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公開番号2025135302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033072
出願日2024-03-05
発明の名称空気調和装置
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 13/22 20060101AFI20250910BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】除湿機能と空気清浄機能とを備えた空気調和装置において、除湿によって生じた水を排出するための開口を要因とした空気清浄効率の低下を抑制する。
【解決手段】空気調和装置は、筐体の底部40に形成された筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、除湿手段によって生じた水を当該開口によって筐体の内部から外部へ排出するための開口部41と、開口部41の開口の開度を変更可能な開閉部材45と、を備える。開閉部材45は、筐体内の気圧が第一の負圧よりも低い第二の負圧になる第二運転モードの際における開口部41の開口の開度が筐体内の気圧が第一の負圧になる第一運転モードの際における開口部41の開口の開度よりも小さくなるように構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記吸込口から取り込まれた空気を清浄化する空気清浄手段と、
前記吸込口から取り込まれた空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、
前記送風手段を制御する制御手段と、
前記筐体の底部に形成された前記筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、前記除湿手段によって生じた水を当該開口によって前記筐体の内部から外部へ排出するための開口部と、
前記開口部の前記開口の開度を変更可能な開閉手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記筐体内の気圧が前記筐体外の気圧よりも低い第一の負圧になるように前記送風手段を制御する第一制御と、前記筐体内の気圧が前記第一の負圧よりも低い第二の負圧になるように前記送風手段を制御する第二制御と、を実行可能であり、
前記開閉手段は、前記第二制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度が前記第一制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記除湿手段は、前記第一制御の実行時に除湿を行い、前記第二制御の実行時には除湿を行わないことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
【請求項3】
前記筐体の内部には、前記送風手段が発生させた気流が前記空気清浄手段を通過して前記除湿手段に至るメイン風路と、前記送風手段が発生させた気流が前記空気清浄手段を通過せずに前記除湿手段に至るバイパス風路と、が形成され、
前記バイパス風路を流れる空気の流量を変更する流量変更手段を更に備え、
前記第二制御の実行時における前記バイパス風路を流れる空気の流量は、前記第一制御の実行時における前記バイパス風路を流れる空気の流量よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
【請求項4】
吸込口と吹出口とが形成された筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、
前記吸込口から取り込まれた空気を清浄化する空気清浄手段と、
前記吸込口から取り込まれた空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、
前記筐体の内部に形成され、前記送風手段が発生させた気流が前記空気清浄手段を通過して前記除湿手段に至るメイン風路と、
前記筐体の内部に形成され、前記送風手段が発生させた気流が前記空気清浄手段を通過せずに前記除湿手段に至るバイパス風路と、
前記バイパス風路を流れる空気の流量を変更する流量変更手段と、
前記流量変更手段を制御する制御手段と、
前記筐体の底部に形成された前記筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、前記除湿手段によって生じた水を当該開口によって前記筐体の内部から外部へ排出するための開口部と、
前記開口部の前記開口の開度を変更可能な開閉手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記メイン風路と前記バイパス風路とに空気を流すように前記流量変更手段を制御する第一制御と、前記バイパス風路を流れる空気の流量が前記第一制御の実行時における前記バイパス風路を流れる空気の流量よりも小さくなるように前記流量変更手段を制御する第二制御と、を実行可能であり、
前記開閉手段は、前記第二制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度が前記第一制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする空気調和装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和装置に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
除湿機能を備えた空気調和装置においては、除湿によって生じた水を排出するための開口を設けることが望ましい。一方で、空気清浄機能を備える空気調和装置においては、吸込口以外の隙間等からの空気の流入は、空気清浄効率の低下につながる。除湿機能と空気清浄機能との両方を備えた空気調和装置においては、除湿によって生じた水を排出するための開口からの空気の流入を抑制することが望ましい。
【0003】
水を外部に排出する技術として、下記特許文献1には、ダクトの水抜き構造が開示されている。特許文献1に記載の水抜き構造は、ダクト部分の下面に水溜め部および水抜き穴を設け、自重で水抜き穴を塞ぎ且つ比重を水より軽くした空気栓を備える、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-132232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術においては、所定の水位まで水が溜まらないと排水をすることができず、水を溜めるための広い空間が必要となる。また、特許文献1に記載の技術は、浸水が好ましくない部品の近傍においては適用が難しい。このように、特許文献1に記載の技術は、空気調和装置に適用することが難しい。
【0006】
本開示は、上述のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、除湿機能と空気清浄機能とを備えた空気調和装置において、除湿によって生じた水を排出するための開口を要因とした空気清浄効率の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る空気調和装置は、吸込口と吹出口とが形成された筐体と、前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、前記吸込口から取り込まれた空気を清浄化する空気清浄手段と、前記吸込口から取り込まれた空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、前記送風手段を制御する制御手段と、前記筐体の底部に形成された前記筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、前記除湿手段によって生じた水を当該開口によって前記筐体の内部から外部へ排出するための開口部と、前記開口部の前記開口の開度を変更可能な開閉手段と、を備える。前記制御手段は、前記筐体内の気圧が前記筐体外の気圧よりも低い第一の負圧になるように前記送風手段を制御する第一制御と、前記筐体内の気圧が前記第一の負圧よりも低い第二の負圧になるように前記送風手段を制御する第二制御と、を実行可能である。前記開閉手段は、前記第二制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度が前記第一制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度よりも小さくなるように構成されている。
また、本開示に係る空気調和装置は、吸込口と吹出口とが形成された筐体と、前記吸込口から前記吹出口へ至る気流を発生させる送風手段と、前記吸込口から取り込まれた空気を清浄化する空気清浄手段と、前記吸込口から取り込まれた空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、前記筐体の内部に形成され、前記送風手段が発生させた気流が前記空気清浄手段を通過して前記除湿手段に至るメイン風路と、前記筐体の内部に形成され、前記送風手段が発生させた気流が前記空気清浄手段を通過せずに前記除湿手段に至るバイパス風路と、前記バイパス風路を流れる空気の流量を変更する流量変更手段と、前記流量変更手段を制御する制御手段と、前記筐体の底部に形成された前記筐体の内部と外部とを連通させる開口を有し、前記除湿手段によって生じた水を当該開口によって前記筐体の内部から外部へ排出するための開口部と、前記開口部の前記開口の開度を変更可能な開閉手段と、を備える。前記制御手段は、前記メイン風路と前記バイパス風路とに空気を流すように前記流量変更手段を制御する第一制御と、前記バイパス風路を流れる空気の流量が前記第一制御の実行時における前記バイパス風路を流れる空気の流量よりも小さくなるように前記流量変更手段を制御する第二制御と、を実行可能である。前記開閉手段は、前記第二制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度が前記第一制御の実行時における前記開口部の前記開口の開度よりも小さくなるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、除湿機能と空気清浄機能とを備えた空気調和装置において、除湿によって生じた水を排出するための開口を要因とした空気清浄効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1の空気調和装置を正面側から見た斜視図である
実施の形態1の空気調和装置を背面側から見た斜視図である。
実施の形態1の空気調和装置の分解斜視図である。
図1に示したA-A線における垂直方向断面図である。
図1に示したB-B線における水平方向断面図である。
実施の形態1の空気調和装置の筐体を外した状態の斜視図である。
実施の形態1の空気調和装置の筐体の底部を底面側から見た斜視図である。
実施の形態1の空気調和装置の開口部周辺の断面図である。
実施の形態1の開閉部材の斜視図である。
実施の形態1の開閉部材が開口部の開口を塞いだ状態を示す断面図である。
実施の形態1の第一吸込口および第二吸込口から空気を吸い込む流路を示す断面図である。
実施の形態1の開閉部材の第1変形例を示す断面図である。
実施の形態1の開閉部材の第1変形例を示す断面図である。
実施の形態1の開閉部材の第2変形例を示す断面図である。
実施の形態1の開閉部材の第2変形例を示す上面図である。
実施の形態1の開口部の他の構成例を示す断面図である。
実施の形態1の開口部の他の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。なお、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示による技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、以下の実施の形態によって開示される構成は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略または変更することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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