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公開番号2025132885
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030750
出願日2024-02-29
発明の名称電力変換装置
出願人Astemo株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類H02M 3/28 20060101AFI20250903BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コモンモードノイズを低減できる。
【解決手段】電力変換装置は、ブリッジ方式のDCDCコンバータである第1コンバータおよび第2コンバータを備え、第1コンバータは、第1スイッチング回路および第1トランスを含み、第2コンバータは、第2スイッチング回路および第2トランスを含み、第1コンバータおよび第2コンバータは並列または直列に接続され、第1トランスと第2トランスは、単一のコアで結合された統合トランスで構成され、第1トランスの極性と、第2トランスの極性とは、互いに逆向きである。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
ブリッジ方式のDCDCコンバータである第1コンバータおよび第2コンバータを備える電力変換装置であって、
前記第1コンバータは、第1スイッチング回路および第1トランスを含み、
前記第2コンバータは、第2スイッチング回路および第2トランスを含み、
前記第1コンバータおよび前記第2コンバータは並列または直列に接続され、
前記第1トランスと前記第2トランスは、単一のコアで結合された統合トランスで構成され、
前記第1トランスの極性と、前記第2トランスの極性とは、互いに逆向きである、電力変換装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記第1コンバータの巻線方向と、前記第2コンバータの巻線方向とが逆巻方向である、電力変換装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電力変換装置であって、
前記単一のコアに対する前記第1トランスの巻線方向と、前記単一のコアに対する前記第2トランスの巻線方向とが同一方向であり、
前記第1トランスの両端に対する前記第1スイッチング回路の接続と、前記第2トランスの両端に対する前記第2スイッチング回路の接続とが逆である、電力変換装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電力変換装置であって、
前記第1コンバータのスイッチング回路および前記第2コンバータのスイッチング回路は、オンとオフが逆極性となるように相補的にスイッチングする、電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電力変換装置には、高効率、小型、低発熱、低ノイズなどの様々な要求がされている。特許文献1には、複数のスイッチング素子から成るスイッチ回路と、第1のリアクトルと第2のリアクトルと共振コンデンサの直列回路からなる第1の共振回路と、前記第1のリアクトルと前記共振コンデンサと整流平滑回路からなる第2の共振回路と、前記スイッチ回路はトランスの一次巻線に接続され、前記第1の共振回路と前記第2の共振回路は前記トランスの二次巻線に接続され、入力された第1の直流電圧を前記スイッチ回路で交流に変換し、前記トランスの二次巻線に発生した電圧を整流平滑して第2の直流電圧を出力することを特徴とする共振型DC-DCコンバータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-006847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている発明では、ノイズ低減について検討の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様による電力変換装置は、ブリッジ方式のDCDCコンバータである第1コンバータおよび第2コンバータを備える電力変換装置であって、前記第1コンバータは、第1スイッチング回路および第1トランスを含み、前記第2コンバータは、第2スイッチング回路および第2トランスを含み、前記第1コンバータおよび前記第2コンバータは並列または直列に接続され、前記第1トランスと前記第2トランスは、単一のコアで結合された統合トランスで構成され、前記第1トランスの極性と、前記第2トランスの極性とは、互いに逆向きである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、コモンモードノイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電力変換装置の回路図
第1コンバータおよび第2コンバータにおける電圧および電流の時系列変化を示す図
統合トランスの第1の例を示す図
統合トランスの第2の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
―第1の実施の形態―
以下、図1~図4を参照して、電力変換装置の第1の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、電力変換装置1の回路図である。電力変換装置1は、第1コンバータ10と第2コンバータ20の2系統からなる統合トランス方式DC/DCコンバータであり、外周をケース4で囲っている。電力変換装置1は、図示左側の高電圧バッテリVHと、図示右側の低電圧バッテリVLとの間で電力を相互に変換する。第1コンバータ10は、1次側DC/ACコンバータである1次側第1回路11と、1次側と2次側とを磁気結合する第1トランス13と、2次側AC/DCコンバータである2次側第1コンバータ12と、を備える。第2コンバータ20は、1次側DC/ACコンバータである1次側第2回路21と、1次側と2次側とを磁気結合する第2トランス23と、2次側AC/DCコンバータである2次側第2コンバータ22と、を備える。
【0010】
1次側第1回路11および1次側第2回路21は、半導体スイッチを用いたハーフブリッジ回路もしくはフルブリッジ回路などで構成される。2次側第1コンバータ12および2次側第2コンバータ22は、半導体スイッチを用いたハーフブリッジ回路もしくはフルブリッジ回路や、ダイオードを用いた半波整流回路もしくは全波整流回路などで構成される。図1に示す1次側第1回路11は、半導体スイッチ15~18を備えるフルブリッジ回路である。図1に示す1次側第2回路21は、半導体スイッチ25~28を備えるフルブリッジ回路である。
(【0011】以降は省略されています)

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