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公開番号
2025130163
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027149
出願日
2024-02-27
発明の名称
乾式接合床の振動予測方法と、乾式接合床の振動予測結果に基づく設計変更方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
30/13 20200101AFI20250901BHJP(計算;計数)
要約
【課題】比較的簡単な方法にて高い精度で振動予測を行うことのできる、乾式接合床の振動予測方法と、乾式接合床の振動予測結果に基づく設計変更方法を提供する。
【解決手段】間隔を置いて併設する複数の梁に対して、床パネルの端部が接合金物により接合されている、乾式接合床の振動予測方法であり、振動予測は、人間の評価と対応する物理的指標を用いた予測であり、以下の式(X)により設定される。
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【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
間隔を置いて併設する複数の梁に対して、床パネルの端部が接合金物により接合されている、乾式接合床の振動予測方法であって、
前記振動予測は、人間の評価と対応する物理的指標を用いた予測であり、以下の式(X)により設定されることを特徴とする、乾式接合床の振動予測方法。
TIFF
2025130163000004.tif
97
169
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
床振動に関する複数の実測値を用いて重回帰分析を実施し、前記a,b,c,d,eを設定することを特徴とする、請求項1に記載の乾式接合床の振動予測方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の乾式接合床の振動予測方法により前記VLTpを特定し、
特定された前記VLTpが、該VLTpに関する基準値を超えている場合に、該基準値を満たすように、前記床パネルの梁間方向の長さを短くする、及び/又は、前記床パネルを支持する梁の断面二次モーメントを大きくする、の設計変更を実施することを特徴とする、乾式接合床の振動予測結果に基づく設計変更方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾式接合床の振動予測方法と、乾式接合床の振動予測結果に基づく設計変更方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、建物用途の多様化に伴い、工業化住宅においてはロングスパンの梁を用いた大空間の実現が望まれており、この実現に向けては、環境振動(特に歩行振動)による振動障害の発生リスクを適切に評価する必要がある。特に居住用途となる建物は、居住者がリラックスする空間であり、近年の社会情勢を背景とした在宅時間の延伸を勘案すると、振動障害にはより一層の注意が必要になる。
【0003】
ところで、工業化住宅においては、施工性の向上を目的として梁と床パネルの接合に乾式接合を用いることがあるが、この乾式接合は湿式接合に比べて、梁と床パネルの固定度が低く、解析的に床振動を評価する方法が確立されていないのが現状である。例えば、相互に併設された2つの梁に対して、平面視矩形の床パネルの対向する一対の端辺(例えば短辺)が載置され、接合金物にて梁と床パネルの端部が接合されていて、他の一対の端辺(例えば長辺)が梁に固定されずにフリーである乾式接合床の床振動の評価方法である。
【0004】
住宅における人の歩行時の床振動の大きさは簡単に予測することができず、予測をするためには、対象の床をコンピュータ内でモデル化し、振動解析を実施することが一般的であるが、簡易な解析モデルでは、床パネルを支持する梁の他に、床パネルを支持する間仕切壁等の内壁や外壁等の影響を考慮することができず、高い精度で床振動を予測することができない。一方、これら内壁等を勘案した詳細なモデル化に基づく振動解析は、モデル化を含む一連の解析に要する時間と労力が多大となり、解析に要するコストも大きくなるといった新たな課題が生じる。
【0005】
以上のことから、乾式接合床の振動予測に関し、時間と労力を要する高精度な振動解析を行うことなく、比較的簡単な方法により高い精度で振動予測を行うことのできる、乾式接合床の振動予測方法が望まれる。
【0006】
ここで、特許文献1には、床振動解析システムが提案されている。この床振動解析システムは、鉄骨造の建物の大梁に囲まれた空間に小梁が配置された梁構造と、梁構造に支持された矩形状の床スラブとを含む、平面視矩形の評価領域において、評価領域に存在する振動評価点の振動を解析する床振動解析システムである。この床振動解析システムは、間仕切り壁が配置された評価領域の振動評価点において、時間変化を伴う加振力が外力として作用したときに、時間変化を伴う振動評価点の上下方向の加速度を算出するものであり、梁構造に作用する評価領域の床スラブの重量から、振動評価点の振動における質量を算出する質量算出部と、梁構造の情報と床スラブの情報とに基づき、評価領域における床の固有振動数を算出し、固有振動数に基づいて、振動評価点の振動におけるばね定数を算出するばね定数算出部と、少なくとも間仕切り壁の情報から、振動評価点の振動における減衰定数を算出する減衰定数算出部と、時間変化を伴う加振力、ばね定数、質量、および減衰定数に基づいて、床スラブおよび梁構造の1自由度系の振動として、時間変化を伴う振動評価点の加速度を算出する加速度算出部とを備えている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
特開2022-158338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載される床振動解析システムによれば、間仕切り壁の影響を考慮した、建物の床振動を解析することができるとしている。しかしながら、床振動を解析するための新たなシステムを構築する必要があり、比較的簡単な方法にて高い精度で振動予測を行うことができるとは言い難い。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、乾式接合床の振動予測に関し、時間と労力を要する高精度な振動解析を行うことなく、比較的簡単な方法にて高い精度で振動予測を行うことのできる、乾式接合床の振動予測方法と、乾式接合床の振動予測結果に基づく設計変更方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成すべく、本発明による乾式接合床の振動予測方法の一態様は、
間隔を置いて併設する複数の梁に対して、床パネルの端部が接合金物により接合されている、乾式接合床の振動予測方法であって、
前記振動予測は、人間の評価と対応する物理的指標を用いた予測であり、以下の式(X)により設定されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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