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公開番号2025128738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025616
出願日2024-02-22
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人沖電気工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G08B 25/04 20060101AFI20250827BHJP(信号)
要約【課題】車内に取り残された動物の事故を未然に防ぐことが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置10は、車内の撮影部によって撮影された車内の画像と、車内のセンサによって得られた車内の状態を表す状態情報とを取得する。情報処理装置10は、取得された画像に基づいて、画像に写る動物の種類を判別する。情報処理装置10は、判別された動物の種類と、取得された状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された状態情報に関する条件とに基づいて、車内が異常状態であるか否かを判定する。情報処理装置10は、判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車内の撮影部によって撮影された前記車内の画像と、前記車内のセンサによって得られた前記車内の状態を表す状態情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記画像に基づいて、前記画像に写る動物の種類を判別する判別部と、
前記判別部により判別された前記動物の種類と、前記取得部により取得された前記状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された前記状態情報に関する条件とに基づいて、前記車内が異常状態であるか否かを判定する異常判定部と、
前記異常判定部による判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する報知部と、
を備えた情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記動物の種類に関する条件は、前記車内に存在する動物の種類に関する条件であり、
前記状態情報に関する条件は、前記車内において、予め設定された状態が予め設定された時間以上継続しているか否かに関する条件であり、
前記異常判定部は、前記判別部により判別された前記動物の種類が予め設定された動物の種類に該当し、かつ、取得された前記車内の状態情報が、予め設定された状態が予め設定された時間以上継続していることを示している場合に、前記車内が異常状態であると判定する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記状態情報は温度情報の時系列情報であり、
前記異常判定部は、前記取得部により取得された前記温度情報の時系列情報が、予め設定された範囲外であり、かつ予め設定された時間以上継続していることを示している場合に、前記車内が異常状態であると判定する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記報知部は、前記撮影部によって撮影された前記車内の前記画像を含む情報を予め定められた連絡手段を用いて車外の情報処理端末へ送信する、
請求項１又は請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記情報は、前記判別部によって判別された動物の種類、前記センサによって検出された前記状態情報、及び車両の位置情報を更に含む、
請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
車内の撮影部によって撮影された前記車内の画像と、前記車内のセンサによって得られた前記車内の状態を表す状態情報とを取得し、
取得された前記画像に基づいて、前記画像に写る動物の種類を判別し、
判別された前記動物の種類と、取得された前記状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された前記状態情報に関する条件とに基づいて、前記車内が異常状態であるか否かを判定し、
判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する、
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項７】
車内の撮影部によって撮影された前記車内の画像と、前記車内のセンサによって得られた前記車内の状態を表す状態情報とを取得し、
取得された前記画像に基づいて、前記画像に写る動物の種類を判別し、
判別された前記動物の種類と、取得された前記状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された前記状態情報に関する条件とに基づいて、前記車内が異常状態であるか否かを判定し、
判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する、
処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、車内に幼児を置き去りにしてしまい、車内温度の上昇によって幼児が健康を害する事故及び幼児が死亡する事故等が多く発生している。
【０００３】
これに対して、異常状態にある車内に残された乗員に応じて、警報又は異常緩和を適切に行う車内事故防止装置が提案されている。
【０００４】
例えば、特許文献１には、車内にいる乗員を検出する乗員検出部と、車内の異常を検出する異常検出部と、乗員検出部により乗員を検出しかつ異常検出部により異常を検出した場合に、警報装置を制御して車内もしくは車外に対して警報し、または車載機器を制御して車内の異常を緩和する制御部とを備え、乗員検出部は、車内の乗員の身体的特徴または行動的特徴を抽出して、乗員の種別または異常に対する乗員による対応可否の状態をさらに検出し、制御部は、乗員検出部が検出した乗員の種別または状態に応じて、警報装置による警報または車載機器による異常緩和を実行する車内事故防止装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２０－９３６８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１には、乗員の種別又は異常に対する乗員による対応可否の状態を検出することが記載されている。例えば、特許文献１では、乗員の種別としては、乳幼児、ペット（犬や猫などの動物）、小人、非健常な大人（病気や障害がある者）、及び健常な大人が存在することが開示されている（例えば、段落［００４５］）。しかし、車内に残された乗員がペットであるか否かの判定及び通報するための条件設定等に関して改善の余地がある。
【０００７】
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車内に取り残された動物の事故を未然に防ぐことが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係る情報処理装置は、車内の撮影部によって撮影された前記車内の画像と、前記車内のセンサによって得られた前記車内の状態を表す状態情報とを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記画像に基づいて、前記画像に写る動物の種類を判別する判別部と、前記判別部により判別された前記動物の種類と、前記取得部により取得された前記状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された前記状態情報に関する条件とに基づいて、前記車内が異常状態であるか否かを判定する異常判定部と、前記異常判定部による判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する報知部と、を備える。
【０００９】
また、本発明に係る情報処理方法は、車内の撮影部によって撮影された前記車内の画像と、前記車内のセンサによって得られた前記車内の状態を表す状態情報とを取得し、取得された前記画像に基づいて、前記画像に写る動物の種類を判別し、判別された前記動物の種類と、取得された前記状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された前記状態情報に関する条件とに基づいて、前記車内が異常状態であるか否かを判定し、判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する、処理をコンピュータが実行する。
【００１０】
また、本発明に係る情報処理プログラムは、車内の撮影部によって撮影された前記車内の画像と、前記車内のセンサによって得られた前記車内の状態を表す状態情報とを取得し、取得された前記画像に基づいて、前記画像に写る動物の種類を判別し、判別された前記動物の種類と、取得された前記状態情報と、予め設定された動物の種類に関する条件と、予め設定された前記状態情報に関する条件とに基づいて、前記車内が異常状態であるか否かを判定し、判定結果が異常状態を表す場合に、車外へ報知信号を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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