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公開番号
2025124977
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024020758
出願日
2024-02-15
発明の名称
半導体モジュール
出願人
富士電機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20250820BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】両面放熱型の半導体モジュールにおける放熱部材の制約を緩和する。
【解決手段】半導体モジュール(1)は、半導体素子(3)を封止する封止部材(7)と、封止部材の第1の面(711)から露出した第1の放熱部材(2)と、封止部材の第1の面とは反対の第2の面(712)から露出した第2の放熱部材(6)と、を備え、封止部材の第2の面に、第2の面の平面視において第1の放熱部材の端部に位置し第1の放熱部材と重なる、第2の面よりも第1の面側に後退した凹部(720)が形成されており、第2の面の平面視における第2の放熱部材の平面形状が、凹部のうちの凹部に近接する第1の放熱部材の辺(233)から最も遠い点(P1)を通る第1の放熱部材の辺と平行な線(L1)が第2の放熱部材内を通る形状である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体素子を封止する封止部材と、
前記封止部材の第1の面から露出した第1の放熱部材と、
前記封止部材の前記第1の面とは反対の第2の面から露出した第2の放熱部材と、を備え、
前記封止部材の前記第2の面に、前記第2の面の平面視において前記第1の放熱部材の端部に位置し前記第1の放熱部材と重なる、前記第2の面よりも前記第1の面側に後退した凹部が形成されており、
前記第2の面の平面視における前記第2の放熱部材の平面形状が、前記凹部のうちの前記凹部に近接する前記第1の放熱部材の辺から最も遠い点を通る前記第1の放熱部材の前記辺と平行な線が前記第2の放熱部材内を通る形状である、
半導体モジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記凹部は、前記封止部材の前記第2の面の平面視における前記第1の放熱部材の角部に位置する、請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記凹部は、前記封止部材の前記第2の面の平面視における前記第1の放熱部材の辺に沿った部分のうちの前記辺の延伸方向での中心に位置する、請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記第2の放熱部材は、前記封止部材の前記第2の面の平面視において前記凹部を囲む貫通穴が形成されている、請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記第2の放熱部材の前記平面形状は、長方形の角部に切り欠きを入れた形状である、請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記第2の放熱部材の前記平面形状は、長方形の辺に切り欠きを入れた形状である、請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
前記封止部材の前記第1の面に、前記第1の面の平面視において前記第2の放熱部材の端部であって前記封止部材の前記第2の面の前記凹部と重ならない位置において前記第2の放熱部材と重なる、前記第1の面よりも前記第2の面側に後退した第2の凹部が形成されており、
前記第1の面の平面視における前記第1の放熱部材の平面形状が、前記第2の凹部のうちの前記第2の凹部に近接する前記第2の放熱部材の辺から最も遠い点を通る前記第2の放熱部材の前記辺と平行な線が前記第2の放熱部材内を通る形状である、
請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項8】
前記封止部材には、前記半導体素子を含む電力変換回路が封止されている、請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項9】
前記封止部材に埋設されたインナーリード部と、前記封止部材における前記第2の面の面内方向と平行な方向の端面から外方に延伸するアウターリード部と、を含むリードを更に備え、
前記リードの前記アウターリード部は、延伸方向における所定の折り曲げ位置で、延伸方向が前記第2の面に向かう方向になるように折り曲げられている、
請求項1~8のいずれか1項に記載の半導体モジュール。
【請求項10】
前記第1の放熱部材の露出面と接続された冷却器、を更に備える、請求項9に記載の半導体モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
DIP(Dual Inline Package)型の半導体モジュールには、半導体素子を封止する封止部材の表面に放熱部材を露出させたものがある。この種の半導体モジュールを製造するときの封止工程では、ピンで放熱部材を金型に押し当てることにより放熱部材と金型との間に封止部材が流れ込むことを防いでいる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-67815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した半導体モジュールには、封止部材における表裏の関係にある第1の面と第2の面の両方に放熱部材を露出させる両面放熱型のものがある。しかしながら、両面放熱型の半導体モジュールを製造するときの封止工程においてピンで放熱部材を金型に押し当てる場合、第1の面に露出させる放熱部材と第2の面に露出させる放熱部材の寸法、配置等に大きな制約が生じる。
【0005】
1つの側面において、本発明は、両面放熱型の半導体モジュールにおける放熱部材の制約を緩和することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様に係る半導体モジュールは、半導体素子を封止する封止部材と、前記封止部材の第1の面から露出した第1の放熱部材と、前記封止部材の前記第1の面とは反対の第2の面から露出した第2の放熱部材と、を備え、前記封止部材の前記第2の面に、前記第2の面の平面視において前記第1の放熱部材の端部に位置し前記第1の放熱部材と重なる、前記第2の面よりも前記第1の面側に後退した凹部が形成されており、前記第2の面の平面視における前記第2の放熱部材の平面形状が、前記凹部のうちの前記凹部に近接する前記第1の放熱部材の辺から最も遠い点を通る前記第1の放熱部材の前記辺と平行な線が前記第2の放熱部材内を通る形状である。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、両面放熱型の半導体モジュールにおける放熱部材の制約を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図1の半導体モジュールにおける封止部材内の構成例を説明する断面図である。
図1の半導体モジュールの回路構成例を説明する回路図である。
第1の実施の形態に係る半導体モジュールの製造方法の例を説明するフロー図である。
封止工程開始時のモールド金型の状態を例示する断面図である。
注入工程及び仮硬化工程時のモールド金型の状態を例示する断面図である。
ピン引抜工程後のモールド金型の状態を例示する断面図である。
ピンの先端形状及び第2の放熱部材の貫通穴の形状の例を説明する部分断面図である。
本硬化工程により第2の放熱部材の貫通穴に形成される凹部の例を説明する部分断面図である。
図10A及び図10Bは、第2の放熱部材の平面形状の変形例を説明する平面図である。
第1の放熱部材に押し当てるピンの配置の変形例を説明する平面図である。
第1の実施の形態に係る半導体モジュールで採用し得る第2の放熱部材の平面形状の特徴を説明する図である。
放熱部材を金型に押し当てる方法の変形例を説明する部分断面図である。
第2の実施の形態に係る半導体モジュールの平面図である。
図14の半導体モジュールにおける封止部材内の構成例を説明する断面図である。
第2の実施の形態に係る半導体モジュールの製造に用いるモールド金型の構成例を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。以下の説明における「半導体モジュール」は、半導体素子(半導体チップ)を絶縁材料により封止したものであり、「半導体装置」、「半導体パッケージ」等と呼ばれることもある。
【0010】
参照する各図におけるX軸、Y軸、及びZ軸は、図示する半導体モジュールにおける平面や方向を定義する目的で示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交し、右手系をなすものとする。以下の説明では、X軸に平行な方向をX方向と呼び、Y軸に平行な方向をY方向と呼び、Z軸に平行な方向をZ方向と呼ぶ。また、X方向、Y方向、及びZ方向の各方向は、図示されるX軸、Y軸、及びZ軸の矢印(正負)の方向と関連付ける場合には、「正側」又は「負側」が付される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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