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公開番号
2025125527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2025019180
出願日
2025-02-07
発明の名称
雨水排水継手、雨水排水システム、及び建物
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04D
13/08 20060101AFI20250820BHJP(建築物)
要約
【課題】高い排水量を維持したまま、接続部の強度を維持することができる雨水排水継手、及び雨水排水システムを提供すること。
【解決手段】雨水排水継手は、雨水が流入する第1端部11と、雨水が流出する第2端部12と第1端部11と第2端部12の間で、第1端部11の通水面積より小さい通水面積で構成される縮小部28と、を有し、第1端部11と第2端部12とが、他の部材にボルト固定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
雨水が流入する第1端部と、
雨水が流出する第2端部と、
前記第1端部と前記第2端部の間で、前記第1端部の通水面積より小さい通水面積で構成される縮小部と、を有し、
前記第1端部と前記第2端部とが、他の部材にボルト固定される、
雨水排水継手。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
雨水が流入する第1端部と、
雨水が流出する第2端部と、
前記第1端部と前記第2端部の間で、前記第1端部の通水面積より小さい通水面積で構成される縮小部と、を有し、
前記第1端部と前記第2端部とが、他の部材に電気融着により接合される、
雨水排水継手。
【請求項3】
前記縮小部が管軸中心に向かって延びる突起部を有する、
請求項1または2に記載の雨水排水継手。
【請求項4】
耐火性を有する、
請求項1または2に記載の雨水排水継手。
【請求項5】
流入口に接続される管と、
前記管に接続される、請求項1又は2に記載の雨水排水継手と、を備える、
雨水排水システム。
【請求項6】
枝管と、
前記枝管と前記管とが合流する合流部と、を更に備え、
前記合流部は、前記雨水排水継手の下流側に設けられ、
前記雨水排水継手の下端から前記合流部までの鉛直方向の長さが1000mm以上である、
請求項5に記載の雨水排水システム。
【請求項7】
請求項5に記載の雨水排水システムを備える、建物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水排水継手、雨水排水システム、及び建物に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の雨樋システムは、縮径部を備えることでサイフォン現象を発生させる大型の雨樋システムである。
従来、竪樋に縮径部を設けた雨樋システムでは、サイフォン現象が発生することが知られている。この雨樋システムでは、縮径部で雨水(水)が溜められている。そして、溜まった雨水に作用する重力により、サイフォン現象が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-124005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、縮径部を有する雨樋システムでは、排水時に縮径部において流速が上昇することが知られている。特に、特許文献1のように大型で排水量の多い雨樋システムでは、縮径部における流速の上昇が顕著となり、排水管の振動が大きくなる。このとき、排水管と縮径部の接続部において応力が集中しやすく、使用時に水漏れが発生する恐れがあった。特に、雨水排水システムを屋内に設置する場合、水漏れの発生は大きな問題となる。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、高い排水量を維持したまま、接続部の強度を維持することができる雨水排水継手、雨水排水システム及び建物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
【0007】
(1)本発明の雨水排水継手は、雨水が流入する第1端部と、雨水が流出する第2端部と前記第1端部と前記第2端部の間で、前記第1端部の通水面積より小さい通水面積で構成される縮小部と、を有し、前記第1端部と前記第2端部とが、他の部材にボルト固定される。
大型で排水量の多い雨水排水システムでは、縮小部における流速の上昇が顕著となり、排水管の振動が大きくなる。このとき、上記のように、第1端部と第2端部が配管に対してボルト固定されていれば、排水管と縮小部の接続部において応力が集中した場合であっても、水漏れの発生を防止することができる。よって、高い排水量を維持したまま、接続部の強度を維持することができる。
(2)本発明の雨水排水継手は、雨水が流入する第1端部と、前記雨水が流出する第2端部と前記第1端部と前記第2端部の間で、前記第1端部の通水面積より小さい通水面積で構成される縮小部と、を有し、前記第1端部と前記第2端部とが、他の部材に電気融着により接合されてもよい。
第1端部と第2端部が配管に対して電気融着されていれば、配管と縮小部の接続部において応力が集中した場合であっても、水漏れの発生を防止することができる。よって、高い排水量を維持したまま、接続部の強度を維持することができる。また、第1端部と第2端部が配管に対して電気融着される場合、施工に必要なスペースが小さい。そのため、特に施工スペースが制限される屋内配管において、施工スペースを確保することが容易となる。
(3)本発明の雨水排水継手は、前記縮小部が管軸中心に向かって延びる突起部を有していてもよい。
このような構成であれば、配管から各突起部の上辺までの間の流路内に、流速を下げられた雨水が一時的に溜まるようになるので、雨水排水継手に流れ込む雨水に空気が入り込みにくくなり、サイフォン現象を確実に誘発させることが可能である。しかも、各突起部を通過した後の雨水は、整流済みであるため、渦を巻くことなくスムーズに排水されていく。よって、より高い排水量を維持することができる。
(4)本発明の雨水排水継手は、耐火性を有していてもよい。
このような構成であれば、雨水排水継手が防火区画貫通(スラブ貫通)しやすくなるとともに、耐火性の高い雨水排水システムとすることができる。
(5)本発明の雨水排水システムは、雨水が流入する流入口と、前記流入口に接続される管と、前記管に接続され、上記(1)又は(2)に記載の雨水排水継手と、を備える。
(6)本発明の雨水排水システムは、枝管と、前記枝管と、前記管とが合流する合流部と、を更に備え、前記雨水排水継手の下流側に合流部が設けられ、前記雨水排水継手の下端から合流部までの鉛直方向の長さが1000mm以上であってもよい。
(7)本発明の建物は、上記(5)に記載の雨水排水システムを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、高い排水量を維持したまま、接続部の強度を維持することができる雨水排水継手、雨水排水システム、及び建物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の雨水排水システムが設置された建築物の模式図である。
本発明の雨水排水システムの一例を示す模式図である。
本発明の雨水排水システムに設けられた雨水排水継手の拡大断面図である。
第2実施形態の雨水排水継手の拡大断面図である。
第3実施形態の雨水排水継手の拡大断面図である。
第4実施形態の雨水排水継手の拡大断面図である。
第5実施形態の雨水排水継手の拡大断面図である。
本発明の雨水排水継手の第1形態の固定部の形態拡大図である。
本発明の雨水排水継手の第2形態の固定部の形態拡大図である。
本発明の雨水排水継手の第2形態の固定部の形態断面図である。
本発明の雨水排水継手の第3形態の固定部の未接続状態の拡大図である。
本発明の雨水排水継手の第3形態の固定部の接続状態の拡大図である。
本発明の雨水排水継手の固定部の第4形態の拡大図である。
本発明の雨水排水継手の固定部の第5形態の拡大図である。
本発明の雨水排水継手の固定部の第6形態の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る雨水排水システム100及び雨水排水継手1の実施形態を、図1から図14を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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