特許ウォッチ

公開番号2025127505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024215
出願日2024-02-21
発明の名称掃除機ヘッド、電気掃除機、学習装置および推論装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47L 9/28 20060101AFI20250826BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】
利用者の居住地域によっては、プラスチックは塵や埃とは廃棄方法が異なる場合がある。この場合、電気掃除機で捕捉したゴミから、利用者の手によってプラスチック等を分離する必要があるため、利用者の手を汚すといった衛生上の懸念点や、利便性の確保が課題となっていた。本開示は、捕捉したゴミの廃棄作業を容易化することができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】
本開示に係る掃除機ヘッドは、被清掃面に対向する吸込口を有するハウジングと、ハウジングに設けられる回転ブラシと、吸込口が吸い込むゴミの特徴を含むゴミ情報を取得する取得部と、取得部が取得したゴミ情報に基づきゴミの種類を判別する判別部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
被清掃面に対向する吸込口を有するハウジングと、
前記ハウジングに設けられる回転ブラシと、
前記吸込口が吸い込むゴミの特徴を含むゴミ情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記ゴミ情報に基づき、前記ゴミの種類を判別する判別部と、を備える、
掃除機ヘッド。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記ゴミ情報は、前記ゴミの画像情報を含むゴミ画像情報を有する、
請求項１に記載の掃除機ヘッド。
【請求項３】
前記取得部は、前記ゴミ画像情報を取得するための撮影部を有する、
請求項２に記載の掃除機ヘッド。
【請求項４】
前記撮影部は、外部からの光を前記撮影部の内部に通すレンズと、前記レンズから入った光を画像データに変換する撮像素子を含む、
請求項３に記載の掃除機ヘッド。
【請求項５】
前記撮影部は、赤外線カメラである、
請求項４に記載の掃除機ヘッド。
【請求項６】
前記ハウジングは、床面を照らす照明部を有する、
請求項４に記載の掃除機ヘッド。
【請求項７】
前記取得部は、前記ゴミ情報を取得するための光電センサを含む、
請求項１に記載の掃除機ヘッド。
【請求項８】
請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の掃除機ヘッドと、
一方の端部が前記ハウジングに連結され、中空管状である延長管と、
前記延長管の他方の端部に連結される吸込管と、
前記吸込管の他方の端部に連結され、吸引風を発生させる本体部と、
前記本体部に吸入された前記吸引風に含まれるゴミを捕集する集塵部と、
前記回転ブラシを制御する制御部と、を備える、
電気掃除機。
【請求項９】
前記集塵部は、前記ゴミに含まれる塵埃を捕集する第１収集部と、前記第１収集部に対向する第１開口部と、前記集塵部の側壁の一部を開口して形成される第２開口部と、前記第２開口部と連通する第２収集部と、前記第１開口部と前記第２開口部の何れか一方を塞ぐように開閉する開閉部と、を有し、
前記制御部は、前記判別部が判別した前記ゴミの種類に基づいて、前記開閉部の開閉を制御する、
請求項８に記載の電気掃除機。
【請求項１０】
前記取得部は、前記被清掃面の特徴を含む被清掃面情報をさらに取得し、
前記制御部は、前記取得部が取得した前記被清掃面情報に基づき、前記本体部が発生する吸引力を制御する、
請求項９に記載の電気掃除機。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電気掃除機に関するものである。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、電力消費を抑えることができる電気掃除機を開示する。特許文献１に記載の電気掃除機は、被清掃面を撮影するように設けられたカメラ等の画像または動画に基づき被清掃面の種類を判定し、またゴミ検知センサにより塵埃の量を検出し、被清掃面の種類と塵埃量に基づいて電気掃除機の吸引力または回転ブラシの回転数を変える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１８３０５４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、特許文献１に記載のものにおいては、カメラにより被清掃面の種類の情報を取得し、またゴミ検知センサにより塵埃量を取得しているが、ゴミの種類に関する情報の取得はできない。ゴミには塵埃の他に、プラスチック等の異物が含まれる可能性がある。利用者の居住地域によっては、プラスチックは塵や埃とは廃棄方法が異なる場合がある。この場合、電気掃除機で捕捉したゴミから、利用者の手によってプラスチック等を分離する必要があるため、利用者の手を汚すといった衛生上の懸念点や、利便性の確保が課題となっていた。
【０００５】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、捕捉したゴミの廃棄作業を容易化することができる電気掃除機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る掃除機ヘッドは、被清掃面に対向する吸込口を有するハウジングと、ハウジングに設けられる回転ブラシと、吸込口が吸い込むゴミの特徴を含むゴミ情報を取得する取得部と、取得部が取得したゴミ情報に基づきゴミの種類を判別する判別部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、捕捉したゴミの廃棄作業を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
各実施の形態に係る電気掃除機を示す外観図である。
実施の形態１に係る掃除機ヘッドと延長管を示す断面図である。
実施の形態１に係る集塵部であり、開閉部が第１収集部を塞いでいる状態を示す断面図である。
実施の形態１に係る集塵部であり、開閉部が第２収集部を塞いでいる状態を示す断面図である。
各実施の形態に係る開閉部の断面図である。
実施の形態１に係る電気掃除機および制御装置を示す機能ブロック図である。
各実施の形態に係るプロセッサとメモリを示す機能ブロック図である。
各実施の形態に係る処理回路を示す機能ブロック図である。
実施の形態１に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
実施の形態２に係る掃除機ヘッドと延長管を示す断面図である。
実施の形態２に係る電気掃除機および制御装置を示す機能ブロック図である。
実施の形態２に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
実施の形態３に係る学習装置を示す機能ブロック図である。
実施の形態３のニューラルネットワークの一例を示す図である。
実施の形態３に係る学習装置の学習処理を示すフローチャートである。
実施の形態３に係る推論装置を示す機能ブロック図である。
実施の形態３に係る推論装置の推論処理を示すフローチャートである。
実施の形態４に係る電気掃除機および制御装置を示す機能ブロック図である。
実施の形態４に係る電気掃除機の動作を示すフローチャートである。
変形例１に係る吸込管であり、開閉部が第１収集部を塞いでいる状態を示す断面図である。
変形例１に係る吸込管であり、開閉部が第２収集部を塞いでいる状態を示す断面図である。
変形例２に係る延長管であり、開閉部が第１収集部を塞いでいる状態を示す断面図である。
変形例２に係る延長管であり、開閉部が第２収集部を塞いでいる状態を示す断面図である。
変形例３に係る掃除機ヘッドと延長管を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照しながら本開示の実施の形態について説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
【００１０】
実施の形態１．
＜電気掃除機の構成＞
図１は、本実施の形態１に係る電気掃除機１を示す外観図である。図１に示すように、電気掃除機１は、掃除機ヘッド２と、吸込管６０と、延長管６５と、本体部７０と、集塵部１００と、把持部１０２と、スイッチ１０３とを有する。本体部７０で発生された吸引風によって掃除機ヘッド２から吸い込まれた空気は、延長管６５と吸込管６０とを通って本体部７０へ流入し、本体部７０でゴミが取り除かれてから外部に排出される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許