TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025127029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023495
出願日2024-02-20
発明の名称振動デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01C 19/5628 20120101AFI20250825BHJP(測定;試験)
要約【課題】振動素子の振動特性の劣化を抑制することのできる振動デバイスを提供する。
【解決手段】振動デバイスは、振動基板を備える振動素子と、前記振動素子を支持する支持基板と、を有する。また、前記振動基板は、基部と、前記基部に接続されている駆動振動腕と、を備える。また、前記支持基板は、第1方向に並んで配置されている第1支持部および第2支持部と、前記第1方向に延在し、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結している第1梁および第2梁と、を備える。そして、前記基部と前記第1梁とが第1接合部材を介して接合され、前記基部と前記第2梁とが第2接合部材を介して接合されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
振動基板を備える振動素子と、
前記振動素子を支持する支持基板と、を有し、
前記振動基板は、
基部と、
前記基部に接続されている駆動振動腕と、を備え、
前記支持基板は、
第1方向に並んで配置されている第1支持部および第2支持部と、
前記第1方向に延在し、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結している第1梁および第2梁と、を備え、
前記基部と前記第1梁とが第1接合部材を介して接合され、
前記基部と前記第2梁とが第2接合部材を介して接合されていることを特徴とする振動デバイス。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記支持基板は、前記第1支持部および前記第2支持部を含む枠状の枠部を有し、
前記枠部の内側に前記第1梁および前記第2梁が配置されている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記第1梁は、前記第1方向の両側に対して拡幅した第1拡幅部を有し、前記第1拡幅部に前記第1接合部材を介して前記基部が接合され、
前記第2梁は、前記第1方向の両側に対して拡幅した第2拡幅部を有し、前記第2拡幅部に前記第2接合部材を介して前記基部が接合されている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記第1梁は、前記第1方向に弾性変形する第1バネ部を有し、
前記第2梁は、前記第1方向に弾性変形する第2バネ部を有する請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記第1バネ部は、前記第1梁の途中に前記第1方向と異なる方向に屈曲した部分を有し、
前記第2バネ部は、前記第2梁の途中に前記第1方向と異なる方向に屈曲した部分を有する請求項4に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記第1バネ部および前記第2バネ部は、前記第1梁および前記第2梁に跨って配置されている環状の合体バネ部によって一体形成されている請求項4に記載の振動デバイス。
【請求項7】
前記支持基板は、前記第1梁と前記第2梁との間に位置する第3梁を有し、
前記第3梁は、前記第1方向に延在し、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結し、
前記基部と前記第3梁とが第3接合部材を介して接合されている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項8】
前記第3梁は、前記第1方向に弾性変形する第3バネ部を有する請求項7に記載の振動デバイス。
【請求項9】
前記第3バネ部は、前記第3梁の途中に配置されている環状の部分を有する請求項8に記載の振動デバイス。
【請求項10】
前記振動基板と前記支持基板とは、同一材料で構成されている請求項1に記載の振動デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されている振動デバイスは、凹部を有するベースと、凹部内に位置し支持基板を介してベースに固定された角速度検出素子と、凹部の開口を塞ぐリッドと、を有する。
【0003】
また、角速度検出素子は、その中央部に位置する基部と、基部からY軸方向両側に延出する一対の検出振動腕と、基部からX軸方向両側に延出する一対の接続腕と、一方の接続腕の先端部からY軸方向両側に延出した一対の駆動振動腕と、他方の接続腕の先端部からY軸方向両側に延出した一対の駆動振動腕と、を有する。そして、角速度検出素子は、基部において支持基板に固定されている。このような角速度検出素子では、4本の駆動振動腕を駆動振動させた状態で検出軸まわりの角速度が加わると、コリオリ力によって1対の検出振動腕に検出振動が励振される。そして、検出振動によって各検出振動腕から出力される検出信号に基づいて検出軸まわりの角速度を検出する。
【0004】
一方、支持基板は、ジンバル構造となっており、枠状の枠部と、枠部の外側に配置されベースに接合された枠状の基体固定部と、枠部の内側に配置され、角速度検出素子が接合された素子搭載部と、素子搭載部からA軸方向の両側に延伸し、素子搭載部と枠部とを接続する一対の第1梁と、枠部からB軸方向の両側に延伸し、枠部と基体固定部とを接続する一対の第2梁と、を有する。このような支持基板は、ベースの変形により生じる応力を吸収、緩和し、当該応力を角速度検出素子に伝わり難くする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-032841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の支持基板では、一塊の素子搭載部に角速度検出素子が接合されているため、駆動振動により生じる基部の変形やひずみが緩和され難い。したがって、角速度検出素子の振動特性が劣化するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の振動デバイスは、振動基板を備える振動素子と、
前記振動素子を支持する支持基板と、を有し、
前記振動基板は、
基部と、
前記基部に接続されている駆動振動腕と、を備え、
前記支持基板は、
第1方向に並んで配置されている第1支持部および第2支持部と、
前記第1方向に延在し、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結している第1梁および第2梁と、を備え、
前記基部と前記第1梁とが第1接合部材を介して接合され、
前記基部と前記第2梁とが第2接合部材を介して接合されている。
【0008】
本発明の振動デバイスの製造方法は、振動基板を備える振動素子と、
前記振動素子を支持する支持基板と、を有し、
前記振動基板は、
基部と、
前記基部に接続されている駆動振動腕と、を備え、
前記支持基板は、
第1方向に並んで配置されている第1支持部および第2支持部と、
前記第1方向に延在し、前記第1支持部と前記第2支持部とを連結している第1梁および第2梁と、を備え、
前記基部と前記第1梁とが第1接合部材を介して接合され、
前記基部と前記第2梁とが第2接合部材を介して接合されている振動デバイスの製造方法であって、
前記第1支持部、前記第2支持部、前記第1梁および前記第2梁を同時に形成する工程を有する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る角速度センサーの断面図である。
図1に示す角速度センサーのリッドを封止する前の状態を示す断面図である。
角速度検出素子を示す上面図である。
角速度検出素子の駆動振動モードを示す概略図である。
角速度検出素子の検出振動モードを示す概略図である。
支持基板の上面図である。
支持基板の上面図である。
支持基板の変形例を示す上面図である。
駆動振動モード時の基部の変形の様子を示す模式図である。
支持基板に形成された配線を示す上面図である。
第2実施形態に係る振動デバイスが有する支持基板の上面図である。
図11に示す支持基板の部分拡大図である。
第3実施形態に係る振動デバイスが有する支持基板の上面図である。
図13に示す支持基板に角速度検出素子を接合した状態を示す上面図である。
第4実施形態に係る振動デバイスが有する支持基板の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の振動デバイスを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。そして、X軸に沿う方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に沿う方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に沿う方向を「Z軸方向」とも言う。また、Z軸が鉛直方向に沿っており、矢印側を「上」、反対側を「下」とも言う。また、以下では、支持基板4の平面視つまりZ軸方向からの平面視を単に「平面視」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
微小振動検出装置
4日前
ユニパルス株式会社
力変換器
25日前
株式会社イシダ
X線検査装置
4日前
三菱電機株式会社
計測器
19日前
株式会社豊田自動織機
産業車両
1か月前
横浜ゴム株式会社
音響窓
27日前
日置電機株式会社
測定装置
26日前
株式会社辰巳菱機
システム
13日前
株式会社国際電気
試験装置
1か月前
個人
センサーを備えた装置
29日前
日本精機株式会社
施工管理システム
29日前
IPU株式会社
距離検出装置
25日前
株式会社東芝
センサ
28日前
株式会社FRPカジ
FRP装置
15日前
株式会社東芝
センサ
4日前
富士レビオ株式会社
嵌合システム
18日前
株式会社CAST
センサ固定治具
1か月前
TDK株式会社
磁気センサ
今日
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
15日前
株式会社田中設備
報知装置
1か月前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
5日前
株式会社カワタ
サンプリング装置
8日前
日本精工株式会社
分注装置
11日前
学校法人立命館
液面レベルセンサ
12日前
TDK株式会社
ガスセンサ
7日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
21日前
WOTA株式会社
液位検出システム
1か月前
アズビル株式会社
火炎状態判定装置
26日前
オムロン株式会社
スイッチング装置
1か月前
本多電子株式会社
超音波ソナー装置
20日前
株式会社熊平製作所
刃物類判別装置
1か月前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
11日前
国立大学法人京都大学
バイオセンサ
今日
大陽日酸株式会社
液面センサ
今日
戸田建設株式会社
測量機
11日前
個人
ヨウ素滴定を用いたアミノ酸の定量方法
1か月前
続きを見る