TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025128948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024026009
出願日
2024-02-22
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/47 20060101AFI20250827BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】fθ特性を有する走査レンズを用いずに画像クロック周波数を走査方向に変更するような画像形成装置であっても、濃度ムラなどの画像不良の発生を抑制すること。
【解決手段】入力された画像データを主走査方向の位置に応じた補正係数によって補正するパルス幅補正部101cと、パルス幅補正部101cによって補正された画像データを駆動信号に変調するPWM制御部101dと、を備え、補正係数は、主走査方向の中央部から端部に向かうほど大きくなるものであり、主走査方向の位置の単位増加量に対する補正係数の増加量である傾きが変化する変曲点Paを有し、変曲点Paは、主走査方向の端部近傍に位置する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
潜像が形成される感光体と、
主走査方向の位置に応じて走査速度が変化するレーザ光を前記感光体に走査させて前記潜像を形成する露光手段と、
前記レーザ光の点灯タイミングを制御するクロック信号を生成する生成手段と、
前記主走査方向の位置ごとに前記クロック信号の周波数を補正する第1補正手段と、
前記感光体上の前記潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、
駆動信号に基づいて前記レーザ光を駆動する駆動手段と、
を備え、前記トナー像を記録材に転写し画像形成を行う画像形成装置であって、
入力された画像データを前記主走査方向の位置に応じた補正係数によって補正する第2補正手段と、
前記第2補正手段によって補正された画像データを前記駆動信号に変調する変調手段と、
を備え、
前記補正係数は、前記主走査方向の中央部から端部に向かうほど大きくなるものであり、前記主走査方向の位置の単位増加量に対する前記補正係数の増加量である傾きが変化する変曲点を有し、
前記変曲点は、前記主走査方向の端部近傍に位置することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記変曲点は、前記中央部から前記端部までの間を2等分したとき、2つの領域のうち端部側の領域に含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1補正手段は、前記変曲点に対応する前記主走査方向の位置から端部側の位置において、前記レーザ光を5nsec以下の時間で発光又は消灯させるように前記クロック信号を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記変曲点よりも端部側の領域における傾きは、前記変曲点よりも中央側の領域における傾きよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記変曲点よりも端部側の領域における傾きは、前記変曲点よりも中央側の領域における傾きよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記補正係数は、前記主走査方向の位置の全域において1未満であり、
前記第2補正手段は、入力された画像データに前記補正係数を乗じたものを補正後の画像データとすることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2補正手段による補正を行う前に、ディザマトリクスによりハーフトーン処理を行う中間調処理手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、レーザビームプリンタやデジタル複写機、デジタルファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置において、レーザビームを使用して書き込みを行う画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を露光するための光学走査ユニットを有している。光学走査ユニットは、画像データに基づいてレーザ光を出射し、そのレーザ光を回転多面鏡で反射し、走査レンズを透過させることで感光体を露光する。回転多面鏡を回転させることにより、感光体の表面に形成したレーザ光のスポットを移動させる走査を行い、感光体に潜像を形成する。
【0003】
走査レンズは所謂fθ特性を有するレンズである。fθ特性とは、回転多面鏡が等角速度で回転しているときに感光体の表面のレーザ光のスポットが、感光体の表面上を等速で移動するようにレーザ光を感光体の表面に結像させる光学的特性である。このようにfθ特性を有する走査レンズを用いることにより、適切な露光を行うことができる。このようなfθ特性を有する走査レンズは、サイズが大きく、画像形成装置が大型化する要因となる。そのため、画像形成装置の小型化を目的として、走査レンズ自体を使用しない、又はfθ特性を有していない走査レンズを使用する画像形成装置が考えられている。例えば特許文献1では、感光体の表面のレーザ光のスポットが感光体の表面上を等速で移動しない場合でも、感光体の表面上に形成されるドットが一定の幅となるよう、一走査する間に画像クロック周波数を変更するように電気的な補正を行う方法が開示されている。また、例えば特許文献2では、感光体上をレーザ光が移動する走査速度に応じて、画像データの各画素の主走査方向における長さを補正する画素幅補正と、走査速度が遅いほど画像の濃度が薄くなるよう補正する濃度補正とについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭58-125064号公報
特開2016-000510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、fθ特性を有する走査レンズを用いずに、画像クロック周波数を主走査方向で変更し、画素幅補正手段によって補正を行った場合、主走査方向のクロック周波数が高い領域において、補正幅が小さくなることがある。特に高速機になるほど全体のクロック周波数自体を高くする必要があるため、補正幅がより小さくなる。補正によってレーザがオフとなる時間が数nsec以下となった場合には、レーザの応答性の限界以下の補正幅となるおそれがある。この場合、実際に感光体表面に照射されるレーザの光量が、本来の狙い通りの光量にならず、濃度ムラなどの画像不良が発生してしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、fθ特性を有する走査レンズを用いずに画像クロック周波数を走査方向に変更するような画像形成装置であっても、濃度ムラなどの画像不良の発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0008】
(1)潜像が形成される感光体と、主走査方向の位置に応じて走査速度が変化するレーザ光を前記感光体に走査させて前記潜像を形成する露光手段と、前記レーザ光の点灯タイミングを制御するクロック信号を生成する生成手段と、前記主走査方向の位置ごとに前記クロック信号の周波数を補正する第1補正手段と、前記感光体上の前記潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、駆動信号に基づいて前記レーザ光を駆動する駆動手段と、を備え、前記トナー像を記録材に転写し画像形成を行う画像形成装置であって、入力された画像データを前記主走査方向の位置に応じた補正係数によって補正する第2補正手段と、前記第2補正手段によって補正された画像データを前記駆動信号に変調する変調手段と、を備え、前記補正係数は、前記主走査方向の中央部から端部に向かうほど大きくなるものであり、前記主走査方向の位置の単位増加量に対する前記補正係数の増加量である傾きが変化する変曲点を有し、前記変曲点は、前記主走査方向の端部近傍に位置することを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、fθ特性を有する走査レンズを用いずに画像クロック周波数を走査方向に変更するような画像形成装置であっても、濃度ムラなどの画像不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例の画像形成装置の概略構成図
実施例の光走査装置の断面図
実施例の像高と部分倍率との関係図
実施例の露光制御構成の電気ブロック図
実施例の各種同期信号と画像信号のタイミング関係図
実施例の画像処理フローの機能ブロック図
実施例のパルス信号のテーブルの例を示す図
実施例のパルス幅の補正テーブルのプロファイルを示す図
実施例との比較のための比較例のパルス幅の補正テーブルのプロファイルを示す図、比較例の主走査方向の光量分布を示す図
実施例の主走査方向の光量分布を示す図
実施例のパルス幅の補正テーブルのプロファイルの変形例を示す図
【発明を実施するための形態】
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
キヤノン株式会社
移動体
20日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
発光装置
19日前
キヤノン株式会社
発光装置
14日前
キヤノン株式会社
現像装置
1日前
キヤノン株式会社
電子機器
12日前
キヤノン株式会社
現像装置
1か月前
キヤノン株式会社
電源装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
21日前
キヤノン株式会社
撮像装置
21日前
キヤノン株式会社
電子機器
1日前
キヤノン株式会社
光学機器
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
7日前
キヤノン株式会社
撮像装置
12日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
乳酸センサ
26日前
キヤノン株式会社
容器構造体
6日前
キヤノン株式会社
レンズ装置
1か月前
キヤノン株式会社
容器構造体
6日前
キヤノン株式会社
プログラム
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
20日前
キヤノン株式会社
記録素子基板
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
液体収容容器
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
19日前
キヤノン株式会社
電子写真装置
27日前
キヤノン株式会社
カートリッジ
21日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る