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公開番号
2025130626
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027934
出願日
2024-02-27
発明の名称
アクアポニックスシステム
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
31/00 20180101AFI20250901BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】植物に塩害が発生するのを抑止すると共に、収穫量や品質の向上を図ることができるアクアポニックスシステムを提供する。
【解決手段】塩分を含む水(飼育水W1)により魚Fが飼育される養殖槽20と、養殖槽20から排出された水を濾過する濾過槽30と、濾過槽30で濾過された水を用いて植物Bを栽培可能であって、栽培期間に応じてグループ分けされた植物Bが配置されると共に、配置される植物Bの前記栽培期間の長さに応じて段階的に塩分濃度が高い水が貯留される複数のベッド部(前半ベッド部11a及び後半ベッド部11b)を有する栽培槽10と、複数のベッド部のうち、後半ベッド部11b(少なくとも1つのベッド部)において、配置された植物Bに対して肥料W3を葉面散布する葉面散布制御を実行可能な肥料散布装置70と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塩分を含む水により魚が飼育される養殖槽と、
前記養殖槽から排出された水を濾過する濾過槽と、
前記濾過槽で濾過された水を用いて植物を栽培可能であって、栽培期間に応じてグループ分けされた前記植物が配置されると共に、配置される前記植物の前記栽培期間の長さに応じて段階的に塩分濃度が高い水が貯留される複数のベッド部を有する栽培槽と、
複数のベッド部のうち、少なくとも1つのベッド部において、配置された前記植物に対して肥料を葉面散布する葉面散布制御を実行可能な肥料散布装置と、
を具備する、
アクアポニックスシステム。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
葉面散布の対象となるベッド部において前記植物の状況を取得する取得部を具備し、
前記肥料散布装置は、
前記取得部の取得結果に応じて前記葉面散布制御を実行可能である、
請求項1に記載のアクアポニックスシステム。
【請求項3】
前記肥料散布装置は、
前記取得部の結果により前記植物が無いと判定した場合に、葉面散布を行わない、
請求項2に記載のアクアポニックスシステム。
【請求項4】
前記肥料散布装置は、
前記取得部の結果により前記植物が無いと判定した場合に、報知を行う報知部を具備する、
請求項2に記載のアクアポニックスシステム。
【請求項5】
前記グループ分けされた前記植物は、所定の期間の経過に応じて、より塩分濃度が高い水が貯留される前記ベッド部に移動され、
前記肥料散布装置は、
前記所定の期間の経過に応じて前記葉面散布制御を実行可能である、
請求項1に記載のアクアポニックスシステム。
【請求項6】
複数の前記ベッド部は、
1つの水槽の内部を仕切る仕切り部によって区画形成され、
前記仕切り部は、
前記1つの水槽の内部の任意の箇所に設置可能である、
請求項5に記載のアクアポニックスシステム。
【請求項7】
前記肥料には、微量元素が含まれる、
請求項1に記載のアクアポニックスシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚の養殖と植物の栽培とを組み合わせたアクアポニックスシステムの技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、魚の養殖と植物の栽培とを組み合わせたアクアポニックスシステムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1に記載のアクアポニックスシステムは、淡水魚を飼育する飼育水槽、植物を栽培する植物容器、及び飼育水槽から植物容器に原水を送るポンプを具備する。前記ポンプにより飼育水槽から植物容器に送られた原水は、植物容器内の濾床で浄化される。これによって淡水魚の排泄物等が分解され、植物の栄養源である硝酸を含む処理水が植物容器で生成される。前記アクアポニックスシステムでは、この硝酸を植物が吸収すると共に、処理水が飼育水槽に戻されることで、淡水魚の養殖及び植物の栽培を同時に行うことができる。
【0004】
特許文献1の飼育水槽では淡水魚が養殖されているが、淡水魚よりも食用として好まれる海水魚を前記飼育水槽で養殖すれば収益性を向上させることができる。この場合、植物に塩害が発生する可能性があるため、例えば植物に供給する水の塩分濃度を段階的に高くし、植物に塩分濃度を慣らすことが考えられる。しかし、塩分濃度が高くなるに従って(つまり、植物に供給する水に対して処理水の割合が増えるに従って)肥料成分の内容に偏りが生じる可能性がある。こうして、肥料成分の内容に偏りが生じると、植物の収穫量や品質が低下する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6548220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、海水魚を飼育する場合に、植物に塩害が発生するのを抑止すると共に、収穫量や品質の向上を図ることができるアクアポニックスシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、塩分を含む水により魚が飼育される養殖槽と、前記養殖槽から排出された水を濾過する濾過槽と、前記濾過槽で濾過された水を用いて植物を栽培可能であって、栽培期間に応じてグループ分けされた前記植物が配置されると共に、配置される前記植物の前記栽培期間の長さに応じて段階的に塩分濃度が高い水が貯留される複数のベッド部を有する栽培槽と、複数のベッド部のうち、少なくとも1つのベッド部において、配置された前記植物に対して肥料を葉面散布する葉面散布制御を実行可能な肥料散布装置と、を具備するものである。
【0009】
請求項2においては、葉面散布の対象となるベッド部において前記植物の状況を取得する取得部を具備し、前記肥料散布装置は、前記取得部の取得結果に応じて前記葉面散布制御を実行可能であるものである。
【0010】
請求項3においては、前記肥料散布装置は、前記取得部の結果により前記植物が無いと判定した場合に、葉面散布を行わないものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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