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公開番号2025130601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027883
出願日2024-02-27
発明の名称出隅材及び壁構造
出願人ケイミュー株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類E04F 19/02 20060101AFI20250901BHJP(建築物)
要約【課題】本発明は、出代を設けて配置することができる出隅材を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の出隅材1は、建築物の2つの壁面21、22が交差して形成される出隅部23に設けられるものである。出隅材1は、2つの壁面21、22のそれぞれに沿うように配置される一対の出隅片11、12を備える。一対の出隅片11、12は、2つの壁面に対向する一対の内側面110、120を有する。一対の内側面110、120のうちの少なくとも一方には空間部13が形成されている。空間部13は、一対の内側面110、120と2つの壁面21、22との間に配置された出代調整材3の一端310が挿入可能に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の2つの壁面が交差して形成される出隅部に設けられる出隅材であって、
前記2つの壁面のそれぞれに沿うように配置される一対の出隅片を備え、
前記一対の出隅片は、前記2つの壁面に対向する一対の内側面を有し、
前記一対の内側面のうちの少なくとも一方には空間部が形成され、
前記空間部は、前記一対の内側面と前記2つの壁面との間に配置された出代調整材が挿入可能に形成されている、
出隅材。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記空間部は、前記一対の出隅片の付け根に形成されている、
請求項1に記載の出隅材。
【請求項3】
前記一対の出隅片の各側面に溝部が形成されている、
請求項1又は2に記載の出隅材。
【請求項4】
前記一対の出隅片が木材からなる、
請求項1又は2に記載の出隅材。
【請求項5】
建築物の壁下地の壁面に化粧面材が設けられ、2つの前記壁面が交差する出隅部に請求項1又は2に記載の出隅材が設けられた壁構造であって、
前記出隅材の前記一対の内側面のうちの一方の内側面と、この一方の内側面と対向する壁面との間に出代調整材が設けられ、
前記一対の内側面のうちの他方の内側面と、この他方の内側面と対向する壁面との間に他の出代調整材が設けられ、
2つの前記出代調整材のうちの一方の出代調整材の一端は、前記空間部に挿入され、
前記一対の出隅片は、前記出隅部の前記2つの壁面のそれぞれに沿うように配置され、前記出隅材は前記出隅部に固定手段により固定され、
前記化粧面材は、その端縁が前記一対の出隅片の側面に対向して配置され、かつ、前記壁下地に固定手段により固定される、
壁構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、出隅材及び壁構造に関し、より詳細には、建築物の出隅部に取り付けられる出隅材及び壁構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、壁装用コーナー材および壁の角部の内装構造が記載されている。この壁装用コーナー材は、壁の角部縁面に添設される取付部と、壁の角部から張り出される定規部が一体成形されたものであって、前記定規部には内側に向かってくぼんだ凹状の溝部が形成され、前記定規部の頭頂面は面取り形状に形成されていることを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-20096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような壁装用コーナー材では、取付部が壁の角部縁面に直接添設されて配置されるため、壁の角部縁面から離れた状態、すなわち壁の角部縁面から出代を設けて壁装用コーナー材を配置することが難しかった。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、出代を設けて配置することができる出隅材及び壁構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る出隅材は、建築物の2つの壁面が交差して形成される出隅部に設けられる。前期出隅材は、前記2つの壁面のそれぞれに沿うように配置される一対の出隅片を備える。前記一対の出隅片は、前記2つの壁面に対向する一対の内側面を有する。前記一対の内側面のうちの少なくとも一方には空間部が形成されている。前記空間部は、前記一対の内側面と前記2つの壁面との間に配置された出代調整材が挿入可能に形成されている。
【0007】
本発明に係る壁構造は、建築物の壁下地の壁面に化粧面材が設けられ、前記壁下地の2つの壁面が交差する出隅部に前記出隅材が設けられる。前記壁構造は、前記出隅材の前記一対の内側面のうちの一方の内側面と、この一方の内側面と対向する壁面との間に出代調整材が設けられる。また前記壁構造は、前記一対の内側面のうちの他方の内側面と、この他方の内側面と対向する壁面との間に他の出代調整材が設けられる。2つの前記出代調整材のうちの一方の出代調整材の一端は、前記空間部に挿入される。前記一対の出隅片は、前記出隅部の前記2つの壁面のそれぞれに沿うように配置され、前記出隅材は前記出隅部に固定手段により固定される。前記化粧面材は、その一端縁が前記一対の出隅片の側面に対向して配置され、かつ、前記壁下地に固定手段により固定される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、出代調整材が出隅材の一対の内側面と2つの壁面との間に介在するため、出隅材は出代調整材により出代を設けて配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る壁構造を示す横断面図である。
図2は、同上の斜視図である。
図3は、同上の出隅材を示す一部の斜視図である。
図4は、同上の化粧面材を示す斜視図である。
図5A~Dは、同上の施工工程を示す横断面図である。
図6A、Bは、同上の巾木を示す一部の斜視図である。
図7A、Bは、同上の壁構造を示す縦断面図である。
図8A、Bは、同上の壁構造を示す縦断面図である。
図9A、Bは、同上の見切り材を示す一部の斜視図である。
図10A、B及びCは、同上の壁構造を示す断面図である。
図11A~Dは、同上の施工工程を示す横断面図である。
図12A、Bは、同上の壁構造を示す縦断面図である。
図13A、Bは、同上の壁構造を示す縦断面図である。
図14A、B及びCは、同上の壁構造を示す断面図である。
図15A、Bは、同上の出隅材の変形例1を示す断面図である。
図16A、B及びCは、同上の出隅材の変形例2を示す断面図である。
図17A、Bは、同上の出隅材の変形例3を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施形態)
以下、本発明の一実施形態における出隅材及び壁構造について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態において説明する図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚みそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、下記の実施形態及び変形例は、本発明の様々な実施形態の一部に過ぎない。また、下記の実施形態及び変形例は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、変形例の構成を適宜組み合わせることも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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