TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025124450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020520
出願日2024-02-14
発明の名称自動分析装置及び決定方法
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G01N 35/00 20060101AFI20250819BHJP(測定;試験)
要約【課題】検体の測定順序を適切に決定すること。
【解決手段】実施形態に係る自動分析装置は、取得部と、設定部と、決定部とを具備する。取得部は、複数の患者に関する診察の受付順序と、検査依頼の発出順序とのうち少なくとも1つを含む順序情報を取得する。設定部は、前記順序情報に基づき、前記複数の患者のそれぞれに異なる優先度を設定する。決定部は、前記優先度に基づき、前記複数の患者のそれぞれの検体の測定順序を決定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の患者に関する診察の受付順序と、検査依頼の発出順序とのうち少なくとも1つを含む順序情報を取得する取得部と、
前記順序情報に基づき、前記複数の患者のそれぞれに異なる優先度を設定する設定部と、
前記優先度に基づき、前記複数の患者のそれぞれの検体の測定順序を決定する決定部と、
を具備する自動分析装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記順序情報は、前記診察の受付順序、又は前記検査依頼の発出順序であり、
前記設定部は、前記順序情報に従って、前記優先度を設定し、
前記決定部は、前記優先度の高さに従って、前記検体の測定順序を決定する、
請求項1に記載の自動分析装置。
【請求項3】
前記順序情報は、前記診察の受付順序と、前記検査依頼の発出順序とを含み、
前記設定部は、前記順序情報と、前記診察の受付順序に対する重みと、前記検査依頼の発出順序に対する重みとに基づき、前記優先度を設定し、
前記決定部は、前記優先度の高さに従って、前記検体の測定順序を決定する、
請求項1に記載の自動分析装置。
【請求項4】
前記順序情報は、ユーザにより指定される、
請求項1に記載の自動分析装置。
【請求項5】
前記検体の測定順序に従って、前記検体が収容された検体収容部から、前記検体を吸引し、前記吸引した検体を反応容器に吐出する分注部、を更に具備する、
請求項1に記載の自動分析装置。
【請求項6】
前記決定部は、前記検体収容部に新たな検体が追加された場合、前記新たな検体を含めて、前記検体の測定順序を決定する、
請求項5に記載の自動分析装置。
【請求項7】
取得部が、複数の患者に関する診察の受付順序と、検査依頼の発出順序とのうち少なくとも1つを含む順序情報を取得し、
設定部が、前記順序情報に基づき、前記複数の患者のそれぞれに異なる優先度を設定し、
決定部が、前記優先度に基づき、前記複数の患者のそれぞれの検体の測定順序を決定する、
決定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、自動分析装置及び決定方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
病院の検体検査では、まず、患者は窓口で診察受付を行い、必要に応じて医師の事前診察を受ける。次に、窓口及び医師は検査依頼を発出し、看護師は検査依頼に従って、患者から検体を採取する。続いて、看護師は測定依頼を発出し、検査技師は測定依頼に従って、自動分析装置により検体を測定する。最後に、検査技師は自動分析装置から出力された検体の測定結果を医師に報告し、医師は測定結果に基づき、患者を診断する。
【0003】
一般に、患者ごとに必要な処理の差異、患者又は医療従事者の人的エラー等の原因により、複数の患者に関する診察の受付順序と、検査依頼の発出順序と、検体の測定順序とは互いに異なる。したがって、患者は、診察の受付順序どおりに医師の診断を受けることができない。一方、医師は、検査依頼の発出順序どおりに患者を診断できない。一方、検査技師は、医師から測定結果の報告遅延に関する問い合わせを受ける等により、医師との間で無用な連絡を行う必要が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5659155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、検体の測定順序を適切に決定することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る自動分析装置は、取得部と、設定部と、決定部とを具備する。取得部は、複数の患者に関する診察の受付順序と、検査依頼の発出順序とのうち少なくとも1つを含む順序情報を取得する。設定部は、前記順序情報に基づき、前記複数の患者のそれぞれに異なる優先度を設定する。決定部は、前記優先度に基づき、前記複数の患者のそれぞれの検体の測定順序を決定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る自動分析装置の構成例を示すブロック図。
第1実施形態に係る分析機構の構成例を示す斜視図。
第1実施形態に係る検体検査の各処理の流れを示すフローチャート。
第1実施形態に係る検体検査の各処理における処理順序の例を示す図。
第1実施形態に係る自動分析装置の動作例を示すフローチャート。
第1実施形態に係る検体の測定順序の決定方法の第1例を示す図。
第1実施形態に係る検体の測定順序の各例を示す図。
第1実施形態に係る検体の測定順序の決定方法の第2例を示す図。
第1実施形態に係る検体の測定順序及び吸引順序の例を示す図。
第2実施形態に係る分析機構の構成例を示す斜視図。
第2実施形態に係る自動分析装置の動作例を示すフローチャート。
第2実施形態に係る検体の測定順序及び吸引順序の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら各実施形態について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うと見なし、重複する説明を適宜、省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る自動分析装置1の構成例を示すブロック図である。自動分析装置1は、分析機構2、解析回路3、駆動機構4、記憶回路5、入力IF6、出力IF7、通信IF8及び制御回路9を備える。
【0010】
分析機構2は、検体(例:血液、尿、便、体液、組織)を自動的に分析し、検体中の各種成分の濃度等を測定する機構である。分析機構2は、検体又は標準液に、所定の検査項目で用いられる試薬を混合する。分析機構2は、この混合液に光を照射して得られた透過光又は散乱光の光量に基づき、当該混合液の光学的な物性値を測定する。分析機構2は、測定結果として、検体と試薬との混合液に係る被検データを生成し、標準液と試薬との混合液に係る標準データを生成する。分析機構2は、分析部の一例である(図2参照)。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
微小振動検出装置
4日前
株式会社イシダ
X線検査装置
4日前
ユニパルス株式会社
力変換器
25日前
株式会社豊田自動織機
産業車両
1か月前
三菱電機株式会社
計測器
19日前
横浜ゴム株式会社
音響窓
27日前
日置電機株式会社
測定装置
26日前
株式会社国際電気
試験装置
1か月前
個人
センサーを備えた装置
29日前
株式会社辰巳菱機
システム
13日前
日本精機株式会社
施工管理システム
29日前
IPU株式会社
距離検出装置
25日前
株式会社東芝
センサ
4日前
株式会社FRPカジ
FRP装置
15日前
株式会社東芝
センサ
28日前
富士レビオ株式会社
嵌合システム
18日前
TDK株式会社
ガスセンサ
7日前
株式会社CAST
センサ固定治具
1か月前
TDK株式会社
磁気センサ
今日
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
15日前
株式会社カワタ
サンプリング装置
8日前
日本精工株式会社
分注装置
11日前
学校法人立命館
液面レベルセンサ
12日前
株式会社田中設備
報知装置
1か月前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
5日前
アズビル株式会社
火炎状態判定装置
26日前
大陽日酸株式会社
液面センサ
今日
WOTA株式会社
液位検出システム
1か月前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
11日前
本多電子株式会社
超音波ソナー装置
20日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
21日前
国立大学法人京都大学
バイオセンサ
今日
オムロン株式会社
スイッチング装置
1か月前
株式会社熊平製作所
刃物類判別装置
1か月前
戸田建設株式会社
測量機
11日前
個人
ヨウ素滴定を用いたアミノ酸の定量方法
1か月前
続きを見る