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公開番号2025127201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023783
出願日2024-02-20
発明の名称調光シート
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類G02F 1/1343 20060101AFI20250825BHJP(光学)
要約【課題】高電圧の印加に対する信頼性を高めることができる調光シートを提供する。
【解決手段】調光シート10は、液晶組成物を含む調光層20と、調光層20を挟む一対の透明電極層である第1透明電極層31および第2透明電極層32とを備える。周波数10Hzにおける調光シート10の単位面積あたりの並列静電容量は、0.20nF/cm2以上0.37nF/cm2以下である。調光層20の厚さは、20μm以上35μm以下であり、調光層20の面積は、0.135m2以上1.5m2以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液晶組成物を含む調光層と、
前記調光層を挟む一対の透明電極層である第1透明電極層および第2透明電極層と、を備える調光シートであって、
周波数10Hzにおける前記調光シートの単位面積あたりの並列静電容量が、0.20nF/cm

以上0.37nF/cm

以下である
調光シート。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記調光層の厚さは、20μm以上35μm以下である
請求項1に記載の調光シート。
【請求項3】
前記調光層の面積は、0.135m

以上1.5m

以下である
請求項1に記載の調光シート。
【請求項4】
前記調光層は、二色性色素および黒色のスペーサを含む
請求項1に記載の調光シート。
【請求項5】
前記調光層は、複数の空隙を含む透明高分子層を備え、前記空隙に前記液晶組成物が保持されている
請求項1に記載の調光シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光透過率の可変な調光シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
調光シートは、液晶組成物を含む調光層と、調光層を挟む一対の透明電極層とを備えている。一対の透明電極層間には、駆動電圧が印加される。駆動電圧の印加の有無に応じて調光層での液晶化合物の配向状態が変わることから、調光層を光が透過する透明状態と、調光層における光の透過が散乱等により抑えられる不透明状態とを切り替えることが可能である(例えば、特許文献1参照)。調光シートは、建物の窓やパーティション等の建材用途や、車両の窓等の車載用途に利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-45135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調光シートに対しては、種々の信頼性試験が実施される。特に、車載用途においては、建材用途よりも高い信頼性基準が適用される。信頼性試験の1つは、耐電圧試験である。耐電圧試験では、調光シートの駆動に際しての使用電圧の標準値に安全率を掛けた高電圧が、調光シートに印加される。高電圧の印加により調光層の絶縁が部分的に破壊されて透明電極層間に短絡が起こると、短絡の発生箇所では発熱に起因した点欠陥状の外観不良が生じる。耐電圧試験では、こうした短絡による外観不良の発生の有無が評価される。それゆえ、調光シートには、高電圧の印加に対する短絡の発生率が低いことが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための調光シートの各態様を記載する。
[態様1]液晶組成物を含む調光層と、前記調光層を挟む一対の透明電極層である第1透明電極層および第2透明電極層と、を備える調光シートであって、周波数10Hzにおける前記調光シートの単位面積あたりの並列静電容量が、0.20nF/cm

以上0.37nF/cm

以下である、調光シート。
【0006】
上記構成によれば、高電圧印加時における透明電極層間の部分的な短絡の発生が抑えられる。一方で、透明状態と不透明状態との切り替えの機能が低下することも抑えられる。これにより、調光シートの信頼性が的確に得られる。
【0007】
[態様2]前記調光層の厚さは、20μm以上35μm以下である、[態様1]に記載の調光シート。
上記構成によれば、調光層の形成が容易であり、また、良好な光学特性が得られる。そして、静電容量を上記範囲内に制御しやすくなる。
【0008】
[態様3]前記調光層の面積は、0.135m

以上1.5m

以下である、[態様1]または[態様2]に記載の調光シート。
上記構成によれば、建材用途や車載用途への調光シートの適用が容易である。そして、静電容量を上記範囲内に制御しやすくなる。
【0009】
[態様4]前記調光層は、二色性色素および黒色のスペーサを含む、[態様1]~[態様3]のいずれか1つに記載の調光シート。
上記構成によれば、二色性色素の含有により不透明状態で有色となる調光シートにおいて、高電圧印加時の短絡の発生が抑えられる。
【0010】
[態様5]前記調光層は、複数の空隙を含む透明高分子層を備え、前記空隙に前記液晶組成物が保持されている、[態様1]~[態様4]のいずれか1つに記載の調光シート。
上記構成によれば、光の散乱によって不透明状態が実現され、こうした調光シートにおいて、高電圧印加時の短絡の発生が抑えられる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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