部品組付治具。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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