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公開番号2025134547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032525
出願日2024-03-04
発明の名称差動回路及び発振器
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H03K 3/0231 20060101AFI20250909BHJP(基本電子回路)
要約【課題】本開示は、クロスカップル回路を追加することによる発振周波数の線形性の悪化を改善することができる差動回路を提供することを目的とする。
【解決手段】差動回路は、差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力に接続されたクロスカップル回路と、前記差動増幅回路のゲインに応じた電流を前記クロスカップル回路に供給する電流源と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
差動増幅回路と、
前記差動増幅回路の出力に接続されたクロスカップル回路と、
前記差動増幅回路のゲインに応じた電流を前記クロスカップル回路に供給する電流源と、
を備える、差動回路。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記差動増幅回路は、
第2主端子が共通接続された第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
第1主端子が前記第1のトランジスタの第1主端子に接続され、第2主端子が基準電位に接続された第3のトランジスタと、
第1主端子が前記第2のトランジスタの第1主端子に接続され、第2主端子が前記基準電位に接続された第4のトランジスタと、を有する、
請求項1に記載の差動回路。
【請求項3】
前記クロスカップル回路は、
第1主端子が前記第1のトランジスタの第1主端子に接続され、制御端子が前記第2のトランジスタの第1主端子に接続された第5のトランジスタと、
第1主端子が前記第2のトランジスタの第1主端子に接続され、制御端子が前記第1のトランジスタの第1主端子に接続された第6のトランジスタと、を有する、
請求項2に記載の差動回路。
【請求項4】
前記電流源は、第1主端子が前記第5のトランジスタ及び前記第6のトランジスタの共通接続された第2主端子に接続され、第2主端子が前記基準電位に接続された第7のトランジスタを有する、
請求項3に記載の差動回路。
【請求項5】
前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、及び前記第7のトランジスタの制御端子には、共通のバイアス電圧が印加される、
請求項4に記載の差動回路。
【請求項6】
第1主端子及び制御端子が参照電流源に接続され、第2主端子が前記基準電位に接続された第8のトランジスタを更に備え、
前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタ、及び前記第7のトランジスタは、制御端子が前記第8のトランジスタの制御端子に共通接続される、
請求項5に記載の差動回路。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の差動回路をリング状に接続した、
発振器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、差動回路及び発振器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には「低速パスにはトランジスタQ11及びQ12からなるクロスカップル差動対32が付加され、これが発振器のより広い同調範囲を実現する」と記載されている。
【0003】
特許文献2には「差動遅延素子の差動出力対から出力される差動信号の位相が同様となる誤発振状態となると、クロスカップル回路20を活性化し、差動遅延素子の差動出力対の不安定状態をポジティブフィードバックすることで、正常発振状態に戻す」と記載されている。
【0004】
特許文献3には「第1の電圧制御発振回路VCO1は、コレクタおよびベースを交差接続した1対のトランジスタ11および12を具え、これらトランジスタのコレクタ間にコンデンサ13およびコイル14、15を具えるLC共振回路を接続したものである」と記載されている。
【0005】
特許文献4には「クロスカップル回路14は、LCタンク11に接続された一対のトランジスタ14a,14bをクロスカップルした構成を有する」と記載されている。
【0006】
特許文献5には「CDR回路15の一部として形成可能な回路100は同相タンク112および直交相タンク114を有するVCO110を備え、VCO110にバングバング回路120を接続することにより、VCO110の周波数を制御可能にする。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-217544号公報
特開2008-205779号公報
特開2002-208819号公報
特開2018-207262号公報
米国特許出願公開第2009/0208226号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来、発振器に用いられる差動回路において、差動増幅回路の出力にクロスカップル回路を追加する技術が知られている。これにより、制御電圧が小さくゲインが小さい間はクロスカップル回路が支配的となって差動出力電圧を大きくすることで発振器を止まることなく発振させ、制御電圧が大きくゲインが大きくなると差動増幅回路が支配的となって差動出力電圧を大きくすることで発振器を発振させ続けることができる。
【0009】
しかしながら、差動増幅回路が支配的になりつつある制御電圧下、すなわち、差動出力電圧を大きくする支配的な回路がクロスカップル回路から差動増幅回路へ切り替わる途中の領域においては、発振周波数が線形に変化しないという問題があった。
【0010】
そこで、本開示は、クロスカップル回路を追加することによる発振周波数の線形性の悪化を改善することができる差動回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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