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公開番号
2025124092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024019882
出願日
2024-02-14
発明の名称
バイオマスの処理装置、処理方法および燃焼システム
出願人
UBEマシナリー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B09B
3/40 20220101AFI20250819BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】バイオマスの粉砕における負荷を軽減できるバイオマスの処理装置を提供すること。
【解決手段】バイオマスの処理装置(5)は、
バイオマス・ペレット(BM)を解砕して得られる解砕物(CB)を、閾値により分級して、小径解砕物(CB1)と小径解砕物(CB1)よりも相対的に粒径の大きい大径解砕物(CB2)とを得る解砕分級部(10)と、
大径解砕物(CB2)と石炭(RC)とを混合し、かつ粉砕して粉砕混合物(MB)を得る混合粉砕部(30)と、
小径解砕物(CB1)および粉砕混合物(MB)の一方または双方を燃焼器7に投入する投入部(50)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バイオマス・ペレットを解砕して得られる解砕物を、閾値により分級して、小径解砕物と前記小径解砕物よりも粒径の大きい大径解砕物とを得る解砕分級部と、
前記大径解砕物と石炭とを混合し、かつ粉砕して粉砕混合物を得る混合粉砕部と、
前記小径解砕物および前記粉砕混合物を燃焼器に投入する投入部と、を備えるバイオマスの処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記解砕分級部は、
前記小径解砕物を貯留できる第1ホッパを備え、
前記第1ホッパに貯留されている前記小径解砕物が前記投入部を介して前記燃焼器に投入される、
請求項1に記載のバイオマスの処理装置。
【請求項3】
一定の量の前記小径解砕物が前記燃焼器に投入されるか、または、
変動する量の前記小径解砕物が前記燃焼器に投入される、
請求項2に記載のバイオマスの処理装置。
【請求項4】
前記解砕分級部は、
前記大径解砕物を貯留できる第2ホッパを備え、
前記第2ホッパに貯留される前記大径解砕物と前記石炭とを混合、粉砕して生成される前記粉砕混合物が前記投入部を介して前記燃焼器に投入される、
請求項1に記載のバイオマスの処理装置。
【請求項5】
一定の量の前記粉砕混合物が前記燃焼器に投入されるか、または、
変動する量の前記粉砕混合物が前記燃焼器に投入される、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のバイオマスの処理装置。
【請求項6】
前記解砕分級部は、
前記バイオマス・ペレットを解砕する解砕機と、
前記解砕機による解砕物を前記小径解砕物と前記大径解砕物に分級する分級機と、
前記分級機によって分級される前記大径解砕物を前記解砕機に向けて送る循環経路と、を備える、
請求項1に記載のバイオマスの処理装置。
【請求項7】
バイオマス・ペレットを解砕して得られる解砕物を、閾値により分級して小径解砕物と、前記小径解砕物よりも寸法の大きい大径解砕物を得る第1ステップと、
前記第1ステップにより得られる前記大径解砕物と石炭とを混合し、かつ粉砕して粉砕混合物を得る第2ステップと、
前記第1ステップにより得られる前記小径解砕物および前記第2ステップで得られる前記粉砕混合物を燃焼器に投入する第3ステップと、
を備えるバイオマスの処理方法。
【請求項8】
前記閾値は、
3.0~4.0mmの範囲で設定される、
請求項7に記載のバイオマスの処理方法。
【請求項9】
前記燃焼器と、
請求項1に記載のバイオマスの処理装置と、
を備える燃焼システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木質ペレット等の生物由来の有機物であるバイオマスを燃料として用いる例えばボイラシステムに適用される、バイオマスの処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
バイオマスと石炭との混合物を燃料とするボイラシステムが知られている。
一例として、ペレット状のバイオマスと石炭とを混合した後に粉砕して、混合燃料を得ることができる。しかし、この混合後に粉砕する方式においては、混合できるバイオマスの量は、ボイラにおける燃焼により生じる熱量の数%にとどまるという制限がある。
そこで特許文献1は、より多くのバイオマスを混合できるようにするべく、バイオマス・ペレットと石炭とを別々の粉砕機で粉砕し、混合・貯蔵した後にこれら混合物をガス化し、得られたガスを燃料に用いる燃焼システムを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-133749号公報
【非特許文献】
【0004】
石川島播磨技報 Vol.44 No6(2004-11)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の提案によれば、より多くのバイオマスをボイラに投入できる。しかし、特許文献1が提案する燃焼システムはその構成が煩雑であり、バイオマスと石炭のそれぞれをガス化するための個別の熱源が必要となる。
【0006】
したがって、燃焼システムを簡易な構成とするには、バイオマス・ペレットと石炭とを混合した状態で粉砕することが要求される。ところが、バイオマスは石炭に比べて粉砕し難いという性質などがあり、石炭との混合状態における粉砕の負荷が大きい。
そこで本発明は、バイオマスの粉砕における負荷を軽減できるバイオマスの処理装置を提供することを目的とする。また、本発明は当該処理装置に適用される処理方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は当該処理装置が適用される燃焼システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のバイオマスの処理装置は、
バイオマス・ペレットを解砕して得られる解砕物を、閾値により分級して、小径解砕物と小径解砕物よりも相対的に粒径の大きい大径解砕物とを得る解砕分級部と、
大径解砕物と石炭とを混合し、かつ粉砕して粉砕混合物を得る混合粉砕部と、
小径解砕物および粉砕混合物の一方または双方を燃焼器に投入する投入部と、を備える。
【0008】
解砕分級部は、好ましくは、
小径解砕物を貯留できる第2ホッパを備え、
第1ホッパに貯留されている所定量の小径解砕物が投入部を介して燃焼器に投入される。
【0009】
好ましくは、一定の量の小径解砕物が燃焼器に投入されるか、または、変動する量の小径解砕物が燃焼器に投入される。
【0010】
好ましくは、解砕分級部は、
大径解砕物を貯留できる第2ホッパを備え、
第2ホッパに貯留されている大径解砕物と石炭とを混合、粉砕して生成される粉砕混合物が投入部を介して燃焼器に投入される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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